戸塚優斗は、2026年ミラノ・コルティナ五輪のスノーボード男子ハーフパイプで金メダルを取った選手です。16歳でW杯に初優勝し、2021年には世界選手権も制しました。昨季はW杯でもハーフパイプの年間1位になっています。
プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 戸塚優斗(とつか・ゆうと) |
| 生年月日 | 2001年9月27日 |
| 出身 | 神奈川県横浜市 |
| 所属 | ヨネックス |
| 種目 | スノーボード・ハーフパイプ |
| 主な実績 | 2026年ミラノ・コルティナ五輪 金メダル、2021年世界選手権 優勝 |
戸塚優斗は、男子ハーフパイプで世界のトップを走り続けてきた選手です。2歳ごろにスノーボードを始め、小学校の低学年でハーフパイプに出会いました。小学5年生で日本スノーボード協会のプロ資格を取っています。高校は光明学園相模原高校、大学は日本体育大学に進み、2026年3月に卒業しました。
これまでの歩み
16歳でW杯デビュー、いきなり優勝
2016-17シーズンに全日本選手権のハーフパイプで初めて優勝しました。翌2017-18シーズンにW杯(ワールドカップ)へ初めて出場すると、ニュージーランドでの初戦でいきなり優勝しました。このシーズンはハーフパイプの年間1位になり、2018-19シーズンも2勝して2年続けて年間1位になりました。
平昌五輪の大けが
16歳で出た2018年の平昌五輪では、決勝の2本目に転倒し、パイプのふちに体を強く打ちました。担架で運ばれ、そのまま競技を終えています(順位は11位)。高さのある技に挑んだ末のけがで、ここから立ち直れるかが注目されました。
世界一への階段
その後も世界の大きな大会で結果を残します。2019年の世界選手権(アメリカ・ユタ)で銀メダル、2020年にはバートンUSオープンで優勝しました。2021年は、Xゲームズ(アメリカ・アスペン)のスーパーパイプで初優勝し、同じアスペンで開かれた世界選手権でも96.25点を出して優勝しました。
しかし、2022年の北京五輪は決勝で69.75点の10位に終わりました。同じ大会で平野歩夢が金メダルを取り、日本の男子ハーフパイプの層の厚さを示した大会でもありました。戸塚はその悔しさを胸に、次の4年間を過ごします。2025年の世界選手権(スイス・エンガディン)では銅メダルを取りました。
主な成績
五輪・世界選手権
| 年 | 大会 | 成績 |
|---|---|---|
| 2018年 | 平昌五輪 | 11位(決勝で転倒) |
| 2019年 | 世界選手権(ユタ) | 銀メダル |
| 2021年 | 世界選手権(アスペン) | 金メダル |
| 2022年 | 北京五輪 | 10位 |
| 2025年 | 世界選手権(エンガディン) | 銅メダル |
| 2026年 | ミラノ・コルティナ五輪 | 金メダル(95.00点) |
W杯(ワールドカップ)
W杯のハーフパイプでは、2017-18シーズンと2018-19シーズンに年間1位になりました。国際スキー・スノーボード連盟(FIS)の記録では、ここ3シーズンの勝利と表彰台は次のとおりです。
| シーズン | 優勝 | 表彰台 | 年間順位など |
|---|---|---|---|
| 2023-24 | 1回 | 2回 | — |
| 2024-25 | 1回 | 3回 | — |
| 2025-26 | 3回 | 5回 | ハーフパイプ1位、パーク&パイプ総合1位 |
昨季2025-26シーズンは、五輪の金メダルのあとも勢いが止まりませんでした。3月に札幌で開かれたW杯で優勝し、3月28日の最終戦(スイス・シルバプラナ)も勝って、ハーフパイプの年間1位を決めました。ハーフパイプ・スロープスタイル・ビッグエアを合わせた「パーク&パイプ」の総合順位でも1位です。
Xゲームズ
アメリカ・アスペンのXゲームズのスーパーパイプでは、2019年と2020年に2年続けて2位になり、2021年に優勝しました。Xゲームズは、五輪と並ぶほど注目されるプロの大会です。
2026年ミラノ・コルティナ五輪
男子ハーフパイプの決勝は、2026年2月13日にイタリアのリビーニョで行われました。1本目、戸塚は91.00点で2位につけます。トップは92.00点を出した19歳の山田琉聖でした。
勝負を決めたのは2本目です。報道によると、トリプルコーク1440を2本、スイッチバックサイド1080、バックサイドダブルコーク1260と、大技を続けて決めました。得点は95.00点で、一気にトップに立ちました。オーストラリアのスコッティ・ジェームズが93.50点で続きましたが、届きませんでした。戸塚はそのまま逃げ切り、金メダルを手にしました。
