川除大輝(かわよけ・たいき)|経歴・パラリンピックの成績・2026-27シーズン

PARA CROSS-COUNTRY

川除大輝(かわよけ・たいき) パラ・クロスカントリースキー男子立位

川除大輝は、富山県富山市出身のパラ・クロスカントリースキー(距離)の選手で、日立ソリューションズの「チームAURORA」に所属しています。2022年の北京パラリンピックで男子20kmクラシカル立位の金メダルを取り、W杯では2022-23シーズンから3シーズン続けて総合優勝を果たした日本男子のエースです。2026年のミラノ・コルティナ大会では、男子10kmクラシカル立位で4位に入りました。

プロフィール

項目 内容
名前 川除大輝(かわよけ・たいき)
生年月日 2001年2月21日
出身 富山県富山市
クラス LW5/7(立位。両腕に障がいがある選手のクラス)
障がい 生まれつき両手足の指の一部がない(両上肢の機能障がい)
出身校 富山県立雄山高校、日本大学(スキー部)
所属 日立ソリューションズ「チームAURORA」スキー部(2023年4月から)
パラリンピック 2018年平昌・2022年北京・2026年ミラノ・コルティナの3大会に出場
主な受賞 紫綬褒章、富山県民栄誉賞(ともに2022年)

川除大輝は、生まれつき両手足の指の一部がない障がいがあり、立って滑る「立位」のLW5/7クラスで戦っています。6歳のころ、親戚に誘われてクロスカントリースキーを始めました。

2015年10月に日立ソリューションズのジュニアスキークラブに入り、このクラブで力をつけました。同じ会社には、パラリンピックで長く日本を引っぱってきた新田佳浩も所属しています。日本大学に進んでスキー部でも競技を続け、2023年4月に日立ソリューションズに入社して「チームAURORA」スキー部の一員になりました。

これまでの主な成績

初めてのパラリンピックは、高校生だった2018年の平昌大会です。混合10kmリレーで4位に入り、個人種目でも男子20kmで9位など、10位前後の成績を残しました。

2019年にカナダのプリンスジョージで開かれた世界選手権では、男子ロング・クラシカル(20km)で金メダルを取り、スプリント・フリーでも銅メダルを取りました。同じ年に札幌で開かれたW杯でも、男子ミドル・フリーで優勝しています。

大きく名前が知られたのは、2022年の北京パラリンピックです。開会式で日本選手団の旗手をつとめた川除は、男子20kmクラシカル立位で52分52秒8を出し、2位に1分30秒以上の差をつけて金メダルを取りました。冬季パラリンピックの日本男子として、最も若い金メダリストになったと報じられました。

大会・シーズン 主な成績
2018年 平昌パラリンピック 混合10kmリレー 4位、男子20km 9位、男子10km 10位
2019年 世界選手権(プリンスジョージ) 男子ロング・クラシカル 金、スプリント・フリー 銅
2022年 北京パラリンピック 男子20kmクラシカル立位 金、スプリント・フリー 7位、12.5kmフリー 8位、オープンリレー 7位
2022-23シーズン W杯 総合優勝。世界選手権(エステルスンド)男子クラシカル 2位
2023-24シーズン W杯 総合優勝(ドッビアーコの10kmクラシカル・マススタートなどで優勝)
2024-25シーズン W杯 総合優勝(3シーズン連続)。世界選手権(トブラッハ)男子10kmクラシカル立位 金
2026年 ミラノ・コルティナ・パラリンピック 男子10kmクラシカル立位 4位、20kmフリー 6位、スプリント・クラシカル 7位、オープンリレー 7位

W杯では、2022-23シーズンから2024-25シーズンまで3シーズン続けて男子立位の総合優勝を果たしました。2025年2月にイタリアのトブラッハ(ドッビアーコ)で開かれた世界選手権では、男子10kmクラシカル立位で優勝し、世界の頂点に返り咲きました。同じ年にノルウェーのトロンハイムで開かれたノルディックスキー世界選手権のパラ種目でも、男子スプリントで2位に入っています。

