山田梨央(やまだ・りお)|経歴・成績・2026-27シーズンの予定

山田梨央(やまだ・りお)|経歴・成績・2026-27シーズンの予定
SPEED SKATING

山田梨央(やまだ・りお) スピードスケート・女子短距離

山田梨央は長野県諏訪市出身のスピードスケート選手で、直富商事に所属しています。小平奈緒と同じ信州大学の結城匡啓監督のもとで力をつけ、28歳で初めて出た2026年のミラノ・コルティナ五輪で女子1000m7位に入賞しました。2026-27シーズンは女子でただ一人「シニア強化選手A」に選ばれています。

プロフィール

項目 内容
名前 山田梨央(やまだ・りお)
生年月日 1997年7月10日
出身 長野県諏訪市
出身校 伊那西高校、信州大学
所属 直富商事
身長 156cm
種目 スピードスケート(女子短距離。おもに500m・1000m)
主な実績 2026年ミラノ・コルティナ五輪 1000m7位・500m9位、2025年世界距離別選手権1000m6位、2020年四大陸選手権1000m銀メダル

山田梨央は、長野県諏訪市出身のスピードスケート選手です。女子の短い距離、500mと1000mを専門にしています。

社会人6年目、28歳で初めての五輪にたどり着いた、遅咲きのスケーターです。2026年のミラノ・コルティナ五輪では女子1000mで7位に入賞し、500mでも9位に入りました。

これまでの歩み

諏訪市で生まれ、物心がつく前からスケート靴をはいていました。のちに五輪の金メダリストとなる小平奈緒も通ったスケートクラブに入り、腕を磨きました。

伊那西高校に進むと、1年生のときに全日本ジュニア選手権のスプリント部門で総合優勝しました。高校卒業後は信州大学に進み、小平を育てた結城匡啓監督のもとで学びました。大学では、大先輩の小平と一緒に練習を重ねています。

大学時代には、つらい別れもありました。在学中に父親を亡くしています。それでも競技を続け、2020年に米国ミルウォーキーで開かれた四大陸選手権では、女子1000mで銀メダルを取りました。

大学を卒業すると、地元・長野県の企業である直富商事に入社し、働きながら競技を続けました。ただ、なかなか世界の上位には届きませんでした。原因のひとつが、両足首のゆるさでした。

2023年1月、両足首の外側のじん帯を手術する決断をしました。この手術で足首の不安がなくなり、国際大会で上位に迫れるようになっていきます。2025年3月にノルウェーのハーマルで開かれた世界距離別選手権では、女子1000mで6位、500mで11位に入りました。

五輪シーズンの2025-26シーズンは安定した滑りを続け、W杯のランキングでも一時は1けたの順位に入りました。そして2025年の年末、ミラノ・コルティナ五輪の日本代表に初めて選ばれました。

主な成績

大会 種目 成績
2020年 四大陸選手権(ミルウォーキー) 1000m 銀メダル
2025年 世界距離別選手権(ハーマル) 1000m 6位
2025年 世界距離別選手権(ハーマル) 500m 11位
2026年 ミラノ・コルティナ五輪 1000m 7位(1分15秒16)
2026年 ミラノ・コルティナ五輪 500m 9位(37秒78)

2026年ミラノ・コルティナ五輪

山田はもともと、レースの前に強く緊張してしまう性格です。代表に決まってから、本番で体が固まってしまう夢を20回以上見たと明かしています。1000mの前の夜にも、スタートラインで震えが止まらない夢を見たそうです。

迎えた2月9日(現地)の女子1000m。同じ組で前に滑ったオランダのコックが好タイムを出す中、山田は1分15秒16で滑りきり、7位に入賞しました。優勝はオランダのレールダムで1分12秒31、日本の高木美帆が1分13秒95で銅メダルでした。

レースの前、山田は亡くなった父のことを思い浮かべました。お父さんはどこからでも見たい放題だな、と考えた瞬間に緊張が消え、見守っていてね、という気持ちで滑れたと話しています。

大先輩の小平奈緒からは、緊張しやすい山田を気づかって、あえて応援の言葉をかけないようにしている、という心づかいが伝えられていました。1000mのあと、小平は山田の投稿に反応してくれたそうで、それも大きな励みになりました。

2月15日の女子500mでは37秒78で9位でした。8位とはわずか0秒03の差で、2種目目の入賞にはあと一歩届きませんでした。優勝はオランダのコックで、36秒49の五輪新記録でした。

