中村直幹(なかむら・なおき)|経歴・W杯の成績・2026-27シーズンの予定

中村直幹(なかむら・なおき)|経歴・W杯の成績・2026-27シーズンの予定
SKI JUMPING

中村直幹

中村直幹は、札幌市出身のスキージャンプ選手です。2026年夏のグランプリで3勝を挙げ、総合首位に立っています。自分で作った会社「フライングラボラトリー」に所属し、2026年ミラノ・コルティナ五輪にも出場しました。

今季の表彰台(2026-27シーズン)

日付(現地) 大会 順位 出典
9月19日(土) FIS スキージャンプ グランプリ 男子 個人ノーマルヒル 1位 公式結果
8月8日(土) FIS スキージャンプ グランプリ 男子 個人ラージヒル 3位 公式結果
8月2日(日) FIS スキージャンプ グランプリ 男子 個人ラージヒル 1位 公式結果
8月1日(土) FIS スキージャンプ グランプリ 男子 個人ラージヒル 1位 公式結果

表彰台は、競技団体の公式結果から毎日更新しています。

プロフィール

項目 内容
生年月日 1996年9月19日
出身 北海道札幌市
出身校 東海大学付属第四高校、東海大学(2019年3月卒業)
所属 フライングラボラトリー
身長 175センチ
五輪 2022年北京・2026年ミラノ・コルティナの2大会に出場

これまでの歩み

中村直幹は札幌市で育ちました。東海大学付属第四高校から東海大学へ進み、学生のころからW杯に出ています。W杯の初出場は、2015-16シーズンの地元・札幌大会でした。2日目に25位に入り、初めてW杯のポイントを取りました。

2019年3月に大学を卒業すると、会社「フライングラボラトリー」を自分で立ち上げました。スポンサーの支えを受けながら、その会社の所属選手として競技を続ける、めずらしい形をとっています。ジャンプの少年団の子どもたちに用具を届けるクラウドファンディングを行うなど、次の世代を応援する活動もしています。

2019年夏のグランプリでは、フランスのクールシュベル大会で3位に入り、グランプリ総合6位になりました。2021年の世界選手権では、男子団体の4位に貢献しました。2022年の北京五輪では、個人ノーマルヒル38位、個人ラージヒル29位、男子団体5位でした。

2022-23シーズンには、フィンランドのルカ大会で3位に入り、W杯の個人戦で初めて表彰台に上りました。日本の男子では、W杯の個人戦で表彰台に上った18人目の選手です。この年は総合24位でした。一方、2023-24シーズンは腰の痛みで、シーズンの大半を休みました。

2025-26シーズンの活躍

2025-26シーズンは、中村にとって大きく飛躍した年でした。1月17日のW杯札幌大会で2位に入り、自己最高の成績を残しました。3月14日のオスロ大会(ノルウェー)でも3位に入りました。W杯の総合順位は14位で、これまでで最も高い順位です。シーズン終盤にプラニツァで行われた連戦「プラニツァ7」でも6位に入りました。

1月のフライング世界選手権(ドイツ・オーベルストドルフ)では、団体戦で日本の初優勝に大きく貢献しました。中村は3番手を任され、2回ともチームで一番の得点を挙げました。作山憲斗ヘッドコーチは、中村を内藤智文とともに優勝の立役者に挙げています。中村は「歴史をつくることができてよかった」と話しました。3月のW杯プラニツァ大会の男子団体でも、日本の2位に加わりました。

好調の理由について、中村は北海道新聞の番組で、自分に期待をかけすぎず、自分のやりたい飛び方を追い求めるように考え方を変えたと語っています。

主な成績

W杯の総合順位

シーズン 総合順位 主なできごと
2020-21 34位 世界選手権の男子団体で4位
2021-22 31位 北京五輪に出場
2022-23 24位 ルカ大会で初の表彰台(3位)
2023-24 56位 腰の痛みで大半を欠場
2024-25 25位 世界選手権の個人ノーマルヒル11位
2025-26 14位 札幌大会で2位、オスロ大会で3位

五輪と世界選手権

大会 主な成績
2021年世界選手権(オーベルストドルフ) 男子団体ラージヒル4位
2022年北京五輪 個人ノーマルヒル38位、個人ラージヒル29位、男子団体5位
2023年世界選手権(プラニツァ) 個人ノーマルヒル25位、個人ラージヒル29位
2025年世界選手権(トロンハイム) 個人ノーマルヒル11位、個人ラージヒル25位、男子団体5位
2026年フライング世界選手権(オーベルストドルフ) 団体金メダル
2026年ミラノ・コルティナ五輪 個人ノーマルヒル15位、個人ラージヒル15位

