高梨沙羅(たかなし・さら)|経歴・W杯の成績・2026-27シーズンの予定

高梨沙羅(たかなし・さら)|経歴・W杯の成績・2026-27シーズンの予定
SKI JUMPING

高梨沙羅|W杯63勝、日本の女子ジャンプの第一人者

高梨沙羅は北海道上川町出身のスキージャンプ選手で、クラレに所属しています。W杯の個人63勝は男女を通じて歴代最多で、総合優勝も4回果たしました。2026年のミラノ・コルティナ五輪では混合団体で銅メダルを取り、現役を続けています。

プロフィール

項目 内容
名前 高梨沙羅(たかなし・さら)
生年月日 1996年10月8日
出身 北海道上川郡上川町
所属 クラレ
身長 152cm
種目 スキージャンプ(女子)
五輪 2014年ソチから4大会連続で出場

高梨沙羅は、日本の女子ジャンプを長く引っぱってきた選手です。15歳でW杯にデビューし、10代のうちに世界の頂点に立ちました。身長152cmと小柄ですが、W杯の個人優勝の数は男女を通じて歴代でいちばん多い63勝です。

これまでの歩み

W杯のデビューは2011年12月3日、ノルウェーのリレハンメル大会でした。いきなり5位に入りました。翌月の2012年1月8日、ドイツのヒンターツァルテン大会で2位に入り、初めて表彰台に立ちました。

初優勝は2012年3月3日の山形・蔵王大会です。日本の女子選手がW杯の個人戦で勝ったのは、これが初めてでした。

2012-13シーズンには、16歳でW杯の総合優勝を果たしました。日本の選手が総合優勝したのは男女を通じて初めてで、女子の最年少記録でもあります。その後も2013-14、2015-16、2016-17シーズンと総合優勝を重ねました。合計4回は女子の歴代最多です。

最後に勝ったのは2022年3月6日、ノルウェー・オスロのラージヒルで、これが個人63勝目でした。個人の表彰台も110回を超えています。

その後は、スロベニアのニカ・プレブツら若い選手が力をつけ、勝つのが難しいシーズンが続いています。総合順位は2022-23シーズンが10位、2023-24シーズンが9位、2024-25シーズンが12位でした。2025-26シーズンは個人の表彰台はありませんでしたが、931点を集めて総合9位に入りました。1月30日のドイツ・ビリンゲン大会の混合団体では、日本の3位に貢献しています。

主な成績

W杯の総合順位

シーズン 総合順位 ポイント
2011-12 3位 639
2012-13 1位(総合優勝) 1297
2013-14 1位(総合優勝) 1720
2014-15 2位 973
2015-16 1位(総合優勝) 1610
2016-17 1位(総合優勝) 1455
2017-18 3位 916
2018-19 4位 1190
2019-20 4位 785
2020-21 2位 862
2021-22 5位 843
2022-23 10位 674
2023-24 9位 799
2024-25 12位 601
2025-26 9位 931

デビューした2011-12シーズンから2021-22シーズンまで、11シーズン続けて総合5位以内に入りました。

五輪

大会 種目 成績
2014年 ソチ 個人ノーマルヒル 4位
2018年 平昌 個人ノーマルヒル 銅メダル
2022年 北京 個人ノーマルヒル 4位
2022年 北京 混合団体 4位
2026年 ミラノ・コルティナ 個人ノーマルヒル 13位
2026年 ミラノ・コルティナ 個人ラージヒル 16位
2026年 ミラノ・コルティナ 混合団体 銅メダル

世界選手権のメダル

大会 種目 メダル
2013年 バルディフィエメ(イタリア) 個人ノーマルヒル 銀
2013年 バルディフィエメ(イタリア) 混合団体 金
2015年 ファルン(スウェーデン) 混合団体 銅
2017年 ラハティ(フィンランド) 個人ノーマルヒル 銅
2017年 ラハティ(フィンランド) 混合団体 銅
2021年 オーベルストドルフ(ドイツ) 個人ラージヒル 銀
2021年 オーベルストドルフ(ドイツ) 個人ノーマルヒル 銅

個人種目のメダルは銀2個、銅2個です。直近の2025年トロンハイム大会は、個人ノーマルヒル14位、個人ラージヒル12位でした。

2026年ミラノ・コルティナ五輪

4大会続けての五輪です。ジャンプの会場はイタリア北部のプレダッツォでした。個人ノーマルヒル(2月7日)は13位、この大会で初めて行われた個人ラージヒル(2月15日)は16位でした。

