荻原大翔(おぎわら・ひろと)|経歴・成績・2026-27シーズンの予定

荻原大翔(おぎわら・ひろと)|経歴・成績・2026-27シーズンの予定
SNOWBOARD

荻原大翔(おぎわら・ひろと) スノーボード・ビッグエア、スロープスタイル

荻原大翔は、スノーボードのビッグエアで横に6回転半する「2340」を世界で初めて決めた選手です。Xゲームズのビッグエアでは2025年と2026年に2連覇しました。2026年のミラノ・コルティナ五輪は予選を1位で通過しましたが、決勝は12位でした。

プロフィール

項目 内容
名前 荻原大翔(おぎわら・ひろと)
生年月日 2005年7月19日
出身 茨城県牛久市
所属 TOKIOインカラミ
種目 スノーボード・ビッグエア、スロープスタイル
主な実績 Xゲームズ ビッグエア優勝(2025年・2026年)、W杯優勝3回、2026年ミラノ・コルティナ五輪 ビッグエア12位

荻原大翔は、大きなジャンプ台から1回だけ跳んで技を競う「ビッグエア」と、ジャンプ台やレールが並ぶコースを滑る「スロープスタイル」の両方で戦う選手です。牛久市立牛久南中学校、日本体育大学柏高校をへて、宮城県の仙台大学に在籍しています。身長は162センチです。

これまでの歩み

3歳で始め、9歳で世界に知られる

スノーボードを始めたのは3歳のときです。父に連れられて、茨城県の自宅から福島県のスキー場に通いました。9歳だった2014年には、背中側に3回転する「バックサイド1080」を決めた映像が世界中に広まり、小学生のころから海外でも名前を知られるようになります。2017年、12歳でプロになりました。

2021年と2022年には、世界の若手が集まる大会のシリーズ「ワールドルーキーツアー」のスロープスタイルで優勝しています。2022年には、横に6回転する「2160」を決めて話題になりました。

W杯で3勝

W杯(ワールドカップ)には2021-22シーズンから出場しています。初めて勝ったのは、2023年10月21日のスイス・クールのビッグエアです。2024年12月1日には北京のビッグエアで優勝し、2025年12月13日にはアメリカ・スティームボートのビッグエアでも勝ちました。2025年3月の世界選手権(スイス・エンガディン)は、ビッグエア10位、スロープスタイル21位でした。

Xゲームズで史上初の2340

荻原の名前を世界に広めたのが、2025年1月のXゲームズ(アメリカ・アスペン)です。ビッグエアで、横に6回転半する「2340」を史上初めて成功させ、97.33点で優勝しました。大会前の練習で前腕を骨折していた中での快挙で、この技はギネス世界記録にも認められました。2026年1月のXゲームズでもビッグエアで優勝し、2連覇を果たしています。このときの3位は、のちに五輪で金メダルを取る木村葵来でした。

主な成績

五輪・世界選手権・Xゲームズ

年 大会 ビッグエア スロープスタイル
2025年 Xゲームズ(アスペン) 優勝(97.33点) —
2025年 世界選手権(エンガディン) 10位 21位
2026年 Xゲームズ(アスペン) 優勝 —
2026年 ミラノ・コルティナ五輪 12位(予選1位) 棄権

W杯の表彰台

国際スキー・スノーボード連盟(FIS)の記録では、W杯の表彰台は4回です。

日付 開催地 種目 順位
2023年10月21日 クール(スイス) ビッグエア 1位
2024年12月1日 北京(中国) ビッグエア 1位
2025年12月13日 スティームボート(アメリカ) ビッグエア 1位
2026年3月21日 フラッハウ(オーストリア) スロープスタイル 3位

勝つときは圧倒的な一方で、大技に挑んだ結果、下位に沈む大会もあります。ビッグエアは、1本の大技の成否で順位が大きく動く種目です。荻原は、だれも跳んだことのない回転数に挑むことで、世界の大会を盛り上げてきました。

昨季2025-26シーズンのW杯

日付 開催地 種目 順位
2025年11月29日 崇礼(中国) ビッグエア 27位
12月6日 北京(中国) ビッグエア 19位
12月13日 スティームボート(アメリカ) ビッグエア 1位
2026年1月10日 スノーマス(アメリカ) スロープスタイル 13位
1月18日 ラークス(スイス) スロープスタイル 57位
3月21日 フラッハウ(オーストリア) スロープスタイル 3位

ビッグエアの最初の2戦は下位に終わりましたが、3戦目のスティームボートで優勝し、五輪の日本代表入りを確かなものにしました。続く1月のXゲームズでも勝ち、五輪には勢いをつけて乗りこみました。

2026年ミラノ・コルティナ五輪

予選は1位

男子ビッグエアは、イタリアのリビーニョで行われました。2月5日の予選では、合計178.50点を出して1位で決勝に進みます。日本からは、荻原、木村葵来(3位)、長谷川帝勝(5位)、木俣椋真(10位)の4人全員が決勝に進みました。

