古野慧(ふるの・さとし)|経歴・W杯の成績・2026-27シーズンの予定

SKI CROSS

古野慧(ふるの・さとし) フリースタイルスキー・スキークロス

古野慧は、新潟県長岡市出身のフリースタイルスキー男子スキークロスの選手です。2026年ミラノ・コルティナ五輪では、日本の選手として初めてスキークロスの決勝に進み、4位に入りました。メダルまでの差は0.08秒でした。

プロフィール

項目 内容
生年月日 1999年6月11日
出身 新潟県長岡市
出身校 長岡市立青葉台小学校、関根学園高校、慶應義塾大学
所属 U-NEXT HOLDINGS(長岡で暮らしながら首都圏の会社で働く「NAGAOKA WORKER」の一期生)
身長 173センチ
種目 フリースタイルスキー 男子スキークロス
五輪 2022年北京・2026年ミラノ・コルティナの2大会に出場(2026年は4位)

これまでの歩み

古野慧は、新潟県長岡市出身の男子スキークロスの選手です。スキークロスは、4人ほどが同時にスタートし、こぶやカーブ、ジャンプのあるコースで先着を争う勝ち抜き戦です。

小学1年生のころから、夏は自転車のBMX、冬はアルペンスキーに取り組みました。BMXでは世界選手権で入賞し、アルペンスキーではインターハイで入賞しています。スキークロスに出会ったのは小学4年生のときです。

関根学園高校の1年生から海外のレースに出るようになり、翌年には日本のナショナルチームに入りました。W杯には2019年12月、フランスのバルトランスで初めて出場しました。高校のあとは慶應義塾大学に進み、大学を卒業してからも競技を続けています。

武器はスタートです。元選手で、いまはコーチをつとめる兄の哲也さんと、自宅の庭などに鉄パイプでスタート台を組んで練習を重ねてきました。いまはU-NEXT HOLDINGSの社員として、長岡で暮らしながら完全リモートで働き、競技と仕事を両立しています。

これまでの主な成績

シーズン・大会 主な成績
2019-20 12月 バルトランス(フランス)でW杯初出場
2022年北京五輪 男子スキークロス 1回戦で敗退(スタート直後に転倒)
2023年世界選手権(バクリアニ) 男子スキークロス 9位
2023-24 12月 アローザ(スイス)のW杯で9位、2月 バクリアニ(ジョージア)のW杯で8位
2024-25 12月 アローザのW杯で14位
2025-26 2月 コパオニク(セルビア)のW杯で8位、3月29日 イェリバレ(スウェーデン)のW杯で7位。W杯の年間順位25位(224点)
2026年ミラノ・コルティナ五輪 男子スキークロス 4位(日本人で初めて決勝に進出)

W杯での自己ベストは、2026年3月29日のイェリバレ大会の7位です。W杯の表彰台はまだありません。

2025-26シーズンのふり返り

シーズンの開幕は、12月のフランス・バルトランスでした。初戦は準々決勝で敗れて15位でした。12月から1月にかけては、10位台の順位と、予選や1回戦での敗退が続きました。

それでも、2024-25シーズンから世界選手権などで結果を積み重ねてきたことが認められ、2大会続けての五輪代表に選ばれました。地元の長岡市では、2026年1月に家族と長岡スキー協会が市長を訪ね、五輪出場を報告しています。

ミラノ・コルティナ五輪で4位

男子スキークロスは2月21日、イタリア北部のリビーニョで行われました。古野は、組み合わせを決めるタイムレース(シーディング)で1分7秒12を出し、全体の2位に入りました。周りを驚かせる好タイムでした。

4人で争う本戦では、1回戦と準々決勝をどちらも1着で勝ち上がりました。1回戦では、日本の小林竜登と同じ組でした。準決勝は、スイスのアレックス・フィーバに続く2着に入り、決勝へ進みました。日本の選手が五輪のスキークロスで決勝に進んだのは、これが初めてです。

