伊藤有希(いとう・ゆき)|経歴・W杯の成績・最後の2026-27シーズン

伊藤有希(いとう・ゆき)|経歴・W杯の成績・最後の2026-27シーズン
SKI JUMPING

伊藤有希|W杯10勝、最後のシーズンへ

伊藤有希は北海道下川町出身のスキージャンプ選手で、土屋ホームに所属しています。五輪に4大会続けて出場し、W杯では通算10勝、世界選手権では個人の銀メダルを2個取りました。所属の土屋ホームは2026年5月、2026-27シーズンかぎりでの引退を発表しました。

今季の表彰台(2026-27シーズン)

日付(現地) 大会 順位 出典
8月9日(日) FIS スキージャンプ グランプリ 女子 個人ラージヒル 1位 公式結果
8月8日(土) FIS スキージャンプ グランプリ 女子 個人ラージヒル 2位 公式結果
8月2日(日) FIS スキージャンプ グランプリ 女子 個人ラージヒル 2位 公式結果

表彰台は、競技団体の公式結果から毎日更新しています。

プロフィール

項目 内容
名前 伊藤有希(いとう・ゆき)
生年月日 1994年5月10日
出身 北海道上川郡下川町
出身校 下川商業高校
所属 土屋ホーム
種目 スキージャンプ(女子)
五輪 2014年ソチから4大会連続で出場
引退 2026-27シーズンかぎり(2026年5月11日に土屋ホームが発表)

伊藤有希は、ジャンプのまちとして知られる北海道下川町で育った選手です。高梨沙羅とともに、10年以上にわたって日本の女子ジャンプを支えてきました。2026-27シーズンが、競技人生の最後のシーズンになります。

これまでの歩み

早くから才能を見せた選手です。2007年、12歳のときにW杯の一つ下のクラスにあたるコンチネンタル杯で表彰台に立ちました。これは史上最年少の記録です。

W杯には2012年2月4日、オーストリアのヒンツェンバッハ大会でデビューしました。2013年の世界選手権(イタリア・バルディフィエメ)では、高梨沙羅らとの混合団体で金メダルを取りました。2013-14シーズンにはW杯の総合3位に入りました。

2015年の世界選手権(スウェーデン・ファルン)で、個人ノーマルヒルの銀メダルを取りました。2017年1月14日、札幌の宮の森ジャンプ競技場でW杯初優勝。このシーズンは総合2位に入り、2017年の世界選手権(フィンランド・ラハティ)でも個人ノーマルヒルで銀メダルを取りました。

その後も長くW杯で戦い続け、2023-24シーズンには総合4位に入りました。2025-26シーズン最後のノルウェー・オスロ大会(2026年3月15日)で優勝し、W杯通算10勝目を挙げました。

主な成績

W杯の総合順位

シーズン 総合順位 シーズン 総合順位
2011-12 20位 2018-19 12位
2012-13 18位 2019-20 12位
2013-14 3位 2020-21 14位
2014-15 5位 2021-22 8位
2015-16 8位 2022-23 8位
2016-17 2位 2023-24 4位
2017-18 4位 2024-25 13位

W杯の通算成績は優勝10回、2位10回、3位9回です(2026年3月のオスロ大会の時点)。2025-26シーズンは、11月21日のリレハンメル大会の混合団体で、丸山希、二階堂蓮、小林陵侑とともに優勝しています。

五輪

大会 種目 成績
2014年 ソチ 個人ノーマルヒル 7位
2018年 平昌 個人ノーマルヒル 9位
2022年 北京 個人ノーマルヒル 13位
2022年 北京 混合団体 4位
2026年 ミラノ・コルティナ 個人ノーマルヒル 17位
2026年 ミラノ・コルティナ 個人ラージヒル 14位

世界選手権のメダル

大会 種目 メダル
2013年 バルディフィエメ(イタリア) 混合団体 金
2015年 ファルン(スウェーデン) 個人ノーマルヒル 銀
2015年 ファルン(スウェーデン) 混合団体 銅
2017年 ラハティ(フィンランド) 個人ノーマルヒル 銀
2017年 ラハティ(フィンランド) 混合団体 銅

2026年ミラノ・コルティナ五輪

高梨沙羅とともに、4大会続けての五輪出場でした。イタリア北部のプレダッツォで、個人ノーマルヒル(2月7日)は17位、初めて行われた個人ラージヒル(2月15日)は14位でした。