決勝は12位、スロープスタイルは棄権

2月7日の決勝では、1回目と2回目の大技がそろって決まらず、3回目を待たずにメダルの可能性がなくなりました。3回目も13.75点で、合計34.75点の12位でした。この決勝で足首を痛め、スロープスタイルの練習で再び痛めたため、2月15日のスロープスタイルの予選は棄権しました。

順位 選手 合計
1位 木村葵来(日本) 179.50点
2位 木俣椋真(日本) 171.50点
3位 スー・イーミン(中国) 168.50点
11位 長谷川帝勝(日本) 100.50点
12位 荻原大翔(日本) 34.75点

それでも、シーズンの最後には元気な姿を見せました。2026年3月21日、オーストリアのフラッハウで開かれたW杯のスロープスタイルで3位に入り、この種目で初めてW杯の表彰台に上がっています。6月に宮城県を訪れたシーズンの報告では、次の五輪ではスロープスタイルとビッグエアの両方で金メダルを目指すと話しました。

滑りの特徴

荻原の最大の武器は、回転の多さです。2340は、ジャンプ台を飛び出してから着地までに、横に6回転半も回る技です。回転が増えるほど空中での体の軸がぶれやすく、着地の向きを合わせるのも難しくなります。荻原はその限界を何度も押し広げてきました。2025年のXゲームズでは、前腕を骨折したままこの技を決めていて、けがをおしても大技に挑む気持ちの強さも持ち味です。

ビッグエアだけでなく、スロープスタイルの力をつけてきたのも最近の変化です。スロープスタイルでは、レールの技とジャンプの技を1本の中でつなげる総合力が問われます。昨季はフラッハウで表彰台に上がり、2つの種目で戦える選手になりつつあります。

2026-27シーズンの予定と見どころ

全日本スキー連盟(SAJ)は、今季も荻原をスロープスタイル・ビッグエアのいちばん上のSランクの強化選手に選んでいます。同じSランクの男子は、五輪金メダルの木村葵来と、銀メダルの長谷川帝勝です。

今季のW杯の日程は、FISのカレンダーでは次のとおりです。日付は開催地の日付です。

日程(現地) 開催地 種目
2026年11月26日〜28日 インスブルック(オーストリア) ビッグエア
12月3日〜5日 北京(中国) ビッグエア
12月10日〜13日 ブリッケンリッジ(アメリカ) スロープスタイル
2027年1月7日〜9日 クライシュベルク(オーストリア) ビッグエア
1月13日〜16日 ラークス(スイス) スロープスタイル
1月20日〜21日 ティーニュ(フランス) ビッグエア
2月25日〜28日 アスペン(アメリカ) スロープスタイル
4月1日〜4日 シルバプラナ(スイス) スロープスタイル

いちばんの山場は、2027年3月6日から21日にオーストリアのモンタフォンで開かれる世界選手権です。荻原はまだ世界選手権のメダルがなく、初めての表彰台をねらいます。北京はW杯で勝ったことのある会場で、12月の北京大会も見どころです。Xゲームズのビッグエア3連覇がかかる2027年大会の日程は発表待ちです。どの大会に出るかは、大会ごとのエントリーで決まります。

よくある質問

2340とはどんな技ですか?

ジャンプ台から飛び出して、横に6回転半する技です。荻原が2025年1月のXゲームズで史上初めて成功させました。

五輪の結果は?

2026年ミラノ・コルティナ五輪のビッグエアは12位でした。予選は1位でした。スロープスタイルは足首を痛めて棄権しました。

所属はどこですか?

TOKIOインカラミです。同じチームには、村瀬心椛や長谷川帝勝もいます。

名前の読み方は?

「おぎわら・ひろと」と読みます。

ほかの日本の選手

相原史郎・藤澤五月・深田茉莉・長谷川帝勝・平野歩夢・平野流佳・堀川桃香・堀島行真・伊藤有希・葛西優奈・木村葵来・小林陵侑・工藤璃星・倉坪克拓・丸山希・三木つばき・宮田将吾・森重航・村岡桃佳・村瀬心椛・長森遥南・内藤智文・中村直幹・二階堂蓮・野明花菜・小栗大地・鬼塚雅・小野光希・小野寺佳歩・佐藤幸椰・勢藤優花・清水さら・新濱立也・高梨沙羅・冨田せな・戸塚優斗・谷地宙・山田梨央・山田琉聖・山本涼太・柳本理乃・吉田雪乃・吉永一貴・フォルティウス・ロコ・ソラーレ・SC軽井沢クラブ

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出典

競技の情報の確認日:2026-10-16・大会の情報の確認日:2026-10-17。日程は開催地の日付です。変更があるため、出かける前・見る前に公式の案内をご確認ください。

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