決勝は4位でした。3位との差は0.08秒で、日本勢で初めてのメダルまであと一歩でした。金メダルはイタリアのシモーネ・デロメディス、銀メダルはイタリアのフェデリコ・トマゾーニ、銅メダルはフィーバでした。

古野は決勝のあと、体の大きな選手たちのパワーを感じたと話しました。そのうえで、体格の差をどう埋めるかをいつも考えてきたこと、もどかしさが工夫する力になっていることを語っています。北京五輪では、スタートの直後に転んで1回戦で敗れていました。その悔しさを、4年後の大舞台で晴らしました。

五輪のあとのW杯

五輪のあとも好調は続きました。2月28日のセルビア・コパオニクで8位、シーズン最後の3月29日のスウェーデン・イェリバレでは7位に入りました。7位はW杯での自己ベストです。W杯の年間順位は25位(224点)で、日本の男子では1番手でした。

スキークロスの見方

スキークロスは、まず1人ずつ滑ってタイムを計るシーディングを行います。このタイムの順に、4人ずつの組み合わせが決まります。本戦では4人が同時にスタートし、各組の上位2人が次の回に進みます。準決勝の上位2人ずつ、合わせて4人が決勝(ビッグファイナル)で1位から4位を争います。

コースには、こぶ、大きなカーブ、ジャンプが続きます。抜くことの難しい区間が多いため、スタートで前に出ることがとても大切です。古野は五輪で、シーディング2位のタイムと、スタートからの先行逃げ切りで勝ち上がりました。

日本の男子では、長く日本を引っぱってきた須貝龍が五輪で22位、小林竜登が30位でした。古野は日本の次のエースと呼ばれる存在です。

2026-27シーズンの予定と見どころ

FISのカレンダーでは、今季の男子スキークロスのW杯は次の10か所で行われます。日付は、練習や予選の日を含む開催地の日付です。

日程(現地) 開催地
2026年12月8日〜11日 バルトランス(フランス)
12月14日〜15日 アローザ・レンツァーハイデ(スイス)
12月18日〜20日 ドライ・ツィンネン・ドロミテン(イタリア)
2027年1月14日〜17日 ライテラルム(オーストリア)
1月20日〜23日 バル・ディ・ファッサ(イタリア)
1月28日〜31日 ベゾナ(スイス)
2月4日〜7日 ビェラシュニツァ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
2月24日〜27日 コパオニク(セルビア)
3月3日〜6日 イェリバレ(スウェーデン)
3月18日〜21日 クレイグリース(カナダ)

シーズンの大きな山場は、オーストリアのモンタフォンで開かれる世界選手権です。男子スキークロスは3月12日に予選、3月13日に決勝があり、14日には国ごとのチームで戦う団体戦も予定されています。

見どころは、W杯での初めての表彰台です。五輪では、シーディングで2位に入るスタートの速さと、レースの先頭を守る力を見せました。前のシーズンの最後に7位、8位と結果を出したコパオニクやイェリバレでも、上位を争えるかに注目です。世界選手権では、2023年の9位を上回る成績がねらいです。

よくある質問

古野慧の五輪の成績は?

2026年ミラノ・コルティナ五輪の男子スキークロスで4位でした。日本の選手として初めて五輪の決勝に進み、3位との差は0.08秒でした。2022年北京五輪は1回戦で敗れています。

出身はどこですか?

新潟県長岡市です。関根学園高校から慶應義塾大学に進みました。

スキークロスを始める前は何をしていましたか?

小学1年生のころから、夏は自転車のBMX、冬はアルペンスキーに取り組んでいました。BMXでは世界選手権で入賞しています。スキークロスを始めたのは小学4年生のときです。

名前の読み方は?

「ふるの・さとし」と読みます。所属はU-NEXT HOLDINGSで、W杯の結果にはU-NEXT Holdings SCのクラブ名で載っています。

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出典

競技の情報の確認日:2026-10-16・大会の情報の確認日:2026-10-18。日程は開催地の日付です。変更があるため、出かける前・見る前に公式の案内をご確認ください。

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