平野流佳は、スノーボード男子ハーフパイプの選手です。W杯の種目別1位を3シーズン続けて取り、2025年の世界選手権では銀メダルでした。2026年のミラノ・コルティナ五輪は、3回とも90点台を出しながら4位でした。
プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 平野流佳(ひらの・るか) |
| 生年月日 | 2002年3月12日 |
| 出身 | 大阪府大阪市 |
| 所属 | INPEX |
| 学校 | 昇陽高校、太成学院大学 |
| 種目 | スノーボード・ハーフパイプ |
| 主な実績 | 2026年ミラノ・コルティナ五輪 4位、2025年世界選手権 銀メダル、W杯種目別 3季連続1位(2022-23〜2024-25)、2020年ローザンヌユース五輪 金メダル |
平野流佳は、男子ハーフパイプでW杯の種目別1位を3シーズン続けて取った選手です。男子ハーフパイプで3季続けての種目別1位は、平野流佳が初めてと伝えられています。2026年のミラノ・コルティナ五輪では、3回とも90点台を出しながら、銅メダルに1点届かず4位でした。北京五輪の金メダリストの平野歩夢とは、名字が同じですが親せきではありません。
これまでの歩み
大阪から世界のジュニア王者へ
大阪市の出身で、両親の影響でスノーボードを始めました。2018年には札幌ジュニアの大会や北海道選手権のハーフパイプで1位になっています。2019年には世界ジュニア選手権で優勝し、2020年1月のローザンヌユース五輪でも金メダルを取っています。2021年1月のXゲームズでは3位に入りました。
北京五輪は12位
2022年2月の北京五輪では、予選を3位で通過しました。しかし、決勝ではパイプの壁の状態に苦しみ、12位に終わっています。この悔しさが、次のシーズンからの快進撃につながりました。
W杯で3季続けて種目別1位
2022-23シーズンはW杯で3連勝し、初めて種目別の1位になりました。2023-24シーズンも1位を守ります。2024-25シーズンは、12月のコッパーマウンテンで3位、1月のラークスで2位と表彰台に上がり、2月1日のアスペンで優勝しました。暫定9位から3回目に93.25点を出しての逆転で、逆向きのスタンスから入る大技「キャブ・トリプルコーク1440」を組みこんだ滑りでした。報道ではこれがW杯通算6勝目です。2月21日のカルガリーでも勝ち、3季連続の種目別1位を決めました。
2025年3月2日の全日本選手権(岐阜・高鷲スノーパーク)では89.75点で、3年ぶり2度目の優勝をしました。同じ月の世界選手権(スイス・エンガディン)では銀メダルです。金メダルはオーストラリアのスコッティ・ジェームス、銅メダルは戸塚優斗でした。
2026年ミラノ・コルティナ五輪
男子ハーフパイプの予選は2月11日、決勝は2月13日にイタリアのリビーニョで行われました。平野流佳は予選1回目が80.50点、2回目が87.50点で、5位で決勝に進みました。
| 回 | 決勝の得点 |
|---|---|
| 1回目 | 90.00点 |
| 2回目 | 90.00点 |
| 3回目 | 91.00点 |
決勝では3回とも90点台をそろえ、最高は91.00点でした。3回すべてで90点台を出したのは、優勝した戸塚優斗と平野流佳の2人だけです。報道によると、縦に3回・横に4回まわる「トリプルコーク1440」をルーティンに入れたのも、この2人だけでした。それでも、3位の山田琉聖(92.00点)に1点届かず、4位でした。
専門誌の取材に答えたジャッジは、3回目の最初の技「バックサイド・ダブルコーク1440」を高く評価しながら、「難易度は文句なしに素晴らしい。ただ、高さにばらつきがある」と話しています。平野流佳は結果に涙を流しましたが、5月の大阪府の表彰式では「さらにいい滑りを見せられるよう頑張ります」と話しています。
主な成績
| 年 | 大会 | 結果 |
|---|---|---|
| 2019年 | 世界ジュニア選手権 | 優勝 |
| 2020年 | ローザンヌユース五輪 | 金メダル |
| 2021年 | Xゲームズ(アスペン) | 3位 |
| 2022年 | 北京五輪 | 12位 |
