藤澤五月は北海道北見市出身のカーリング選手で、ロコ・ソラーレのスキップを務めています。2018年の平昌五輪で銅メダル、2022年の北京五輪で銀メダルを取りました。2026-27シーズンは松澤弥子を加えた新しい顔ぶれで、2030年のフランス・アルプス五輪を目指します。
プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 藤澤五月(ふじさわ・さつき) |
| 生年月日 | 1991年5月24日 |
| 出身 | 北海道北見市 |
| 出身校 | 北海道北見北斗高校 |
| 所属 | ロコ・ソラーレ(2015年から) |
| 身長 | 156cm |
| 種目 | カーリング(女子4人制・ミックスダブルス)。4人制ではスキップ |
| 主な実績 | 2018年平昌五輪 銅メダル、2022年北京五輪 銀メダル、2016年世界選手権 銀メダル、日本選手権 優勝多数 |
藤澤五月は、北海道北見市出身のカーリング選手です。北見市常呂町を本拠地にするロコ・ソラーレで、チームの司令塔であるスキップを務めています。
2018年の平昌五輪で銅メダル、2022年の北京五輪で銀メダルを取り、日本のカーリングを代表する選手の一人です。愛称は「さっちゃん」。左利きですが、ストーンは右手で投げます。
スキップとは
カーリングの4人制では、1チーム4人がリード、セカンド、サード、スキップの順にストーンを投げます。スキップは最後に投げる選手で、試合全体の作戦を決め、仲間が投げるときにはハウス(的)で狙いを指示します。
最後の1投で点数が大きく動くことも多く、スキップには正確なショットと、重圧に負けない心の強さが求められます。藤澤は、日本で最もよく知られたスキップといえます。
これまでの歩み
5歳でカーリングを始めました。父の影響で、両親、兄、姉と家族全員がカーリングをしています。同じチームの鈴木夕湖とは、はとこの関係にあたります。
北海道北見北斗高校に通っていたころ、ジュニアの日本選手権とパシフィックジュニア選手権で優勝しました。高校卒業後の2010年に中部電力に入社し、2011年から2014年まで日本選手権を4連覇しています。ただ、2014年のソチ五輪の代表決定戦では敗れ、五輪には届きませんでした。
2015年に中部電力を退社し、地元のロコ・ソラーレに加わりました。翌2016年には日本選手権で優勝し、カナダのスウィフトカレントで開かれた世界選手権で銀メダルを取りました。日本のカーリングが世界選手権で取った初めてのメダルです。
2018年の平昌五輪では、3位決定戦でイギリスに勝ち、日本のカーリングで初めての五輪メダルとなる銅メダルを取りました。試合中にチームで話す明るい会話も話題になり、カーリングが広く知られるきっかけになりました。
4人制だけでなく、ミックスダブルス(男女2人の種目)でも活躍しました。山口剛史と組んで2018年と2019年の日本選手権で優勝し、世界選手権には2大会続けて出場して、どちらも5位でした。
2022年の北京五輪では、予選を5勝4敗で勝ち抜き、準決勝でも勝って決勝に進みました。決勝ではイギリスに敗れましたが、銀メダルを取り、2大会続けて五輪の表彰台に立ちました。4人制の日本選手権でも2020年、2022年、2023年に優勝し、2023年にはグランドスラムの一つ、カナディアン・オープンで優勝しています。
競技の外では、2022年7月に日本カーリング協会の執行役員とアスリート委員長に就きました。2023年にはボディメイクの大会に出場して入賞し、話題になりました。
主な成績
| 大会 | 成績 |
|---|---|
| 2011〜2014年 日本選手権(中部電力) | 4連覇 |
| 2016年 世界選手権(スウィフトカレント) | 銀メダル |
| 2018年 平昌五輪 | 銅メダル |
| 2018・2019年 日本ミックスダブルス選手権(山口剛史と) | 優勝 |
| 2022年 北京五輪 | 銀メダル |
| 2016・2020・2022・2023年 日本選手権(ロコ・ソラーレ) | 優勝 |
| 2023年 カナディアン・オープン | 優勝 |
| 2026年 世界選手権(カルガリー) | 4位 |
2025-26シーズン
ミラノ・コルティナ五輪の代表を決める2025年9月の戦いで、ロコ・ソラーレはフォルティウスに敗れ、3大会続けての五輪出場はかないませんでした。
それでも2026年3月、カナダのカルガリーで開かれた世界女子選手権に日本代表として出場しました。予選では、のちに優勝するスイスや3位のスウェーデンにも勝ち、準決勝に進みました。準決勝でカナダに敗れたあと、最後の1投では勝った相手をたたえるように、くるりと回りながら投げる「スピンオラマ」を見せ、会場から大きな拍手を浴びました。最終順位は4位でした。
大会のあとの3月31日、長くチームを支えた吉田知那美の退団が発表されました。6月に横浜で開かれた日本選手権には、小穴桃里と松澤弥子を加えて出場しましたが、1次リーグを1勝3敗で敗退しました。藤澤は試合後、敗因を実力不足と話しています。
