山田琉聖(やまだ・りゅうせい)|経歴・成績・2026-27シーズンの予定

山田琉聖(やまだ・りゅうせい)|経歴・成績・2026-27シーズンの予定
SNOWBOARD

山田琉聖(やまだ・りゅうせい) スノーボード・ハーフパイプ

山田琉聖は、2026年ミラノ・コルティナ五輪のスノーボード男子ハーフパイプで銅メダルを取った選手です。初めての五輪で、決勝の1回目にはトップに立ちました。北海道出身の選手が五輪のハーフパイプでメダルを取ったのは初めてです。

プロフィール

項目 内容
名前 山田琉聖(やまだ・りゅうせい)
生年月日 2006年3月25日
出身 北海道札幌市
所属 専門学校JWSC(チームJWSC)
種目 スノーボード・ハーフパイプ
主な実績 2026年ミラノ・コルティナ五輪 銅メダル、2024年江原ユース五輪 銅メダル、W杯優勝1回

山田琉聖は、半分に切った筒のような雪の壁を左右に行き来しながら技を出す「ハーフパイプ」の選手です。札幌市立新川中学校、相生学院高校を卒業し、いまは新潟県妙高市の国際スノーボード&スケートボード専門学校(JWSC)に在籍しています。五輪のあと、新潟県から県民栄誉賞を贈られました。

これまでの歩み

札幌の育成事業から初のオリンピアン

山田は、札幌市と市のスポーツ協会が行う「さっぽろジュニアアスリート発掘育成事業」の育成選手でした。この事業から五輪に出た選手は、山田と、同じくハーフパイプの工藤璃星が初めてです。

世界を目指す道のりは、決して楽ではありませんでした。報道によると、海外遠征の費用は、母と二人三脚でかせいできました。母は仕事をかけもちして支え、山田自身も北海道のサロマ湖でアルバイトをしていたと伝えられています。

W杯デビューからユース五輪の銅へ

W杯(ワールドカップ)には、2022年12月のコッパーマウンテン(アメリカ)で初めて出場しました。このときは42位でしたが、次の2023-24シーズンには同じコッパーマウンテンで5位に入ります。2024年2月には、韓国・江原道で開かれた冬季ユース五輪のハーフパイプで83.00点を出し、銅メダルを取りました。

表彰台の常連へ

2024-25シーズン、山田は世界の上位に食いこみます。12月の崇礼(中国)で3位に入ってW杯で初めて表彰台に上がり、2025年2月のアスペン(アメリカ)でも3位になりました。3月の世界選手権(スイス・エンガディン)は15位でした。

五輪シーズンの2025-26年は、12月の崇礼で5位、続く12月19日のコッパーマウンテンでW杯初優勝をあげました。この勝利で、五輪の日本代表に名乗りをあげました。

主な成績

五輪・世界選手権

年 大会 成績
2024年 江原ユース五輪(韓国) 銅メダル(83.00点)
2025年 世界選手権(エンガディン) 15位
2026年 ミラノ・コルティナ五輪 銅メダル(92.00点)

W杯(ワールドカップ)

国際スキー・スノーボード連盟(FIS)の記録では、W杯の表彰台は4回です。

日付 開催地 順位
2024年12月8日 崇礼(シークレットガーデン・中国) 3位
2025年2月1日 アスペン(アメリカ) 3位
2025年12月19日 コッパーマウンテン(アメリカ) 1位
2026年3月8日 札幌(日本) 3位

昨季2025-26シーズンのW杯

日付 開催地 順位
2025年12月12日 崇礼(中国) 5位
12月19日 コッパーマウンテン(アメリカ) 1位
2026年1月9日 バターミルク(アメリカ) 6位
1月17日 ラークス(スイス) 10位
3月8日 札幌(日本) 3位

出場した5戦すべてで10位以内に入り、2つの表彰台を重ねました。五輪のあとの3月8日には、地元・札幌で開かれたW杯でも3位に入り、ファンの前で表彰台に立ちました。2月28日には、アメリカ・コロラド州のバターミルクで開かれたショーン・ホワイトが主催する新しい大会「スノーリーグ」で、五輪金メダルの戸塚優斗を決勝で破って優勝しています。報道によると、このとき4回転の「1440」を2本続けて決めました。

2026年ミラノ・コルティナ五輪

男子ハーフパイプは、イタリアのリビーニョで行われました。2月11日の予選では、1回目に90.25点を出して3位で決勝に進みます。W杯初優勝につなげた大技を、予選でもしっかり決めました。

2月13日の決勝は3回滑り、いちばん高い得点で順位が決まります。山田は1回目にミスのない滑りを見せ、92.00点でトップに立ちました。2回目は転倒し、その間に戸塚優斗が95.00点、スコッティ・ジェームズ(オーストラリア)が93.50点を出して逆転します。3回目も1回目と同じ92.00点で、得点は上がりませんでしたが、3位を守って銅メダルを取りました。

