スキージャンプとは?種目・ルールと2026-27シーズンの大会日程・結果

SKI JUMPING

スキージャンプ

2026年 冬季五輪の競技

スキージャンプ(英語:Ski jumping)(別の呼び方:ジャンプ・スキージャンプ・ski jump)は、スキー・スノーボードに分類される冬の競技です。主な種目は個人、団体(4人)、スーパーチーム(2人)、混合団体。試合の形式は個人戦、団体戦があります。

台の大きさは競技種目と別の軸。フライングも掲載し、五輪の台だけに限定しない。サマージャンプは同じ競技の別シーズン。

飛距離、姿勢、風。空を飛ぶ数秒の先に、得点をめぐる細かな駆け引きがあります。

ここに注目して見る

踏み切り

助走から空中へ移るタイミングに注目。スキーと体の姿勢の変化を追ってみましょう。

着地まで見る

飛型点は飛行中だけでなく、着地やその後の安定性も評価します。

点数で見比べる

飛距離が長くても、飛型点や風・ゲートの補正によって最終得点が変わります。

種目と試合の形式

種目 どんな形式か
個人 選手ごとのジャンプを採点。大会規程に沿ったラウンドの合計得点で争います。
団体(4人) 国・チームの4人の成績をまとめる形式。採用大会の規程を確認します。
スーパーチーム(2人) 2人で組む団体形式。4人制団体と区別して観戦しましょう。
混合団体 男女を組み合わせるチーム競技。人数・ラウンドは大会の方式によります。

飛距離だけでは決まらない。

得点は飛距離点と飛型点が基本。適用大会では風やゲート変更の補正も加わります。飛型点は5人の審判の最高・最低を除く3人分を合計。台のHSと、飛距離点の基準になるK点も別の指標です。

知っておきたい言葉

言葉 意味
HS(ヒルサイズ) 台の規模を表す指標。K点や、その日の最長飛距離とは別です。
ノーマル/ラージ FIS規則のHS区分ではノーマル85〜109m、ラージ110〜149m。150〜184mのジャイアントという区分もあります。
フライングヒル HS200m以上の大きな台。ノーマルやラージとは規模を分けて見ます。
テレマーク 着地で脚を前後に開く姿勢。着地の安定性も採点の対象です。

よくある質問

Q. 夏の大会もジャンプ?
A. グランプリなど、雪のない季節に実施する大会も同じ競技の一部です。日程ではGPと冬のWCを分けています。

Q. 男女で同じ大会に出る?
A. 男女とも個人戦があり、混合形式もあります。開催地や大会によって実施種目は異なります。

Q. 今の順位と最終順位は同じ?
A. ラウンド途中の順位と最終順位を区別します。結果欄は公式大会報告で確認した最終順位を掲載しています。

ジャンプの歴史と五輪での歩み

スキージャンプは、19世紀のノルウェーで始まったといわれます。五輪では、1924年にフランスのシャモニーで開かれた第1回冬季大会から行われている、とても古い競技です。長いあいだ男子だけの競技でしたが、2014年ソチ大会で女子のノーマルヒルが始まりました。2022年北京大会では男女で組む混合団体が加わりました。2026年ミラノ・コルティナ大会では女子のラージヒルが初めて行われ、男子の団体は4人制から2人1組の「スーパーチーム」に変わりました。

日本のジャンプの歩み

日本のジャンプが世界を驚かせたのは、1972年の札幌五輪です。70メートル級(いまのノーマルヒル)で、笠谷幸生が金、金野昭次が銀、青地清二が銅を取り、表彰台を日本が独占しました。3人は「日の丸飛行隊」と呼ばれ、いまも語り継がれています。

1994年リレハンメル大会では団体で銀メダルを取りました。1998年の長野五輪では、船木和喜がラージヒルで金、ノーマルヒルで銀を取り、原田雅彦がラージヒルで銅を取りました。団体では岡部孝信、斎藤浩哉、原田雅彦、船木和喜の4人で金メダルに輝きました。

2014年ソチ大会では、41歳の葛西紀明がラージヒルで銀メダルを取り、団体でも銅メダルを取りました。葛西は五輪に8大会出場した「レジェンド」として知られます。2018年平昌大会では高梨沙羅が女子ノーマルヒルで銅メダルを取りました。2022年北京大会では小林陵侑がノーマルヒルで金、ラージヒルで銀を取りました。