| 2022-23 | W杯 | 3連勝・種目別1位 |
| 2023-24 | W杯 | 種目別1位 |
| 2024-25 | W杯 | 2勝(アスペン・カルガリー)・種目別1位 |
| 2025年 | 全日本選手権 | 優勝(89.75点) |
| 2025年 | 世界選手権(エンガディン) | 銀メダル |
| 2025-26 | W杯 | 崇礼で3位・種目別4位 |
| 2026年 | ミラノ・コルティナ五輪 | 4位(91.00点) |
| 2026年 | 全日本選手権(札幌) | 2位 |
2025-26シーズンのW杯は、開幕戦の崇礼(シークレットガーデン)で3位に入り、種目別は4位でした。1位は戸塚優斗、3位は山田琉聖で、日本の男子は上位に何人も並んでいます。
滑りの特徴
平野流佳の強みは、難しい技を組みこんだルーティンを、何度でも同じように決められる安定感です。五輪の決勝で3回とも90点台をそろえたことが、それをよく表しています。ふだんと逆の向きで滑り出す「キャブ」系の大技も得意で、W杯では逆スタンスからのトリプルコーク1440で優勝しました。
一方で、五輪のジャッジが話したように、エアの高さを最後までそろえることが次の課題です。世界のトップは、技の難しさに加えて、すべての壁で高く飛ぶことが求められます。追い込まれた場面で決めきる勝負強さは、2025年のアスペン大会の逆転優勝でも見せています。
2026-27シーズン
全日本スキー連盟(SAJ)は、2026/2027シーズンの平野流佳を男子ハーフパイプのAランクに選んでいます。Sランクは五輪の金の戸塚優斗、銅の山田琉聖、北京五輪の金の平野歩夢です。国際スキー・スノーボード連盟(FIS)のカレンダーでは、今季のハーフパイプW杯は次のとおりです。日付は開催地の日付です。
| 日程(現地) | 開催地 | 大会 |
|---|---|---|
| 2026年12月9日〜11日 | 崇礼(シークレットガーデン・中国) | W杯ハーフパイプ |
| 12月17日〜19日 | コッパーマウンテン(アメリカ) | W杯ハーフパイプ |
| 2027年1月13日〜16日 | ラークス(スイス) | W杯ハーフパイプ |
| 2月17日〜18日 | カルガリー(カナダ) | W杯ハーフパイプ |
| 2月25日〜28日 | アスペン(アメリカ) | W杯ハーフパイプ |
| 3月6日〜21日 | モンタフォン(オーストリア) | 世界選手権 |
| 4月1日〜4日 | シルバプラナ(スイス) | W杯ハーフパイプ(最終戦) |
3月の世界選手権では、前回の銀メダルからの金メダルがかかります。W杯の種目別1位を取り戻せるかにも注目です。どの大会に出るかは、大会ごとのエントリーで決まります。
ハーフパイプの見方
ハーフパイプは、筒を半分に切ったような雪の壁を左右に行き来しながら、壁の上で技を出す種目です。1回の滑りで5〜6回ほどエアをします。ジャッジは、技の難しさ、エアの高さ、着地のきれいさ、技の種類の多さ、技と技のつなぎを見て、100点満点で採点します。
五輪やW杯の決勝では、ふつう3回滑って、いちばん高い点で順位が決まります。1回目で安全に点を取り、2回目と3回目で難しい技に挑む選手も多いため、最後の1本で順位が大きく入れかわることがあります。回転の数だけでなく、背中側に回る「バックサイド」と体の正面側に回る「フロントサイド」、ふだんと逆向きで踏み切る「スイッチ」や「キャブ」など、回り方の種類をそろえることも高い点につながります。
日本の男子ハーフパイプの層
日本の男子ハーフパイプは、世界でもとくに層が厚くなっています。ミラノ・コルティナ五輪では、戸塚優斗が金メダル、山田琉聖が銅メダル、平野流佳が4位、平野歩夢が7位と、4人全員が決勝で7位以内に入りました。2024-25シーズンのアスペン大会では、平野流佳、平野歩夢、山田琉聖の3人で表彰台を独占しています。
2025-26シーズンのW杯の種目別は、戸塚優斗が1位、山田琉聖が3位、平野流佳が4位でした。日本の代表に入ること自体が難しく、W杯の1戦1戦が国内の争いにもなっています。SAJの2026/2027シーズンの強化指定では、Aランクに平野流佳と重野秀一郎が入っています。
よくある質問
平野流佳と平野歩夢は兄弟ですか?
