島川拓也は、北海道札幌市出身のフリースタイルスキー男子モーグルの選手です。スピードを生かした滑りが持ち味で、2人が並んで滑るデュアルモーグルを得意としています。初出場の2026年ミラノ・コルティナ五輪では、男子デュアルモーグルで4位に入りました。
プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 生年月日 | 1998年12月18日 |
| 出身 | 北海道札幌市 |
| 出身校 | 北海道科学大学高校、札幌国際大学 |
| 所属 | 日本仮設(2021年入社。2026年9月に退社したと北海道新聞が報じています) |
| 種目 | フリースタイルスキー 男子モーグル・男子デュアルモーグル |
| 五輪 | 2026年ミラノ・コルティナ(初出場。デュアルモーグル4位、モーグル15位) |
| SAJの強化指定 | 2026/2027シーズン モーグルのSランク |
これまでの歩み
島川拓也は、札幌市で育った男子モーグルの選手です。子どものころは、札幌の「チームばんけい」で滑りをみがきました。さっぽろばんけいスキー場は、札幌の街から近いスキー場で、日本代表の合宿も行われる場所です。
北海道科学大学高校の3年生のとき、全日本選手権の男子デュアルモーグルで優勝しました。その後は札幌国際大学に進み、競技を続けました。
W杯(ワールドカップ)には、2019年2月に秋田県の田沢湖で行われた大会で初めて出ました。このときは38位で、世界のトップとはまだ大きな差がありました。W杯に毎年出るようになったのは2022-23シーズンからです。
2021年には、建設用の足場などを扱う日本仮設に入社しました。冬は世界を転戦し、雪のないオフシーズンには建築資材の営業の仕事をこなしながらトレーニングを続けてきました。本人は北海道新聞の取材に、学生のころより計画的に練習に取り組めていると話しています。働きながらでも努力すれば五輪に出られる姿を、子どもたちに見せたいという思いも語っていました。
これまでの主な成績
W杯での成績を、シーズンごとにまとめました。デュアルモーグルは、2人が横に並んだコースを同時に滑る勝ち抜き戦です。島川はスピードを生かせるデュアルモーグルを得意としています。
| シーズン | 主な成績(W杯) |
|---|---|
| 2018-19 | 2月 田沢湖(日本)でW杯初出場(モーグル38位) |
| 2022-23 | 2月 キエーザ・イン・バルマレンコ(イタリア)のデュアルモーグルで10位 |
| 2023-24 | 12月 アルプデュエズ(フランス)のモーグル8位、1月 バル・サンコーム(カナダ)のモーグル8位・デュアルモーグル7位、3月 アルマトイ(カザフスタン)のデュアルモーグル5位、3月16日 キエーザ・イン・バルマレンコのデュアルモーグルで2位(W杯初の表彰台) |
| 2024-25 | 11月 ルカ(フィンランド)のモーグル7位、12月 イドレ(スウェーデン)のモーグル7位、1月 ウォータービルバレー(アメリカ)のデュアルモーグル10位 |
| 2025-26 | 12月 ルカのモーグル6位、1月 バル・サンコームのデュアルモーグル10位、3月1日 富山県南砺市のデュアルモーグル4位。デュアルモーグルの年間順位5位、モーグルと合わせた順位11位 |
W杯の表彰台は、2024年3月のデュアルモーグル2位の1回です。10位以内には、2025-26シーズンまでに13回入っています。
2025-26シーズンのふり返り
シーズンの初めは好調でした。12月にフィンランドのルカで行われた開幕のモーグル2戦目で6位に入りました。年が明けた1月には、カナダのバル・サンコームのデュアルモーグルで10位に入りました。そして、初めての五輪代表に選ばれました。
2026年1月26日、さっぽろばんけいスキー場で日本代表の合宿が公開されました。島川は記者会見で「表彰台を目指して滑りきりたい」と話しました。北海道新聞は、ピラティスを取り入れてターンがよくなったと伝えています。
ミラノ・コルティナ五輪
五輪のフリースタイルスキーは、イタリア北部のリビーニョで行われました。最初のモーグルは、決勝の2回目に進めず15位でした。
本命と考えていたのは、この大会で初めて五輪の種目になったデュアルモーグルです。島川は大会の前に「誰にでもチャンスはある。攻めきる滑りをしたい」と話していました。2月15日の本番では、3回続けて勝って準決勝に進みました。準決勝では、五輪で何度もメダルを取っているカナダのミカエル・キングズベリーに敗れました。3位決定戦ではオーストラリアのマット・グラハムに敗れ、4位でした。
この種目は、キングズベリーが金メダル、堀島行真が銀メダル、グラハムが銅メダルでした。日本の男子は、堀島と島川の2人が上位4人に入りました。メダルにはあと1勝届きませんでしたが、初めての五輪で世界の4位に入りました。
五輪のあと
五輪のあとの2月28日と3月1日には、富山県南砺市でW杯が開かれました。島川はモーグルで13位、デュアルモーグルで4位に入り、日本のファンの前で上位を争いました。シーズンの最後には、3月21日と22日に札幌で全日本選手権がありました。デュアルモーグルで5位、モーグルで12位でした。
