新濱立也は北海道別海町出身のスピードスケート選手で、高崎健康福祉大学の職員として競技を続けています。男子500mの日本記録33秒79を持ち、2020年には世界スプリント選手権で総合優勝しました。2026年のミラノ・コルティナ五輪では、500mで日本勢最高の6位に入りました。
プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 新濱立也(しんはま・たつや) |
| 生年月日 | 1996年7月11日 |
| 出身 | 北海道野付郡別海町 |
| 出身校 | 北海道釧路商業高校、高崎健康福祉大学 |
| 所属 | 高崎健康福祉大学(職員) |
| 身長 | 183cm |
| 種目 | スピードスケート(男子短距離。おもに500m・1000m) |
| 五輪 | 2022年北京、2026年ミラノ・コルティナに出場 |
新濱立也は、日本の男子短距離を長く引っぱってきた選手です。男子500mの日本記録33秒79を持っています。
2020年には、500mと1000mを2回ずつ滑って合計で競う世界スプリント選手権で総合優勝しました。2026年のミラノ・コルティナ五輪では、男子500mで日本勢最高の6位に入りました。
これまでの歩み
3歳でスケートを始め、地元・別海町のスケート少年団で滑りました。中学3年の全国中学校大会では6位でした。北海道釧路商業高校に進み、3年生のときに全国高校選手権の500mと1000mで優勝し、2冠を果たしました。
2015年に高崎健康福祉大学へ進みました。2018年の平昌五輪の代表選考会は4位で、代表には届きませんでした。それでも同じ年、日本学生氷上競技選手権で3連覇を果たしています。
2018-19シーズンからW杯に本格的に出場しました。11月の第2戦、北海道苫小牧市の大会でW杯初優勝を果たします。2019年3月には米国ソルトレークシティーでのW杯最終戦の500mで33秒79の日本新記録を出し、このシーズン3勝目を挙げました。この記録は今も日本記録です。
世界選手権でも結果を出しました。2019年の世界スプリント選手権(オランダ・ヘーレンフェーン)で総合2位。2020年のハーマル(ノルウェー)大会では総合優勝しました。同じ2020年の世界距離別選手権(ソルトレークシティー)では、500mで銅メダルを取っています。
初めての五輪だった2022年の北京大会は、500m20位、1000m21位でした。その後も世界の上位で戦い、2023-24シーズンはW杯の男子1000mで種目別3位、2024-25シーズンは男子500mで種目別3位(431点)に入りました。
2025年4月、沖縄県の石垣島での合宿中に、自転車の練習で事故にあいました。顔の骨を折るなどの大けがでした。それでも冬までに氷の上へ戻り、2025-26シーズンのW杯では12月14日のハーマル大会の500mで5位に入りました。そして12月の全日本選手権(代表選考会)を経て、2大会続けての五輪代表をつかみました。
主な成績
五輪・世界選手権など
| 大会 | 種目 | 成績 |
|---|---|---|
| 2019年 世界スプリント選手権(ヘーレンフェーン) | 総合 | 銀メダル |
| 2020年 世界スプリント選手権(ハーマル) | 総合 | 金メダル |
| 2020年 世界距離別選手権(ソルトレークシティー) | 500m | 銅メダル |
| 2022年 北京五輪 | 500m | 20位 |
| 2022年 北京五輪 | 1000m | 21位 |
| 2024年 四大陸選手権(ソルトレークシティー) | 500m・1000m | どちらも銅メダル |
| 2025年 四大陸選手権(八戸) | 1000m | 銀メダル |
| 2025年 四大陸選手権(八戸) | 500m | 銅メダル |
| 2026年 ミラノ・コルティナ五輪 | 500m | 6位(34秒46) |
W杯の種目別ランキング(3位以内)
| シーズン | 種目 | 順位 |
|---|---|---|
| 2023-24 | 男子1000m | 3位 |
| 2024-25 | 男子500m | 3位(431点) |
自己ベスト
| 種目 | タイム | 日付・場所 |
|---|---|---|
| 500m | 33秒79(日本記録) | 2019年3月・ソルトレークシティー(米国) |
| 1500m | 1分52秒14 | 2014年9月・カルガリー(カナダ) |
2026年ミラノ・コルティナ五輪
2大会続けての五輪です。2月14日(現地)の男子500mで34秒46を出し、6位に入りました。日本勢では最高の順位で、北京大会の20位から大きく順位を上げました。