いいえ。名字が同じですが、親せきではありません。平野歩夢は新潟県村上市、平野流佳は大阪府大阪市の出身です。
五輪の結果は?
2022年北京五輪は12位、2026年ミラノ・コルティナ五輪は4位でした。ミラノ・コルティナでは決勝の最高点が91.00点で、銅メダルまで1点でした。
W杯の種目別1位は何回ですか?
2022-23、2023-24、2024-25の3シーズン続けて1位です。
読み方は?
「ひらの・るか」と読みます。
所属はどこですか?
INPEXです。全日本スキー連盟の2026/2027シーズンの強化指定名簿でも、所属はINPEXとなっています。
世界選手権の成績は?
2025年3月の世界選手権(スイス・エンガディン)で銀メダルを取りました。
ほかの日本の選手
相原史郎・藤澤五月・深田茉莉・長谷川帝勝・平野歩夢・堀川桃香・堀島行真・伊藤有希・葛西優奈・木村葵来・小林陵侑・工藤璃星・倉坪克拓・丸山希・三木つばき・宮田将吾・森重航・村岡桃佳・村瀬心椛・長森遥南・内藤智文・中村直幹・二階堂蓮・野明花菜・荻原大翔・小栗大地・鬼塚雅・小野光希・小野寺佳歩・佐藤幸椰・勢藤優花・清水さら・新濱立也・高梨沙羅・冨田せな・戸塚優斗・谷地宙・山田梨央・山田琉聖・山本涼太・柳本理乃・吉田雪乃・吉永一貴・フォルティウス・ロコ・ソラーレ・SC軽井沢クラブ
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出典
- 平野流佳(ウィキペディア)
- Ruka Hirano(Wikipedia 英語版)
- Snowboarding at the 2026 Winter Olympics – Men's halfpipe(Wikipedia 英語版)
- ミラノ・コルティナ五輪 男子ハーフパイプの採点(Number Web)
- 平野流佳が2季ぶりV(デイリースポーツ 2025年2月3日)
- 平野流佳 3年ぶり2度目V(デイリースポーツ 2025年3月3日)
- 大阪府 オリンピアン・パラリンピアン紹介
- 三浦璃来さんに「感動大阪大賞」 五輪パラ選手らたたえる(秋田魁新報・共同)
- スノーボードHP 全日本選手権 女子は工藤璃星が優勝 男子の平野流佳は2位(北海道新聞)
- 2024–25 FIS Snowboard World Cup(Wikipedia 英語版)
- 2025–26 FIS Snowboard World Cup(Wikipedia 英語版)
- FIS Freestyle Ski and Snowboarding World Championships 2025(Wikipedia 英語版)
- 全日本スキー連盟 SAJ強化指定選手 2026/2027 スノーボード・ハーフパイプ
- FIS カレンダーと結果(スノーボード 2026-27)
競技の情報の確認日:2026-10-16・大会の情報の確認日:2026-10-17。日程は開催地の日付です。変更があるため、出かける前・見る前に公式の案内をご確認ください。