長森遥南(ながもり・はるな)|経歴・成績・2026-27シーズンの予定

長森遥南(ながもり・はるな)|経歴・成績・2026-27シーズンの予定
SHORT TRACK

長森遥南(ながもり・はるな) ショートトラック・女子

長森遥南は、神戸市出身のショートトラックの選手です。2026年のミラノ・コルティナ五輪に初出場し、女子1500mで日本勢ただ一人の準決勝進出を果たしました。2026-27シーズンもワールドツアーの日本代表に選ばれています。

プロフィール

項目 内容
生年月日 2002年4月25日
出身 兵庫県神戸市
出身校 親和高校、関西学院大学教育学部(2025年3月卒業)
所属 アンリ・シャルパンティエ(株式会社シュゼット・ホールディングス)
練習拠点 ひょうご西宮アイスアリーナ(兵庫県西宮市)
種目 ショートトラック女子
五輪 2026年ミラノ・コルティナ(1500m 13位、3000mリレー 6位)
2026-27の立場 ワールドツアー第1〜5戦の日本代表

ショートトラックとは

ショートトラックは、1周111.12メートルの小さなリンクを、数人の選手がいっしょに滑って着順を争うスピードスケートです。予選、準々決勝、準決勝、決勝と勝ち上がっていく形で、追い抜きのかけひきや位置取りが勝負を分けます。個人の500m・1000m・1500mと、4人で走るリレーがあります。

これまでの歩み

長森遥南は神戸市の出身です。幼稚園の卒園旅行で行ったスケート場がきっかけで、小学2年生のときにスケート教室に通い始めました。そこで先生にスピードスケートを勧められ、この道に進みました。

同じ小学2年生のとき、ぜんそく対策としてゴルフも始めました。小学4年生ごろからジュニアの大会に出場し、中学3年で全国中学校ゴルフ選手権、高校1年で日本ジュニアゴルフ選手権に出ています。小柄ながら、スケートできたえた脚の力で、ドライバーは240ヤード近く飛ばしました。2019年には、ゴルフの「フューチャーGOLFツアー」で石川遼と同じ組で回り、いまも交流が続いているそうです。

親和高校の3年生だった2019年12月、全日本ジュニア選手権の1500mで優勝しました。2020年1月にはスイスで開かれたユース五輪、1〜2月にはイタリアで開かれた世界ジュニア選手権に出場し、初めて国際大会を経験しました。上位には入れませんでしたが、本人は悔しさとともに、次のステップになったと話しています。

高校のころは、スケートで五輪、ゴルフでプロを目指す「二刀流」を続けていました。ゴルフのプロテストも受けましたが、合格には届きませんでした。その後、ゴルフとの二刀流に区切りをつけ、スケートに力を注ぐようになったことが、のちの大きな飛躍につながったと神戸新聞は伝えています。

関西学院大学教育学部に進み、2025年3月に卒業しました。大学4年だった2025年2月には、中国・ハルビンで開かれた冬季アジア大会に出場し、1500mで決勝に進んで6位に入りました。卒業後はシュゼット・ホールディングスに入社し、人気の洋菓子ブランド「アンリ・シャルパンティエ」で、パティシエとして製造の現場にも立っています。

スケートとゴルフから学んだこと

小さいころは、バレエ、水泳、ピアノなど、たくさんの習いごとをしていました。なかでも長く続けたのがスケートとゴルフです。高校3年の春に受けた神戸新聞の取材では、2つの競技はおたがいに役立っていると話しています。すばやい動き、とっさの判断、気持ちの強さは、どちらの競技にも必要だからです。

ゴルフのベストスコアは68です。高校3年の春に出る予定だった全国大会は、新型コロナウイルスの影響で中止になりました。ユース五輪と世界ジュニア選手権のあとには、勝つための引き出しを増やすこと、体力をつけること、レースの作戦をみがくことを課題に挙げていました。

2026年ミラノ・コルティナ五輪

2025年12月の全日本選手権で、長森は500m・1000m・1500mの3種目を制しました。この活躍で、ミラノ・コルティナ五輪のショートトラック女子の代表に選ばれました。2026年1月14日には練習拠点のある西宮市の市役所を訪れ、「西宮市の子供たちに夢の舞台で活躍している姿を見てもらいたい」と話しました。1月16日には、母校の関西学院大学で壮行会が開かれました。

初めての五輪では、女子3000mリレーと女子1500mに出場しました。2月18日の女子リレーで、日本は6位でした。2月20日の女子1500mでは、予選を2着で通過し、準決勝に進みました。この種目で準決勝に残った日本の選手は長森だけでした。準決勝は5着で決勝には進めず、8〜14位を決めるレースで6着となり、13位でした。

日付 種目 結果
2026年2月18日 女子3000mリレー 日本は6位
2026年2月20日 女子1500m 13位(予選2着、準決勝5着、順位決定戦6着)