日本の主な選手

  • 小林陵侑: W杯(ワールドカップ)の総合優勝を2回(2018-19、2021-22シーズン)果たしました。年末年始の「ジャンプ週間」では、2018-19シーズンに4戦全勝を達成しています。2025-26シーズンもW杯総合2位に入りました。
  • 二階堂蓮: 2026年五輪で銀1個、銅2個の合計3個のメダルを取りました。2025-26シーズンはジャンプ週間のインスブルック大会で優勝し、W杯総合でも4位に入りました。
  • 中村直幹: 2026年五輪の代表です。2026年夏のグランプリでは、9月のルーマニア・ラスノフ大会で優勝しました。
  • 高梨沙羅: 女子のW杯で総合優勝4回、通算60勝を超える勝利を挙げてきた第一人者です。2026年五輪では混合団体の銅メダルに貢献しました。
  • 丸山希: 2025-26シーズンはW杯の開幕から3連勝しました。2026年五輪では女子ノーマルヒルで銅メダルを取りました。
  • 伊藤有希: 長く日本の女子を引っぱるベテランです。2026年夏のグランプリでは、8月のフランス・クールシュベル大会で優勝しました。

2026年ミラノ・コルティナ五輪の結果

ジャンプはイタリア北部のプレダッツォで行われました。日本は銀1個、銅3個の合計4個のメダルを取りました。

種目 日本選手の成績
女子ノーマルヒル(2月7日) 丸山希が銅。高梨沙羅13位、勢藤優花14位、伊藤有希17位
男子ノーマルヒル(2月9日) 二階堂蓮が銅。小林陵侑8位、中村直幹15位
混合団体(2月10日) 丸山希、小林陵侑、高梨沙羅、二階堂蓮で銅(合計1034.0点)
男子ラージヒル(2月14日) 二階堂蓮が銀。小林陵侑6位、中村直幹15位
女子ラージヒル(2月15日) 丸山希8位、伊藤有希14位、勢藤優花15位、高梨沙羅16位
男子スーパーチーム 小林陵侑、二階堂蓮で6位

混合団体の銅メダルは、日本がこの種目で取った初めてのメダルです。優勝はスロベニアで、北京大会に続く2連覇でした。高梨沙羅は北京大会の混合団体でスーツの規定違反により失格となっていて、4年越しでメダルをつかみました。男子ラージヒルでは、スロベニアのドメン・プレブツが金、二階堂蓮が銀、ポーランドのカツペル・トマシャクが銅でした。初めて行われた女子ラージヒルは、ノルウェーのアンナオディネ・ストロムが制しました。

2026-27シーズンの見どころ

W杯は2026年11月にノルウェーのリレハンメルで開幕します。年末年始のジャンプ週間(ドイツとオーストリアの4大会)は、毎年もっとも注目される戦いです。2027年1月には日本でもW杯があり、山形の蔵王と札幌で開かれる予定です。2月下旬から3月上旬には、スウェーデンのファルンでノルディックスキー世界選手権が開かれます。

前のシーズンは、スロベニアのドメン・プレブツがW杯総合優勝とジャンプ週間の総合優勝を果たしました。女子では妹のニカ・プレブツが、1シーズンでW杯16勝という男女を通じた最多記録を作りました。日本勢は、五輪で結果を出した二階堂蓮と丸山希、そして小林陵侑がこの兄妹にどこまで迫れるかが見どころです。

国内の主なジャンプ台

  • 大倉山ジャンプ競技場(札幌市): 1931年に最初の台が作られ、1972年札幌五輪の90メートル級(いまのラージヒル)の会場になりました。いまの台はK点123メートル、ヒルサイズ137メートルです。1980年からW杯が開かれ、2007年のノルディックスキー世界選手権の会場にもなりました。
  • 宮の森ジャンプ競技場(札幌市): 1970年に札幌五輪に向けて作られたノーマルヒルで、K点90メートル、ヒルサイズ100メートルです。札幌五輪の70メートル級で日の丸飛行隊が表彰台を独占した場所です。
  • 白馬ジャンプ競技場(長野県白馬村): 1998年長野五輪のジャンプ会場です。船木和喜らが金メダルを取った舞台として知られます。
  • 蔵王ジャンプ台(山形市): W杯が開かれる国内の会場の一つです。

