堀川桃香は北海道大樹町出身のスピードスケート選手で、富士急行に所属しています。高校3年生で北京五輪の女子5000mに出て10位に入り、2026年のミラノ・コルティナ五輪では女子団体追い抜きで銅メダルを取りました。2030年の五輪に向けて、日本の長距離陣を引っぱる存在です。
プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 堀川桃香(ほりかわ・ももか) |
| 生年月日 | 2003年7月10日 |
| 出身 | 北海道広尾郡大樹町 |
| 出身校 | 大樹町立大樹中学校、白樺学園高校 |
| 所属 | 富士急行 |
| 身長 | 164cm |
| 種目 | スピードスケート(女子中長距離。おもに3000m・5000m・マススタート・団体追い抜き) |
| 主な実績 | 2026年ミラノ・コルティナ五輪 団体追い抜き銅メダル、2025年四大陸選手権3000m優勝、2023年世界ジュニア選手権3000m優勝 |
堀川桃香は、北海道大樹町出身のスピードスケート選手です。女子の長い距離を得意とし、日本の長距離陣の先頭に立つ一人として期待されています。
高校3年生だった18歳で2022年の北京五輪に出場し、女子5000mで10位に入りました。2大会目となった2026年のミラノ・コルティナ五輪では、女子団体追い抜きのメンバーとして銅メダルを手にしました。
これまでの歩み
スケートを始めたのは小学5年生のときです。兄弟の影響で氷の上に立ち、まもなく釧路市の大会で2位に入りました。地元の大樹中学校では、全国中学校スケート大会の女子3000mで2年生と3年生のときに続けて優勝しています。
高校は、スケートの強豪として知られる帯広市の白樺学園高校に進みました。1年生のときに全国高校選手権の女子1500mと3000mで優勝し、2年生でも同じ2種目を制して2年続けての2冠を果たしました。
大きく名前が知られたのは、高校3年生の2021年12月です。北京五輪の代表選考会の女子5000mで7分10秒49を出して2位に入り、日本ジュニア記録を塗りかえました。この結果で五輪代表に選ばれ、この種目では日本で最も若い18歳、しかも高校生として初めての代表になりました。
2022年2月の北京五輪では、女子5000mで自己記録を更新して10位に入りました。初めての五輪で入賞にあと2つ届かなかった悔しさが、その後の4年間の原動力になったと報じられています。
高校卒業後の進路では思わぬ出来事がありました。2022年3月、入社が発表されたばかりの会社のスケート部が廃部になると報じられたのです。それでも翌日には富士急行への内定が伝えられ、社会人としての競技生活を富士急行で始めました。
社会人1年目の2022-23シーズンには、19歳でW杯最終戦の女子マススタートを制し、W杯で初めて優勝しました。2023年の世界ジュニア選手権(ドイツ・インツェル)では女子3000mで金メダルを取りました。
団体追い抜きでも日本の主力になりました。世界距離別選手権では2023年のヘーレンフェーン大会で銀、2024年のカルガリー大会で銅、2025年のハーマル大会で銀と、3大会続けてメダルを取っています。2025年2月に青森県八戸市で開かれた四大陸選手権では、女子3000mを4分06秒91で制しました。
五輪シーズンの2025-26シーズンは、高木美帆が率いるチームに加わって練習を重ねました。海外合宿では、食事の管理や体のケアに向き合う高木の姿勢から多くを学んだと語っています。W杯の団体追い抜きでは、日本が種目別ランキングで2位に入りました。
主な成績
五輪
| 大会 | 種目 | 成績 |
|---|---|---|
| 2022年 北京五輪 | 5000m | 10位 |
| 2026年 ミラノ・コルティナ五輪 | 団体追い抜き | 銅メダル |
| 2026年 ミラノ・コルティナ五輪 | 3000m | 18位(4分08秒32) |
| 2026年 ミラノ・コルティナ五輪 | 1500m | 26位 |
| 2026年 ミラノ・コルティナ五輪 | マススタート | 準決勝で敗退(全体24位) |
世界選手権・四大陸選手権など
| 大会 | 種目 | 成績 |
|---|---|---|
| 2020年 世界ジュニア選手権 | 3000m・団体追い抜き | どちらも銀メダル |
| 2023年 世界ジュニア選手権(インツェル) | 3000m | 金メダル |
| 2023年 世界距離別選手権(ヘーレンフェーン) | 団体追い抜き | 銀メダル |
| 2024年 四大陸選手権(ソルトレークシティー) | 団体追い抜き | 銀メダル |
| 2024年 世界距離別選手権(カルガリー) | 団体追い抜き | 銅メダル |
| 2025年 四大陸選手権(八戸) | 3000m | 金メダル(4分06秒91) |
| 2025年 世界距離別選手権(ハーマル) | 団体追い抜き | 銀メダル |
| 2025年 世界距離別選手権(ハーマル) | 3000m | 12位 |
W杯
| シーズン | 種目 | 成績 |
|---|---|---|
| 2022-23 | 女子マススタート(最終戦) | 優勝(W杯初優勝) |
| 2022-23 | 団体追い抜き 種目別 | 3位 |
| 2023-24 | 団体追い抜き 種目別 | 1位 |
| 2024-25 | 団体追い抜き 種目別 | 2位 |
| 2025-26 | 団体追い抜き 種目別(日本) | 2位 |
2026年ミラノ・コルティナ五輪