大会後の4月、神戸新聞の取材に、世界の選手との力の差を感じたと話しています。そのうえで、次のシーズンの目標に、ワールドツアーでのメダルを挙げました。

主な成績

年月 大会 成績
2019年12月 全日本ジュニア選手権 1500m 優勝
2020年1月 ユース五輪(スイス) 出場
2025年2月 冬季アジア大会(ハルビン) 1500m 6位
2025年12月 全日本選手権 500m・1000m・1500m 優勝
2026年2月 ミラノ・コルティナ五輪 1500m 13位、3000mリレー 6位
2026年10月 全日本距離別選手権 1000m 優勝

2026-27シーズンの予定と見どころ

10月3・4日、長野県南牧村の帝産アイススケートトレーニングセンターで、第37回全日本距離別選手権が開かれました。今季のワールドツアーの日本代表を決める大会です。長森は女子1000mで優勝しました。

日本スケート連盟が10月4日に発表した派遣選手団で、長森はワールドツアー第1戦から第5戦のすべてに選ばれました。女子でほかに5戦すべてに選ばれたのは、山名里奈と金井莉佳です。今季のおもな日程は次のとおりです。

日程(現地) 大会 場所
10月23〜25日 ワールドツアー 第1戦 バンクーバー(カナダ)
10月30日〜11月1日 ワールドツアー 第2戦 モントリオール(カナダ)
11月20〜22日 ワールドツアー 第3戦 ソウル(韓国)
11月27〜29日 ワールドツアー 第4戦 上海(中国)
12月4〜6日 ワールドツアー 第5戦 北京(中国)

見どころは、目標に掲げたワールドツアーでのメダルです。五輪で準決勝まで進んだ1500mで、上位8人が争う決勝に残れるかが最初のかぎになります。そのあとの大会の代表は、2027年1月の全日本選手権の結果も合わせて選ばれます。

特徴

  • 中長距離に強い:五輪では1500mで日本勢ただ一人の準決勝進出を果たしました。全日本選手権では500mから1500mまで3冠を取りました。
  • ゴルフとの二刀流からの転身:ゴルフでも全国大会に出た実力者です。ゴルフでつちかった集中力や判断力が、スケートにも生きていると話していました。
  • パティシエとして働く:洋菓子ブランド「アンリ・シャルパンティエ」で、製造の現場にも立ちながら競技を続けています。

よくある質問

長森遥南はどこの出身ですか?

兵庫県神戸市の出身です。親和高校から関西学院大学教育学部に進み、2025年3月に卒業しました。

五輪ではどんな成績でしたか?

2026年のミラノ・コルティナ五輪で、女子1500m 13位、女子3000mリレーは日本として6位でした。1500mでは日本勢でただ一人、準決勝に進みました。

ゴルフもしていたのですか?

はい。小学2年生から続け、全国中学校ゴルフ選手権や日本ジュニアゴルフ選手権に出場しました。今後の目標の一つに、ゴルフのクラブチャンピオンも挙げています。

どこで練習していますか?

兵庫県西宮市のひょうご西宮アイスアリーナを拠点にしています。

同じ大学の選手も五輪に選ばれましたか?

関西学院大学法学部1年の木南更紗が、ショートトラック女子の補欠に選ばれました。木南は2026-27シーズンも、ワールドツアー第1戦と第2戦の日本代表に選ばれています。

ワールドツアーとはどんな大会ですか?

国際スケート連盟が開くショートトラックの国際大会のシリーズで、以前のW杯にあたります。世界各地で年に7戦ほど行われ、各種目の順位に応じたポイントでシーズンの総合順位も決まります。

次の目標は何ですか?

今季はワールドツアーでのメダルです。その先には、2030年の五輪でのメダルを目指しています。

ほかの日本の選手

相原史郎・藤澤五月・深田茉莉・長谷川帝勝・平野歩夢・平野流佳・堀川桃香・堀島行真・伊藤有希・葛西優奈・木村葵来・小林陵侑・工藤璃星・倉坪克拓・丸山希・三木つばき・宮田将吾・森重航・村岡桃佳・村瀬心椛・内藤智文・中村直幹・二階堂蓮・野明花菜・荻原大翔・小栗大地・鬼塚雅・小野光希・小野寺佳歩・佐藤幸椰・勢藤優花・清水さら・新濱立也・高梨沙羅・冨田せな・戸塚優斗・谷地宙・山田梨央・山田琉聖・山本涼太・柳本理乃・吉田雪乃・吉永一貴・フォルティウス・ロコ・ソラーレ・SC軽井沢クラブ

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出典

競技の情報の確認日:2026-10-16・大会の情報の確認日:2026-10-17。日程は開催地の日付です。変更があるため、出かける前・見る前に公式の案内をご確認ください。

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