小栗大地(おぐり・だいち)|経歴・パラリンピックの成績・2026-27シーズン

小栗大地(おぐり・だいち)|経歴・パラリンピックの成績・2026-27シーズン
PARA SNOWBOARD

小栗大地|45歳で銀、日本の冬季パラ100個目のメダル

小栗大地は、名古屋市出身のパラスノーボードの選手で、SCSKに所属しています。義足で滑るSB-LL1クラスの選手です。2026年のミラノ・コルティナ・パラリンピックのバンクドスラロームで銀メダルを取り、日本の冬季パラリンピック通算100個目のメダルになりました。

プロフィール

項目 内容
名前 小栗大地(おぐり・だいち)
生年月日 1981年1月19日
出身 愛知県名古屋市
所属 SCSK
種目 パラスノーボード(バンクドスラローム、スノーボードクロス)
クラス SB-LL1
パラリンピック 2018年平昌から3大会連続で出場

小栗大地は、義足で滑るパラスノーボードの選手です。日本の義足スノーボーダーの第一人者として知られています。2026年のミラノ・コルティナ・パラリンピックで、バンクドスラロームの銀メダルを取りました。

2013年、仕事中の事故で右脚をひざの上から失いました。大腿義足を付けて滑る選手で、脚の障害が重い選手のクラス「SB-LL1」で競っています。

これまでの歩み

スノーボードを始めたのは小学5年生のときです。大学2年生からは、夏休みにニュージーランドの合宿に通うようになりました。大学を卒業したあとは、冬は国内のスキー場、夏はニュージーランドで滑る生活を続け、25歳でプロのスノーボーダーになりました。その後は会社に勤めながら、競技を続けていました。

2013年に事故で右脚を失いましたが、約4か月後には義足を付けてスノーボードを再開しました。パラスノーボードの世界に進み、2018年の平昌パラリンピックに出場しました。スノーボードクロスで7位、バンクドスラロームで6位でした。

平昌のあと、練習の時間を増やすため、当時の勤め先にアスリートとして働く形への切り替えを申し出ました。2022年の北京パラリンピックでは、義足の脚を前に置く向きに滑り方を変えて臨みました。野球の右打者が左打者になるような大きな変更です。北京ではスノーボードクロスで5位、バンクドスラロームで7位に入りました。

2025年にカナダのビッグホワイトで開かれた世界選手権では、スノーボードクロスで銅メダルを取りました。

主な成績

パラリンピック

大会 スノーボードクロス バンクドスラローム
2018年 平昌 7位 6位
2022年 北京 5位 7位
2026年 ミラノ・コルティナ 7位 銀メダル

3大会続けて入賞(8位以内)を重ね、3回目の大会で初めてのメダルにたどり着きました。

世界選手権

年 開催地 種目 成績
2025年 ビッグホワイト(カナダ) スノーボードクロス 銅メダル

名古屋市からは、スポーツの功績をたたえる名古屋市スポーツ功労賞を受けています。

2026年ミラノ・コルティナ・パラリンピック

パラスノーボードの会場は、イタリアのコルティナ・ダンペッツォでした。小栗は男子SB-LL1クラスで2種目に出場しました。

先に行われたスノーボードクロスは7位でした。同じクラスの小須田潤太(オープンハウス)は決勝に進み、4位でした。

続くバンクドスラロームでは、2本目でタイムを伸ばし、59秒02で2位に入りました。45歳での銀メダルです。このメダルは、日本が冬季パラリンピックで取った通算100個目のメダルになりました。

金メダルは米国のノア・エリオット、銅メダルは同じく米国のマイク・シュルツでした。小須田は5位でした。

種目(男子SB-LL1) 金 銀 銅
バンクドスラローム ノア・エリオット(米国) 小栗大地(日本) マイク・シュルツ(米国)