優勝は米国のジョーダン・ストルツで、33秒77の五輪新記録でした。メダルには届きませんでしたが、大けがから1年足らずで世界の6位まで戻ってきました。
シーズンを終えた3月11日、群馬県高崎市で会見を開きました。4年後の五輪に向けて、500mと1000mの両方で代表をつかみ、500mでメダルを狙うと目標を語りました。ベテランの活躍が目立った大会を見て、33歳での表彰台もできないことではないと決意を新たにしています。
2026-27シーズンの予定と見どころ
日本スケート連盟が4月に発表した今季の強化選手で、新濱は上位の「シニア強化選手A」に入りました。2030年のフランス・アルプス五輪に向けた4年間の、最初のシーズンです。
W杯の前半4戦の代表は、10月23〜25日に長野市のエムウェーブで行われる全日本距離別選手権の結果などで決まります。今季のおもな日程は次のとおりです。
| 日程(現地) | 大会 | 場所 |
|---|---|---|
| 11月13〜15日 | W杯 第1戦 | 北京(中国) |
| 11月20〜22日 | W杯 第2戦 | 帯広(北海道) |
| 12月4〜6日 | W杯 第3戦 | ヘーレンフェーン(オランダ) |
| 12月11〜13日 | W杯 第4戦 | スタバンゲル(ノルウェー) |
| 12月28〜30日 | 全日本選手権 | 八戸(青森県) |
| 2027年1月29〜31日 | W杯 第5戦 | ソルトレークシティー(米国) |
| 2月5〜7日 | W杯 第6戦 | カルガリー(カナダ) |
| 2月25〜28日 | 世界距離別選手権 | 北京(中国) |
男子500mでは、北京五輪の銅メダリスト森重航や、2025-26シーズンにW杯で初めて表彰台に立った広瀬勇太など、日本の選手どうしの争いも激しくなっています。まずは国内の代表争いを勝ち抜けるかが最初の山場です。
11月の第2戦は、地元・北海道の帯広で開かれます。けがから戻った昨季を経て、W杯の表彰台に戻れるか。目標に掲げた1000mでどこまで順位を上げるかにも注目です。
特徴
- 日本記録のスピード:500mの33秒79は、2019年に出してから破られていない日本記録です。
- 500mと1000mの両方で戦える:2つの距離を滑る世界スプリント選手権で優勝し、W杯では両方の種目で種目別3位に入りました。
- 大けがからの復活:2025年4月の事故で顔の骨を折りながら、翌年2月の五輪で日本勢最高の6位に入りました。
よくある質問
男子500mの日本記録は何秒ですか?
33秒79です。新濱立也が2019年3月、米国ソルトレークシティーのW杯最終戦で出しました。
五輪のメダルはありますか?
まだありません。最高は2026年ミラノ・コルティナ大会の男子500mの6位です。
これからの目標は何ですか?
2030年の五輪で500mと1000mの代表に入り、500mでメダルを取ることです。2026年3月の会見で語りました。
ほかの日本の選手
相原史郎・堀島行真・伊藤有希・葛西優奈・小林陵侑・丸山希・三木つばき・宮田将吾・森重航・村岡桃佳・村瀬心椛・中村直幹・二階堂蓮・小栗大地・高梨沙羅・戸塚優斗・山本涼太・吉田雪乃・フォルティウス・ロコ・ソラーレ・SC軽井沢クラブ
スピードスケートの種目・日程・結果は競技のページへ。
出典
- 新濱立也(ウィキペディア)
- Tatsuya Shinhama(ウィキペディア英語版)
- 2024–25 ISU Speed Skating World Cup(ウィキペディア英語版・種目別ランキング)
- 北海道新聞 スピードスケートW杯第4戦最終日(2025年12月14日・ハーマル)
- 秋田魁新報(共同) 新濱立也4年後こそ「メダルを」(2026年3月11日)
- 北海道新聞 男子500mで新濱6位、森重は10位 ミラノ五輪スピードスケート
- 秋田魁新報(共同) 森重、新濱が五輪代表確実 スピード全日本、男子500m
- 2026/27 スピードスケート国際競技会派遣選手選考基準(日本スケート連盟)
- 2026年ミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックの日本選手団(ウィキペディア)
- 令和8年度 スピードスケート強化選手(日本スケート連盟・2026年4月22日)
- 2026/27 公式競技会一覧(日本スケート連盟・2026年10月7日現在)
競技の情報の確認日:2026-10-16・大会の情報の確認日:2026-10-17。日程は開催地の日付です。変更があるため、出かける前・見る前に公式の案内をご確認ください。