W杯の年間順位は、デュアルモーグルで5位(76点)でした。モーグルとデュアルモーグルを合わせた順位は11位で、日本の男子では総合1位の堀島、9位の平山将大に次ぐ3番手でした。
デュアルモーグルの見方
デュアルモーグルは、こぶの並んだ2本のコースを、2人の選手が同時に滑る勝ち抜き戦です。ジャッジはターン、エア、スピードを見比べて、2人に点数を分けます。合わせて35点を2人で分け合う形で、多くの点をもらった選手が次の回に進みます。
五輪で島川が勝ち進んだ試合も、20対15、19対16と、合計がどれも35点でした。相手と並んで滑るため、先にミスをしないことと、最後まで攻めきることの両方が大切です。島川が持ち味とするスピードは、となりの選手より先にゴールに近づくことで、ジャッジへの見え方でも有利に働きます。
2026-27シーズンの予定と見どころ
全日本スキー連盟(SAJ)は、2026/2027シーズンの男子モーグルのSランクに、堀島行真、平山将大とともに島川を選んでいます。北海道新聞は2026年9月、島川が日本仮設を退社したと伝えました。新しい環境で迎えるシーズンです。
国際スキー・スノーボード連盟(FIS)のカレンダーでは、今季のW杯のモーグルは次のとおりです。日付は開催地の日付です。
| 日程(現地) | 開催地 | 種目 |
|---|---|---|
| 2026年12月12日 | ルカ(フィンランド) | モーグル |
| 2027年1月15日〜16日 | バル・サンコーム(カナダ) | モーグル・デュアルモーグル |
| 1月21日〜23日 | ウォータービルバレー(アメリカ) | モーグル・デュアルモーグル |
| 1月28日〜30日 | ディアバレー(アメリカ) | モーグル・デュアルモーグル |
| 2月26日〜28日 | アルマトイ(カザフスタン) | モーグル・デュアルモーグル |
| 3月5日〜7日 | シャーダグ(アゼルバイジャン) | モーグル・デュアルモーグル |
| 3月13日・15日 | モンタフォン(オーストリア) | 世界選手権 モーグル(13日)・デュアルモーグル(15日) |
1月には、カナダとアメリカで3週続けて試合があります。デュアルモーグルが多く行われる時期なので、得意種目で年間の順位を上げられるかが大事になります。3月の世界選手権では、デュアルモーグルが3月15日に行われます。五輪で届かなかった表彰台が、今季いちばんの目標です。
男子のデュアルモーグルでは、五輪の金メダルのキングズベリーや、W杯で年間1位になった堀島が強力なライバルです。島川がW杯の初優勝まで届くかにも注目が集まります。
よくある質問
島川拓也の五輪の成績は?
2026年ミラノ・コルティナ五輪に初めて出場し、男子デュアルモーグルで4位、男子モーグルで15位でした。
W杯の表彰台はありますか?
あります。2024年3月16日、イタリアのキエーザ・イン・バルマレンコで行われたデュアルモーグルで2位に入りました。
出身はどこですか?
北海道札幌市です。北海道科学大学高校から札幌国際大学に進みました。
名前の読み方は?
「しまかわ・たくや」と読みます。
ほかの日本の選手
相原史郎・藤木日菜・藤澤五月・深田茉莉・古野慧・長谷川帝勝・平野歩夢・平野流佳・平山将大・堀川桃香・堀島行真・伊藤有希・葛西優奈・川除大輝・木村葵来・小林陵侑・小須田潤太・工藤璃星・倉坪克拓・丸山希・三木つばき・宮嶋林湖・宮田将吾・森重航・村岡桃佳・村瀬心椛・長森遥南・内藤智文・中村直幹・二階堂蓮・野明花菜・野々村太陽・荻原大翔・小栗大地・鬼塚雅・小野光希・小野寺佳歩・佐藤幸椰・勢藤優花・清水さら・新濱立也・鈴木猛史・高梨沙羅・冨田せな・戸塚優斗・谷地宙・山田和哉・山田梨央・山田琉聖・山本涼太・柳本理乃・吉田雪乃・吉永一貴・フォルティウス・ロコ・ソラーレ・SC軽井沢クラブ
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出典
- FIS 島川拓也の選手ページ(英語)
- FIS W杯 男子デュアルモーグル 2025-26シーズン順位
- 北海道新聞 営業と競技、二足のわらじ 働きながら五輪目指す 島川拓也
- 北海道新聞 モーグル日本代表 島川(札幌市出身)「五輪表彰台目指す」
- 北海道新聞 島川拓也 デュアルモーグルに挑む(2026年2月15日)
- 北海道新聞 男子は藤村一慶、女子は梶原久紗子が初V 島川拓也は12位 全日本モーグル
- Freestyle skiing at the 2026 Winter Olympics – Men's dual moguls(ウィキペディア英語版)
- 2026年ミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックの日本選手団(ウィキペディア)
- 2025–26 FIS Freestyle Ski World Cup(ウィキペディア英語版)
- 全日本スキー連盟 SAJ強化指定選手 2026/2027 フリースタイル・モーグル
- FIS カレンダーと結果(フリースタイル・フリースキー 2026-27)
競技の情報の確認日:2026-10-16・大会の情報の確認日:2026-10-18。日程は開催地の日付です。変更があるため、出かける前・見る前に公式の案内をご確認ください。