2月10日の混合団体では、丸山希、小林陵侑、二階堂蓮とチームを組み、銅メダルを取りました。日本がこの種目で取った初めてのメダルです。4年前の北京五輪の混合団体では、高梨の1本目がスーツの規定違反で失格となり、日本は4位でした。本人はインタビューで、メダルが決まったときは喜びよりも安心した気持ちが大きかったと話しています。

高梨にとっては、2018年平昌大会の銅に続く2つ目の五輪メダルです。五輪のあと、2026年4月の北海道新聞の取材で現役を続けると明言しました。

2026-27シーズンの予定と見どころ

夏のグランプリは、フランスのクールシュベル大会に出場しました。8月8日が10位、9日が16位でした。冬のW杯は11月20日にノルウェーのリレハンメルで開幕します。女子のおもな日程は次のとおりです(FISの10月時点の日程)。

日程(現地) 大会 場所
11月20〜22日 W杯 開幕戦 リレハンメル(ノルウェー)
11月28・29日 W杯 ヒンツェンバッハ(オーストリア)
12月4〜6日 W杯 ビスワ(ポーランド)
12月11〜13日 W杯 ティティゼー・ノイシュタット(ドイツ)
12月18〜20日 W杯 エンゲルベルク(スイス)
12月28日〜1月5日 W杯 女子ジャンプ週間(初開催・4戦) ドイツ・オーストリア
1月9・10日 W杯 リュブノ(スロベニア)
1月15・16日 W杯 張家口(中国)
1月19・20日 W杯 蔵王(山形市)
1月22日 W杯 女子個人 大倉山(札幌市)
2月26日〜3月5日 世界選手権の女子種目 ファルン(スウェーデン)
3月18〜21日 W杯 最終戦 プラニツァ(スロベニア)

今季いちばんの話題は、年末年始の女子のジャンプ週間が初めて行われることです。オーベルストドルフ(12月28日)、ガルミッシュ・パルテンキルヘン(12月31日)、インスブルック(1月2日)、ビショフスホーフェン(1月5日)の4戦の合計で順位を決めます。

1月には日本でW杯があります。蔵王(1月19・20日)は、高梨が2012年にW杯で初めて勝った場所です。続く札幌・大倉山では1月22日に女子の個人戦が予定されています。地元・北海道のファンの前で飛ぶ大会です。

2月25日からはスウェーデンのファルンで世界選手権があります。女子は2月26日のノーマルヒル、27日の混合団体、3月5日のラージヒルの予定です。見どころは、2022年3月から遠ざかっているW杯64勝目と、個人の表彰台に戻れるかどうかです。

強さ・特徴

  • 長く続く安定感:デビューから11シーズン続けてW杯の総合5位以内に入りました。勝利数63、表彰台110回以上はどちらも歴代最多です。
  • 若いころからの実績:15歳でW杯デビュー、16歳で総合優勝と、早くから世界のトップで戦ってきました。
  • 団体戦での力:世界選手権と五輪の混合団体で、金1個と銅3個のメダルを取っています。
  • 競技の未来を考える活動:ジュニアの大会「クラレ高梨沙羅カップ・ジュニアサマージャンプ大会」を開くほか、2023年に「JUMP for The Earth PROJECT」を始めました。若い選手が活躍できる環境づくりにも力を入れています。

よくある質問

高梨沙羅はW杯で何勝していますか?

個人で63勝です。男女を通じてW杯の歴代最多です。最後の勝利は2022年3月6日のオスロ大会です。

五輪のメダルはいくつですか?

2個です。2018年平昌大会の個人ノーマルヒルで銅、2026年ミラノ・コルティナ大会の混合団体で銅を取りました。

今季、日本で試合を見られますか?

1月19・20日に山形市の蔵王、1月22日に札幌市の大倉山でW杯の女子個人戦が予定されています。出場は全日本スキー連盟の代表選考で決まります。

ほかの日本の選手

相原史郎・堀島行真・伊藤有希・葛西優奈・小林陵侑・丸山希・三木つばき・宮田将吾・森重航・村岡桃佳・村瀬心椛・中村直幹・二階堂蓮・小栗大地・新濱立也・戸塚優斗・山本涼太・吉田雪乃・フォルティウス・ロコ・ソラーレ・SC軽井沢クラブ

スキージャンプの種目・日程・結果は競技のページへ。

出典

競技の情報の確認日:2026-10-16・大会の情報の確認日:2026-10-17。日程は開催地の日付です。変更があるため、出かける前・見る前に公式の案内をご確認ください。

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