順位 選手 得点
1位 戸塚優斗(日本) 95.00点
2位 スコッティ・ジェームズ(オーストラリア) 93.50点
3位 山田琉聖(日本) 92.00点
4位 平野流佳(日本) 91.00点
7位 平野歩夢(日本) 86.50点

日本からは4人が決勝に進み、金と銅の2つのメダルを取りました。北海道出身の選手が五輪のハーフパイプでメダルを取ったのは初めてです。大会後の会見で、山田は自分らしい滑りができたと振り返っています。3月25日には札幌で祝勝会が開かれ、地元の人たちに銅メダルを披露しました。

予選の順位を見ると、2位が戸塚優斗(91.25点)、3位が山田(90.25点)、5位が平野流佳、7位が平野歩夢で、日本の4人全員が決勝に進んでいました。この大会でハーフパイプのメダルを取った日本選手の中では、19歳の山田がいちばん若い選手でした。

滑りの特徴

山田の滑りは、ほかの選手とは違う独自の構成が持ち味です。報道では、空中にいる時間の長い技を中心にした組み立てと、その完成度の高さが評価されたと伝えられています。ハーフパイプの採点は、技の難しさだけでなく、高さ、技の種類の多さ、着地やつなぎの流れも見られます。回転の数だけで勝負するのではなく、高さと美しさで点を積み上げるのが山田のスタイルです。

そのうえで、回転の多い大技も持っています。スノーリーグでは4回転の1440を2本続けて決め、壁を上がる向きと逆に回る「アーリーウープ」の技でも高い評価を受けたと報じられています。五輪の決勝では、1回目と3回目の2本で同じ92.00点をそろえました。大舞台でも同じ滑りを再現できる安定感があります。

2026-27シーズンの予定と見どころ

全日本スキー連盟(SAJ)は、今季山田をハーフパイプのいちばん上のSランクの強化選手に選んでいます。同じSランクの男子は、五輪金メダルの戸塚優斗と、北京五輪金メダルの平野歩夢です。Aランクには五輪4位の平野流佳もいて、日本代表の座をめぐる争いがそのまま世界一を争う戦いになります。国際スキー・スノーボード連盟(FIS)のポイントの順位表では、山田はいまハーフパイプで世界3位につけていて、今季は追われる立場で戦うことになります。

今季のW杯のハーフパイプは、FISのカレンダーでは次の6か所です。日付は開催地の日付です。

日程(現地) 開催地 国
2026年12月9日〜11日 崇礼(シークレットガーデン) 中国
12月17日〜19日 コッパーマウンテン アメリカ
2027年1月13日〜16日 ラークス スイス
2月17日〜18日 カルガリー カナダ
2月25日〜28日 アスペン アメリカ
4月1日〜4日 シルバプラナ スイス

いちばんの山場は、2027年3月6日から21日にオーストリアのモンタフォンで開かれる世界選手権です。山田は前回の世界選手権で15位に終わっていて、今回は初めてのメダルをねらいます。昨季初優勝したコッパーマウンテンでの2連覇なるかも見どころです。どの大会に出るかは、大会ごとのエントリーで決まります。

よくある質問

名前の読み方は?

「やまだ・りゅうせい」と読みます。

どこの出身ですか?

北海道札幌市です。いまは新潟県妙高市の専門学校に在籍しています。

所属はどこですか?

国際スノーボード&スケートボード専門学校(JWSC)です。FISの登録もJWSCになっていて、報道では「チームJWSC」と書かれることもあります。

スノーリーグとは何ですか?

五輪のハーフパイプで3度金メダルを取ったショーン・ホワイト(アメリカ)が立ち上げた大会です。山田は2026年2月28日のバターミルク大会で、戸塚優斗を破って優勝しました。

五輪で何点を出しましたか?

決勝の1回目と3回目に92.00点を出し、銅メダルを取りました。

ほかの日本の選手

相原史郎・藤澤五月・深田茉莉・長谷川帝勝・平野歩夢・平野流佳・堀川桃香・堀島行真・伊藤有希・葛西優奈・木村葵来・小林陵侑・工藤璃星・倉坪克拓・丸山希・三木つばき・宮田将吾・森重航・村岡桃佳・村瀬心椛・長森遥南・内藤智文・中村直幹・二階堂蓮・野明花菜・荻原大翔・小栗大地・鬼塚雅・小野光希・小野寺佳歩・佐藤幸椰・勢藤優花・清水さら・新濱立也・高梨沙羅・冨田せな・戸塚優斗・谷地宙・山田梨央・山本涼太・柳本理乃・吉田雪乃・吉永一貴・フォルティウス・ロコ・ソラーレ・SC軽井沢クラブ

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出典

競技の情報の確認日:2026-10-16・大会の情報の確認日:2026-10-17。日程は開催地の日付です。変更があるため、出かける前・見る前に公式の案内をご確認ください。

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