2026-27シーズンの予定と見どころ
日本選手権のあと、藤澤はヘッドコーチのJ・D・リンドとチームの今後を長く話し合いました。夏も休まず氷の上に立ち、ロコ・ドラーゴの上川憂竜と組んで3年ぶりにミックスダブルスにも挑戦しています。そして2030年のフランス・アルプス五輪を目指すと明言しました。
新しいシーズンは、リードに吉田夕梨花、セカンドに鈴木夕湖、サードに正式に加わった松澤弥子、スキップに藤澤という顔ぶれで始まりました。夏の北海道ツアーでは、吉田夕梨花がシーズン序盤の国内大会を見送ったため3人で戦い、北見市でのアドヴィックスカップで準優勝、アルゴグラフィックスカップで4位に入りました。
今季のチームの目標は、2023年以来遠ざかっている日本選手権の優勝です。9月の軽井沢国際のあと、10月上旬からは吉田夕梨花も合流してカナダで2〜3か月の遠征を行います。今季のおもな予定は次のとおりです。
| 日程 | 大会 | 場所 |
|---|---|---|
| 9月17日から | 軽井沢国際カーリング選手権 | 軽井沢(長野県) |
| 10月上旬から2〜3か月 | カナダ遠征(ツアー大会) | カナダ |
| 2027年1月31日〜2月7日 | 日本選手権 | 横浜BUNTAI(横浜市) |
| 3月13〜21日 | 世界女子選手権 | 発表待ち |
藤澤は、松澤が加わった新しいチームを、これまでの形にあてはめるのではなく、新しい挑戦を続けるチームにしたいと話しています。個人の課題には、自信を持って投げるための心の準備を挙げました。新しい顔ぶれで、日本一を取り戻せるかが最大の見どころです。
2026-27シーズンのロコ・ソラーレの顔ぶれ
2026年9月に報じられた、新しいシーズンの4人の役割は次のとおりです。
| 役割 | 選手 | メモ |
|---|---|---|
| スキップ | 藤澤五月 | 2015年に加入。2度の五輪メダルを経験 |
| サード | 松澤弥子 | これまで5人目の選手として加わり、今季から正式に加入 |
| セカンド | 鈴木夕湖 | 結成当初からのメンバー。2度の五輪メダルを経験 |
| リード | 吉田夕梨花 | 結成当初からのメンバー。2度の五輪メダルを経験 |
サードは、スキップが投げるときにハウスで指示を出す大切な役です。長くこの役を務めた吉田知那美が抜け、新しく松澤がその位置に入りました。藤澤にとっては、平昌と北京の2つのメダルをともに取った吉田知那美のいない、初めてのシーズンになります。
2026年3月の世界女子選手権では、予選を9勝3敗の3位で通過していました。五輪に出ていなくても世界の上位と戦える力があることを示した大会で、新チームでもその力を保てるかが問われます。
特徴
- 正確なショット:最後の1投を任されるスキップとして、2度の五輪メダルを支えました。
- 4人制とミックスダブルスの両方で実績:ミックスダブルスでも日本選手権を2度制しています。
- カーリング一家:家族全員がカーリングをする家庭で育ち、5歳で競技を始めました。
よくある質問
五輪のメダルはいくつありますか?
2つです。2018年平昌五輪の銅メダルと、2022年北京五輪の銀メダルです。
2026年のミラノ・コルティナ五輪には出ましたか?
出ていません。2025年9月の代表決定の戦いで、ロコ・ソラーレはフォルティウスに敗れました。
次の目標は何ですか?
今季は日本選手権の優勝、その先は2030年のフランス・アルプス五輪です。
ミックスダブルスにも出ていますか?
はい。山口剛史と組んで2018年と2019年の日本ミックスダブルス選手権で優勝しました。2026年の夏には、上川憂竜と組んで3年ぶりにミックスダブルスにも挑戦しています。
ほかの日本の選手
相原史郎・深田茉莉・長谷川帝勝・平野歩夢・平野流佳・堀川桃香・堀島行真・伊藤有希・葛西優奈・木村葵来・小林陵侑・工藤璃星・倉坪克拓・丸山希・三木つばき・宮田将吾・森重航・村岡桃佳・村瀬心椛・長森遥南・内藤智文・中村直幹・二階堂蓮・野明花菜・荻原大翔・小栗大地・鬼塚雅・小野光希・小野寺佳歩・佐藤幸椰・勢藤優花・清水さら・新濱立也・高梨沙羅・冨田せな・戸塚優斗・谷地宙・山田梨央・山田琉聖・山本涼太・柳本理乃・吉田雪乃・吉永一貴・フォルティウス・ロコ・ソラーレ・SC軽井沢クラブ
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出典
- 藤澤五月(ウィキペディア)
- Sportiva 藤澤五月が語る「次の4年」と、新生ロコ・ソラーレの始動(2026年9月17日)
- Sportiva カーリング女子世界選手権 ロコ・ソラーレ4位(2026年3月25日)
- デイリースポーツ ロコ・ソラーレ、6月日本選手権は小穴桃里、松沢弥子を招集し出場(2026年4月2日)
競技の情報の確認日:2026-10-16・大会の情報の確認日:2026-10-17。日程は開催地の日付です。変更があるため、出かける前・見る前に公式の案内をご確認ください。