五輪のあとも戦い続け、シーズン最後のオスロ大会で優勝しました。ベテランの力を世界に見せた一勝でした。

引退の表明

所属する土屋ホームは2026年5月11日、伊藤が2026-27シーズンかぎりで現役を引退すると発表しました。伊藤は「最後の1本まで世界一を目指す」と話しています。

6月7日には札幌市内で北海道新聞の取材に応じ、引退の決断に迷いはなかったと話しました。競技人生で目標にしてきたことも、夢もかなえることができたと振り返っています。W杯で2けたの勝利に届いたことが、決断のきっかけになったと伝えられています。

2026-27シーズンの予定と見どころ

最後のシーズンを前に、夏から好調です。夏のグランプリと国内の大会の結果は次のとおりです。

日付(現地) 大会 成績
8月2日 グランプリ ビスワ(ポーランド) ラージヒル 2位(234.0点)
8月8日 グランプリ クールシュベル(フランス) ラージヒル 2位(226.9点)
8月9日 グランプリ クールシュベル(フランス) ラージヒル 優勝(229.8点)
8月 サマージャンプ蔵王大会(山形市) 優勝
10月17日 UHB杯(札幌・大倉山) 2位(北海道勢トップ)

8月9日のクールシュベル大会では、1本目127.5メートル、2本目125メートルをそろえて勝ちました。

冬のW杯は11月20日にノルウェーのリレハンメルで開幕します。女子のおもな日程は次のとおりです(FISの10月時点の日程)。

日程(現地) 大会 場所
11月20〜22日 W杯 開幕戦 リレハンメル(ノルウェー)
11月28・29日 W杯 ヒンツェンバッハ(オーストリア)
12月4〜6日 W杯 ビスワ(ポーランド)
12月11〜13日 W杯 ティティゼー・ノイシュタット(ドイツ)
12月18〜20日 W杯 エンゲルベルク(スイス)
12月28日〜1月5日 W杯 女子ジャンプ週間(初開催・4戦) ドイツ・オーストリア
1月9・10日 W杯 リュブノ(スロベニア)
1月15・16日 W杯 張家口(中国)
1月19・20日 W杯 蔵王(山形市)
1月22日 W杯 女子個人 大倉山(札幌市)
2月26日〜3月5日 世界選手権の女子種目 ファルン(スウェーデン)
3月18〜21日 W杯 最終戦 プラニツァ(スロベニア)

見どころの一つは、2月25日からスウェーデンのファルンで開かれる世界選手権です。ファルンは、伊藤が2015年に個人ノーマルヒルで銀メダルを取った場所です。最後の世界選手権を、思い出の会場で迎えます。

1月の蔵王と札幌のW杯は、地元・日本のファンの前で飛ぶ最後のW杯になる見込みです。年末年始に初めて行われる女子のジャンプ週間にも注目です。W杯11勝目を挙げられるかどうかも見どころです。

強さ・特徴

  • 大舞台での強さ:世界選手権の個人ノーマルヒルで2大会続けて銀メダルを取りました。
  • 長く続く安定感:W杯で15シーズン戦い、総合10位以内に8回入っています。
  • ベテランになっても成長:32歳で迎えた2026年の夏、グランプリで優勝1回、2位2回と結果を残しています。
  • 団体戦での貢献:世界選手権の混合団体で金1個、銅2個のメダルを取りました。

よくある質問

伊藤有希はいつ引退しますか?

2026-27シーズンかぎりです。所属の土屋ホームが2026年5月11日に発表しました。

W杯で何勝していますか?

個人で10勝です。初優勝は2017年1月14日の札幌大会、10勝目は2026年3月15日のオスロ大会です。

世界選手権のメダルは?

5個です。個人ノーマルヒルで銀2個(2015年・2017年)、混合団体で金1個(2013年)と銅2個(2015年・2017年)です。

ほかの日本の選手

相原史郎・堀島行真・葛西優奈・小林陵侑・丸山希・三木つばき・宮田将吾・森重航・村岡桃佳・村瀬心椛・中村直幹・二階堂蓮・小栗大地・新濱立也・高梨沙羅・戸塚優斗・山本涼太・吉田雪乃・フォルティウス・ロコ・ソラーレ・SC軽井沢クラブ

スキージャンプの種目・日程・結果は競技のページへ。

出典

競技の情報の確認日:2026-10-16・大会の情報の確認日:2026-10-17。日程は開催地の日付です。変更があるため、出かける前・見る前に公式の案内をご確認ください。

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