| 順位 | 選手 | 得点 |
|---|---|---|
| 1位 | 戸塚優斗(日本) | 95.00点 |
| 2位 | スコッティ・ジェームズ(オーストラリア) | 93.50点 |
| 3位 | 山田琉聖(日本) | 92.00点 |
| 4位 | 平野流佳(日本) | 91.00点 |
| 7位 | 平野歩夢(日本) | 86.50点 |
日本の男子ハーフパイプは、北京五輪の平野歩夢に続いて2大会続けての金メダルです。平昌での大けが、北京での10位を乗りこえての優勝に、表彰台では涙を流しました。この活躍で、2026年に紫綬褒章を受け、4月には全日本スキー連盟の年間表彰で最優秀選手賞に選ばれています。
2026-27シーズンの予定と見どころ
全日本スキー連盟(SAJ)は、今季も戸塚をいちばん上のSランクの強化選手に選んでいます。同じSランクには山田琉聖と平野歩夢がいて、国内の争いがそのまま世界一を争う戦いになります。
今季のW杯のハーフパイプは、FISのカレンダーでは次の6か所です。日付は開催地の日付です。
| 日程(現地) | 開催地 | 国 |
|---|---|---|
| 2026年12月9日〜11日 | 崇礼(シークレットガーデン) | 中国 |
| 12月17日〜19日 | コッパーマウンテン | アメリカ |
| 2027年1月13日〜16日 | ラークス | スイス |
| 2月17日〜18日 | カルガリー | カナダ |
| 2月25日〜28日 | アスペン | アメリカ |
| 4月1日〜4日 | シルバプラナ | スイス |
いちばんの山場は、2027年3月6日から21日にオーストリアのモンタフォンで開かれる世界選手権です。戸塚は2021年に世界選手権を制していて、今回勝てば2度目の世界一になります。五輪の金メダリストとして迎えるシーズンに、W杯の年間1位を続けて守れるかも見どころです。どの大会に出るかは、大会ごとのエントリーで決まります。
得意な技・滑りの特徴
戸塚の強みは、大きな技を1本の中にいくつも入れて、最後まで崩れずにつなげることです。五輪の決勝では、斜めに体をかたむけて縦に3回、横に4回分回る「トリプルコーク1440」を2本入れました。海外の報道では、後ろ向きの姿勢から回り始める「キャブ・トリプルコーク1440」が、この1本の中心だったと伝えられています。
同じ1本には「スイッチバックサイド1080」も入っていました。「スイッチ」は、ふだんと逆の足を前にして滑る姿勢のことで、利き足と逆なので難しくなります。ハーフパイプの採点では、技の難しさだけでなく、高さ、技の種類の多さ、つなぎの流れも見られます。回り方や姿勢の違う大技をそろえて、最後まで決めきったことが、95.00点につながりました。
よくある質問
戸塚優斗はどこの所属ですか?
ヨネックスに所属しています。FIS(国際スキー・スノーボード連盟)の登録にもヨネックスの名前が出ています。
五輪には何回出ていますか?
2018年平昌、2022年北京、2026年ミラノ・コルティナの3大会です。順位は11位、10位、そして金メダルでした。
今季はどの大会に注目すればいいですか?
12月の崇礼とコッパーマウンテンでW杯が始まります。3月のモンタフォンの世界選手権が、今季いちばん大きな大会です。
ほかの日本の選手
相原史郎・堀島行真・伊藤有希・葛西優奈・小林陵侑・丸山希・三木つばき・宮田将吾・森重航・村岡桃佳・村瀬心椛・中村直幹・二階堂蓮・小栗大地・新濱立也・高梨沙羅・山本涼太・吉田雪乃・フォルティウス・ロコ・ソラーレ・SC軽井沢クラブ
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出典
- FIS 選手プロフィール Yuto TOTSUKA
- 戸塚優斗(ウィキペディア)
- Yūto Totsuka(Wikipedia 英語版)
- 戸塚優斗「金」、山田琉聖は銅 スノーボード・13日(デイリースポーツ)
- 男子ハーフパイプの結果(日刊ゲンダイ)
- 戸塚優斗が金、日本勢メダル4個(秋田魁新報・共同)
- 全日本スキー連盟 SAJ強化指定選手 2026/2027 スノーボード・ハーフパイプ
- FIS カレンダーと結果(スノーボード 2026-27)
競技の情報の確認日:2026-10-16・大会の情報の確認日:2026-10-17。日程は開催地の日付です。変更があるため、出かける前・見る前に公式の案内をご確認ください。