2026年ミラノ・コルティナ五輪

中村にとって2回目の五輪でした。ジャンプはイタリア北部のプレダッツォで行われました。2月9日の個人ノーマルヒルは15位、2月14日の個人ラージヒルも15位でした。日本は男女でメダル4個を取りましたが、中村は個人戦だけの出場で、メダルには届きませんでした。

2026年夏のグランプリで3勝

夏のグランプリは、プラスチックのマットを敷いたジャンプ台で行われる、夏の国際大会です。この夏、いちばん目立った選手が中村でした。

日付 大会 順位
8月1日 ビスワ(ポーランド)ラージヒル 優勝
8月2日 ビスワ(ポーランド)ラージヒル 優勝
8月8日 クールシュベル(フランス)ラージヒル 3位
9月19日 ラスノフ(ルーマニア)ノーマルヒル 優勝
9月20日 ラスノフ(ルーマニア)ノーマルヒル 7位

8月1日のビスワ大会で、グランプリの個人戦で初めて優勝しました。翌2日も128.5メートルと133メートルを飛び、合計272.9点で2連勝しました。9月のラスノフ大会でも勝ち、この夏3勝目を挙げました。グランプリの総合首位の選手が着ける黄色いゼッケン「イエロービブ」も身につけました。

FISの総合順位では、ラスノフ大会までの6戦を終えて428点で首位です。2位の選手は201点で、大きな差をつけています。最終戦は10月24・25日のドイツ・クリンゲンタール大会です。日本の男子がグランプリの総合優勝を決められるか、注目が集まります。

2026-27シーズンの予定と見どころ

W杯は11月20〜22日にノルウェーのリレハンメルで開幕します。主な予定は次のとおりです。

時期 大会 開催地
10月24・25日 グランプリ最終戦 クリンゲンタール(ドイツ)
11月20〜22日 W杯開幕戦 リレハンメル(ノルウェー)
12月29日〜1月6日 ジャンプ週間(4大会) ドイツ・オーストリア
1月22〜24日 W杯札幌大会 大倉山ジャンプ競技場(札幌市)
2月25日〜3月7日 ノルディックスキー世界選手権 ファルン(スウェーデン)
3月13・14日 W杯オスロ大会 オスロ(ノルウェー)

見どころは、夏の好調を冬のW杯につなげられるかです。まだW杯での優勝はありません。前のシーズンに2位に入った地元の札幌大会や、3位に入ったオスロ大会は、初優勝の舞台として期待がかかります。世界選手権では、個人の大会で初めての上位入賞がねらいです。

強さ・競技への向き合い方

中村は、ほかの人と同じ道ではなく、自分に合ったやり方を探してきた選手です。会社を作り、自分の力でスポンサーを集めて競技を続けてきました。北海道新聞と一緒に「中村直幹のスキージャンプNow」という音声番組を配信し、ジャンプの魅力を自分の言葉で伝えています。

同じ番組では、前のシーズンをふり返り、基礎の練習を積み重ねてきたことが、フライング世界選手権の団体金につながったと紹介されています。夏のグランプリで初めて勝ち、3戦続けて表彰台に上ったことで、一段上の選手になったことを示しました。

よくある質問

中村直幹の所属はどこですか?

フライングラボラトリーです。2019年3月に中村自身が立ち上げた会社で、その所属選手として競技を続けています。

W杯で優勝したことはありますか?

2025-26シーズンまでに、W杯の個人戦での優勝はありません。最高は2位で、2026年1月の札幌大会で記録しました。夏のグランプリでは、2026年に3勝を挙げています。

夏のグランプリの総合優勝は決まりましたか?

まだです。10月17日の時点で総合首位に立っていて、10月24・25日のクリンゲンタール大会が最終戦です。結果はこのページの「今季の表彰台」と、FISの公式結果で確かめられます。

ほかの日本の選手

相原史郎・堀島行真・伊藤有希・葛西優奈・小林陵侑・丸山希・三木つばき・宮田将吾・森重航・村岡桃佳・村瀬心椛・二階堂蓮・小栗大地・新濱立也・高梨沙羅・戸塚優斗・山本涼太・吉田雪乃・フォルティウス・ロコ・ソラーレ・SC軽井沢クラブ

スキージャンプの種目・日程・結果は競技のページへ。

出典

競技の情報の確認日:2026-10-16・大会の情報の確認日:2026-10-17。日程は開催地の日付です。変更があるため、出かける前・見る前に公式の案内をご確認ください。

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