ミラノ・コルティナ大会で日本が取ったメダルは、銀3個と銅1個の合わせて4個でした。銀はアルペンスキーの村岡桃佳の2個と小栗の1個、銅はアルペンスキーの鈴木猛史です。パラスノーボードでは、2018年平昌大会で成田緑夢が金と銅を取っており、小栗はそれに続くメダリストになりました。

小栗が出る2つの種目

バンクドスラロームは、壁のように傾いたカーブ(バンク)が続くコースを1人ずつ滑り、タイムを競う種目です。複数回滑って、いちばん良いタイムで順位が決まります。1本目で失敗しても、次で取り返せるのが特徴です。小栗はミラノ・コルティナで、この仕組みを生かして2本目に順位を上げました。

スノーボードクロスは、ジャンプやこぶのあるコースを複数の選手が同時に滑り、着順を争う種目です。予選のタイムで勝ち上がった選手が、決勝ラウンドで競います。小栗は北京大会でこの種目の5位に入り、2025年の世界選手権でも銅メダルを取りました。

義足の選手は、義足の側と反対の脚で、どう体重をかけて曲がるかが腕の見せどころです。小栗は北京大会の前に、義足の脚を前に置く向きに変えました。ターンのしかたを一から作り直す、勇気のいる変更でした。

2026-27シーズンの予定

FISパラスノーボードのワールドカップは、11月のオランダから始まります。日本代表の顔ぶれは、競技団体が決めて発表します。

時期 大会 場所
2026年11月26・27日 W杯 開幕戦(バンクドスラローム) ランドグラーフ(オランダ)の屋内ゲレンデ
2027年の年明けから W杯 イタリア、スイス、オーストリア(キュータイは1月27日から)
2027年3月 W杯 米国、カナダ

今季は、2030年のフランス・アルプス・パラリンピックに向けた4年間の最初のシーズンです。同じLL1クラスには、2025年の世界選手権の王者、小須田潤太もいます。日本の2人が世界の上位で競い合う姿に注目です。

強さ・特徴

  • プロだった滑りの土台:けがの前に25歳でプロになった実力者で、長い競技経験が強みです。
  • あきらめない挑戦:脚を失って約4か月で雪上に戻り、40代になっても滑り方を大きく変えるなど、工夫を続けてきました。
  • バンクの使い方:傾いたカーブ(バンク)を使ってスピードを保つ滑りで、2本目にタイムを伸ばしてメダルをつかみました。

よくある質問

小栗大地はどんなメダルを取りましたか?

2026年のミラノ・コルティナ・パラリンピックで、バンクドスラローム男子SB-LL1の銀メダルを取りました。日本の冬季パラリンピック通算100個目のメダルです。

「SB-LL1」とはどんなクラスですか?

脚の障害が重い選手のクラスです。ひざより上で脚を失った選手などが入ります。

パラリンピックには何回出ていますか?

2018年平昌、2022年北京、2026年ミラノ・コルティナの3回です。

小須田潤太とはどんな関係ですか?

同じ日本の義足スノーボーダーで、同じSB-LL1クラスの選手です。ミラノ・コルティナ大会では、2人ともバンクドスラロームとスノーボードクロスに出場しました。

けがの前からスノーボードをしていたのですか?

はい。小学5年生で始め、25歳でプロのスノーボーダーになりました。2013年の事故のあと、約4か月で義足を付けて滑り始めました。

ほかの日本の選手

相原史郎・堀島行真・伊藤有希・葛西優奈・小林陵侑・丸山希・三木つばき・宮田将吾・森重航・村岡桃佳・村瀬心椛・中村直幹・二階堂蓮・新濱立也・高梨沙羅・戸塚優斗・山本涼太・吉田雪乃・フォルティウス・ロコ・ソラーレ・SC軽井沢クラブ

パラスノーボードの種目・日程・結果は競技のページへ。

出典

競技の情報の確認日:2026-10-16・大会の情報の確認日:2026-10-17。日程は開催地の日付です。変更があるため、出かける前・見る前に公式の案内をご確認ください。

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