2大会続けての五輪で、最初に滑ったのは開幕翌日の2月7日(現地)の女子3000mでした。日本からこの種目に出たのは堀川だけです。結果は4分08秒32で、出場20人の中の18位でした。優勝はイタリアのロロブリジダで、3分54秒28の五輪新記録でした。
レースのあと、堀川は自己ベストが出そうなほど調子が良かっただけに悔しいと話しました。大きな舞台での緊張から、自分の滑りができなかったと報じられています。
それでも、団体追い抜きで結果を出しました。2月14日の準々決勝は、高木美帆、佐藤綾乃と3人で滑って2分55秒52を記録し、準決勝へ進みました。2月17日の準決勝は同じ3人でオランダと対戦し、2分55秒95で0秒11の差で敗れました。
その日のうちに行われた3位決定戦では、堀川に代わって野明花菜が入りました。日本は2分58秒50で米国に勝ち、銅メダルを取りました。日本の女子団体追い抜きは、これで3大会続けての表彰台です。堀川は準々決勝と準決勝の2レースを滑り、メダル獲得に貢献しました。
最後の種目となった女子マススタートは、準決勝の組で12位となり、決勝には進めませんでした。
大会のあと、地元の大樹町は2026年3月に町民栄誉賞を贈りました。5月には母校の白樺学園高校を訪れ、後輩たちの前で4年後はもっといい色のメダルを持ち帰りたいと決意を語りました。
2026-27シーズンの予定と見どころ
日本スケート連盟が2026年4月22日に発表した今季の強化選手で、堀川は「シニア強化選手B」に入りました。2030年のフランス・アルプス五輪に向けた4年間の、最初のシーズンです。
長く日本の団体追い抜きを引っぱってきた高木美帆と佐藤綾乃は、2026年3月に現役を退きました。これからは堀川が、経験を持つ選手としてチームの中心になることが期待されます。
W杯前半の代表は、10月の全日本距離別選手権の結果などをもとに決まります。今季のおもな日程は次のとおりです。
| 日程(現地) | 大会 | 場所 |
|---|---|---|
| 10月23〜25日 | 全日本距離別選手権(W杯前半の代表選考) | 長野市・エムウェーブ |
| 11月13〜15日 | W杯 第1戦 | 北京(中国) |
| 11月20〜22日 | W杯 第2戦 | 帯広(北海道) |
| 12月4〜6日 | W杯 第3戦 | ヘーレンフェーン(オランダ) |
| 12月11〜13日 | W杯 第4戦 | スタバンゲル(ノルウェー) |
| 12月28〜30日 | 全日本選手権 | 八戸(青森県) |
| 2027年1月29〜31日 | W杯 第5戦 | ソルトレークシティー(米国) |
| 2月5〜7日 | W杯 第6戦 | カルガリー(カナダ) |
| 2月25〜28日 | 世界距離別選手権 | 北京(中国) |
見どころは、個人の長距離で世界の上位に食い込めるかどうかです。3000mと5000mに加え、W杯で勝ったことのあるマススタートでも表彰台を狙います。11月のW杯第2戦は、地元・十勝の帯広で開かれます。
特徴
- 長い距離の粘り:中学時代から3000mで全国優勝を重ね、18歳で5000mの日本ジュニア記録を出しました。
- マススタートの駆け引き:大勢で一斉に滑るマススタートで、19歳のときにW杯を制しています。
- 団体追い抜きの経験:世界距離別選手権で3大会続けてメダルを取り、五輪でも銅メダルに貢献しました。
よくある質問
五輪のメダルはありますか?
あります。2026年ミラノ・コルティナ五輪の女子団体追い抜きの銅メダルです。準々決勝と準決勝を滑りました。
出身はどこですか?
北海道の十勝地方にある大樹町です。高校は帯広市の白樺学園高校で、全国高校選手権で2年続けて2冠を果たしました。
今の所属はどこですか?
富士急行です。2022年の春から所属しています。
ほかの日本の選手
相原史郎・藤澤五月・深田茉莉・長谷川帝勝・平野歩夢・平野流佳・堀島行真・伊藤有希・葛西優奈・木村葵来・小林陵侑・工藤璃星・倉坪克拓・丸山希・三木つばき・宮田将吾・森重航・村岡桃佳・村瀬心椛・長森遥南・内藤智文・中村直幹・二階堂蓮・野明花菜・荻原大翔・小栗大地・鬼塚雅・小野光希・小野寺佳歩・佐藤幸椰・勢藤優花・清水さら・新濱立也・高梨沙羅・冨田せな・戸塚優斗・谷地宙・山田梨央・山田琉聖・山本涼太・柳本理乃・吉田雪乃・吉永一貴・フォルティウス・ロコ・ソラーレ・SC軽井沢クラブ
スピードスケートの種目・日程・結果は競技のページへ。
出典
- 堀川桃香(ウィキペディア)
- Momoka Horikawa(ウィキペディア英語版)
- 北海道新聞 ミラノ五輪 女子3000m 堀川18位(2026年2月8日)
- 秋田魁新報(共同) スケート堀川、高木から吸収 先陣の自覚(2026年2月7日)
- Speed skating at the 2026 Winter Olympics – Women's team pursuit(ウィキペディア英語版)
- 秋田魁新報(共同) 日本女子、団体追い抜き「銅」 3大会連続表彰台(2026年2月18日)
- 北海道新聞 マススタート 女子・佐藤15位、堀川は1回戦敗退
- 北海道新聞 白樺学園高で五輪代表3人が報告(2026年5月19日)
- 2026年ミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックの日本選手団(ウィキペディア)
- 令和8年度 スピードスケート強化選手(日本スケート連盟・2026年4月22日)
- 2026/27 公式競技会一覧(日本スケート連盟・2026年10月7日現在)
競技の情報の確認日:2026-10-16・大会の情報の確認日:2026-10-17。日程は開催地の日付です。変更があるため、出かける前・見る前に公式の案内をご確認ください。