たくさんの応援を感じながら滑れたことが幸せだったと振り返り、応援を受け止めて滑る自分なりのやり方を見つけられた大会になりました。

2026-27シーズンの予定と見どころ

日本スケート連盟が2026年4月22日に発表した今季の強化選手で、山田は女子でただ一人、上位の「シニア強化選手A」に入りました。男子の新濱立也と並ぶ評価です。

日本の女子短距離を長く支えてきた高木美帆は、2026年3月の世界選手権を最後に現役を退きました。これからは山田が、日本の女子短距離の柱として期待されます。

W杯前半の代表は、10月の全日本距離別選手権の結果などをもとに決まります。今季のおもな日程は次のとおりです。

日程(現地) 大会 場所
10月23〜25日 全日本距離別選手権(W杯前半の代表選考) 長野市・エムウェーブ
11月13〜15日 W杯 第1戦 北京(中国)
11月20〜22日 W杯 第2戦 帯広(北海道)
12月4〜6日 W杯 第3戦 ヘーレンフェーン(オランダ)
12月11〜13日 W杯 第4戦 スタバンゲル(ノルウェー)
12月28〜30日 全日本選手権 八戸(青森県)
2027年1月29〜31日 W杯 第5戦 ソルトレークシティー(米国)
2月5〜7日 W杯 第6戦 カルガリー(カナダ)
2月25〜28日 世界距離別選手権 北京(中国)

五輪で入賞した1000mで、W杯の表彰台に立てるかが最初の見どころです。11月には北海道の帯広でW杯が開かれ、日本のファンの前で滑る機会もあります。

ミラノ・コルティナ五輪の日本勢(女子短距離)

ミラノ・コルティナ五輪の女子500mと1000mには、日本から高木美帆、山田梨央、吉田雪乃の3人が出場しました。高木が2種目で銅メダルを取り、山田は2種目とも入賞争いに加わりました。

種目 日本勢の結果
1000m(2月9日) 高木美帆 3位(1分13秒95)、山田梨央 7位(1分15秒16)、吉田雪乃 16位(1分16秒11)
500m(2月15日) 高木美帆 3位(37秒27)、山田梨央 9位(37秒78)、吉田雪乃 13位(37秒98)

500mは、スタートの飛び出しから最後まで全力で滑りきる種目です。1000mは、500mのスピードを保ったまま、後半の粘りも求められます。山田は、この2つの距離の両方で世界の上位に入れることを五輪で示しました。

とくに1000mは、2025年の世界距離別選手権で6位、五輪で7位と、大きな大会で続けて上位に入っています。高木美帆が引退したいま、1000mは日本の女子にとって、山田がメダルに最も近い種目といえます。

特徴

  • 1000mの強さ:五輪で7位、世界距離別選手権で6位と、1000mで世界の上位に入っています。
  • 小平奈緒と同じ道:小平と同じスケートクラブ、同じ信州大学の結城監督のもとで力をつけました。
  • 手術からの成長:2023年に両足首のじん帯を手術してから、国際大会で結果が出るようになりました。

よくある質問

五輪の最高成績は何位ですか?

2026年ミラノ・コルティナ五輪の女子1000mの7位です。500mでも9位に入りました。

小平奈緒とはどんな関係ですか?

同じスケートクラブの出身で、信州大学の結城匡啓監督のもとで一緒に練習してきた後輩です。

今の所属はどこですか?

長野県の企業、直富商事です。大学を卒業してから所属しています。

500mの結果はどうでしたか?

37秒78で9位でした。8位とは0秒03の差で、入賞まであと一歩でした。

どんな性格の選手ですか?

レース前に強く緊張してしまう性格だと、本人が話しています。五輪の前には、本番で体が固まってしまう夢を何度も見たそうです。それでも本番では、亡くなった父や応援してくれる人たちを思い浮かべて、落ち着いて滑ることができました。

次の大きな大会はいつですか?

W杯は11月13日の北京大会から始まります。2月25日からは、北京で世界距離別選手権が開かれます。

出身はどこですか?

長野県諏訪市です。高校は伊那西高校、大学は信州大学に進み、どちらも地元の長野県で力をつけました。

ほかの日本の選手

相原史郎・藤澤五月・深田茉莉・長谷川帝勝・平野歩夢・平野流佳・堀川桃香・堀島行真・伊藤有希・葛西優奈・木村葵来・小林陵侑・工藤璃星・倉坪克拓・丸山希・三木つばき・宮田将吾・森重航・村岡桃佳・村瀬心椛・長森遥南・内藤智文・中村直幹・二階堂蓮・野明花菜・荻原大翔・小栗大地・鬼塚雅・小野光希・小野寺佳歩・佐藤幸椰・勢藤優花・清水さら・新濱立也・高梨沙羅・冨田せな・戸塚優斗・谷地宙・山田琉聖・山本涼太・柳本理乃・吉田雪乃・吉永一貴・フォルティウス・ロコ・ソラーレ・SC軽井沢クラブ

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出典

競技の情報の確認日:2026-10-16・大会の情報の確認日:2026-10-17。日程は開催地の日付です。変更があるため、出かける前・見る前に公式の案内をご確認ください。

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