2025-26シーズンのふり返り

パラリンピックの年となった2025-26シーズンは、カナダのキャンモアで開かれたW杯でスプリント・フリーの2位に入りました。10kmクラシカルと10kmクラシカル・マススタートはともに4位でした。ドイツのフィンステラウ大会では、スプリント・クラシカルで7位でした。国内では全日本障害者クロスカントリースキー競技大会で2種目を制しています。

2025年12月25日には、ミラノ・コルティナ大会の日本代表として会見に出席しました。男子立位で2大会続けての金メダルを目指すとして、「結果で恩返しを」と意気込みを語っていました。

2026年ミラノ・コルティナ・パラリンピック

大会第6日の3月11日、男子10kmクラシカル立位は、北京で金メダルを取ったクラシカル走法のレースでした。川除はメダル争いにからみましたが、4位に終わりました。この種目はフランスの選手が優勝しています。

男子20kmフリー立位は6位、スプリント・クラシカルは7位、日本チームとして出たオープンリレーは7位でした。20kmフリーは中国の3選手が表彰台を独占するなど、世界の層が厚くなっていることを感じさせる大会でした。2大会続けての金メダルは逃しましたが、4種目すべてで入賞しました。

2026-27シーズンの予定と見どころ

2026-27シーズンは、2030年のフランス・アルプス・パラリンピックに向けた4年間の最初のシーズンです。FIS(国際スキー・スノーボード連盟)のパラ・スノースポーツ委員会は2026年5月、今季のパラ・クロスカントリーのW杯を4つの大会に増やし、レースの数も増やす案を承認しました。最終決定はFISの理事会が行います。

新しい種目も加わる予定です。イタリアのトブラッハでは、2人1組で走るチームスプリントと、クラシカルとフリーを続けて走るスキーアスロンが行われる計画です。トブラッハは、川除が2025年の世界選手権で金メダルを取った会場です。

見どころは、男子立位のW杯で総合優勝を取り戻せるかどうかです。ミラノ・コルティナ大会で中国やフランスの選手に先をこされた悔しさを、新しいシーズンでどう晴らすかに注目です。日本代表の顔ぶれは、日本障害者スキー連盟が決めて発表します。

クラシカルとフリー

クロスカントリースキーには、2本のみぞ(シュプール)の上をスキーを平行にして進む「クラシカル」と、スケートのように板をハの字に開いて進む「フリー」の2つの走り方があります。種目ごとに、どちらの走り方で走るかが決まっています。

パラの立位では、障がいの程度が違う選手が同じレースで競います。そのため、クラスごとに決められた係数を実際のタイムにかけて順位を決めます。

特徴

  • クラシカル走法の強さ:北京パラの金メダルも、2025年の世界選手権の金メダルも、クラシカル走法のレースでした。
  • W杯での安定感:3シーズン続けて男子立位の総合優勝を果たしました。
  • チームで育った選手:中学生のころから日立ソリューションズのジュニアスキークラブで力をつけてきました。

よくある質問

川除大輝の金メダルはどの種目ですか?

2022年の北京パラリンピックの男子20kmクラシカル立位です。2位に1分30秒以上の差をつけての優勝でした。

ミラノ・コルティナ大会の成績は?

男子10kmクラシカル立位が4位、20kmフリー立位が6位、スプリント・クラシカルが7位、オープンリレーが7位でした。

所属はどこですか?

日立ソリューションズの「チームAURORA」スキー部です。2023年4月に入社しました。それまでは同じ会社のジュニアスキークラブと、日本大学のスキー部で滑っていました。

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出典

競技の情報の確認日:2026-10-16・大会の情報の確認日:2026-10-18。日程は開催地の日付です。変更があるため、出かける前・見る前に公式の案内をご確認ください。

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