解説の出典

今季の見どころ: スキージャンプ2026-27シーズンの日程・日本選手・テレビ放送

スキージャンプのこれからの大会

日程(現地) 大会 開催地 案内
10月24日(土)〜25日(日) FIS スキージャンプ グランプリ
男女
クリンゲンタール(ドイツ) 公式の案内
11月20日(金)〜22日(日) FIS スキージャンプ ワールドカップ
男女
リレハンメル(ノルウェー) 公式の案内
11月28日(土)〜29日(日) FIS スキージャンプ ワールドカップ
男子
ルカ(フィンランド) 公式の案内
11月28日(土)〜29日(日) FIS スキージャンプ ワールドカップ
女子
ヒンツェンバッハ(オーストリア) 公式の案内
12月4日(金)〜6日(日) FIS スキージャンプ ワールドカップ
男女
ビスワ(ポーランド) 公式の案内
12月11日(金)〜13日(日) FIS スキージャンプ ワールドカップ
男女
ティティゼー・ノイシュタット(ドイツ) 公式の案内
12月18日(金)〜20日(日) FIS スキージャンプ ワールドカップ
男女
エンゲルベルク(スイス) 公式の案内
12月28日(月)〜29日(火) FIS スキージャンプ ワールドカップ
男女
オーベルストドルフ(ドイツ) 公式の案内
2026年12月29日(火)〜2027年1月6日(水) FIS スキージャンプ ワールドカップ
男女
ジャンプ週間(ドイツ・オーストリアの4会場) 公式の案内
2026年12月31日(木)〜2027年1月1日(金) FIS スキージャンプ ワールドカップ
男女
ガルミッシュ・パルテンキルヘン(ドイツ) 公式の案内
1月2日(土)〜3日(日) FIS スキージャンプ ワールドカップ
男女
インスブルック(オーストリア) 公式の案内
1月5日(火)〜6日(水) FIS スキージャンプ ワールドカップ
男女
ビショフスホーフェン(オーストリア) 公式の案内
1月9日(土)〜10日(日) FIS スキージャンプ ワールドカップ
女子
リュブノ(スロベニア) 公式の案内
1月15日(金)〜16日(土) FIS スキージャンプ ワールドカップ
女子
張家口(中国) 公式の案内
1月15日(金)〜17日(日) FIS スキージャンプ ワールドカップ
男子
ザコパネ(ポーランド) 公式の案内

ほかの大会も日程の一覧で見る(全25件)

スキージャンプの最近の結果

日付(現地) 大会 上位(表彰台) 出典
9月20日(日) FIS スキージャンプ グランプリ 女子 個人ノーマルヒル 1位 アンナ・トファルドシュ(ポーランド)
2位 曾坪(中国)
3位 エマ・クリネツ(スロベニア)
公式結果
9月20日(日) FIS スキージャンプ グランプリ 男子 個人ノーマルヒル 1位 ジェイソン・コルビー(米国)
2位 パベウ・ボンセク(ポーランド)
3位 ダニル・ワシリエフ(カザフスタン)
公式結果
9月19日(土) FIS スキージャンプ グランプリ 男子 個人ノーマルヒル 1位 中村直幹(日本)
2位 ジェイソン・コルビー(米国)
3位 クリストッフェルエリクセン・スンダル(ノルウェー)
公式結果
9月19日(土) FIS スキージャンプ グランプリ 女子 個人ノーマルヒル 2位 宮嶋林湖(日本)
ほかの順位は公式結果で
公式結果
8月9日(日) FIS スキージャンプ グランプリ 女子 個人ラージヒル 1位 伊藤有希(日本)
2位 セリーナ・フライターク(ドイツ)
3位 曾坪(中国)
公式結果
8月9日(日) FIS スキージャンプ グランプリ 男子 個人ラージヒル 1位 ダニエル・チョフェニク(オーストリア)
2位 フィリップ・ライムント(ドイツ)
3位 シュテファン・クラフト(オーストリア)
公式結果
8月8日(土) FIS スキージャンプ グランプリ 女子 個人ラージヒル 1位 アンナオディネ・ストレム(ノルウェー)
2位 伊藤有希(日本)
3位 イングビルシンネーベ・ミッツコーゲン(ノルウェー)
公式結果
8月8日(土) FIS スキージャンプ グランプリ 男子 個人ラージヒル 1位 ダニエル・チョフェニク(オーストリア)
2位 フィリップ・ライムント(ドイツ)
3位 中村直幹(日本)
公式結果
8月2日(日) FIS スキージャンプ グランプリ 女子 個人ラージヒル 1位 ニカ・ボダン(スロベニア)
2位 伊藤有希(日本)
3位 シリエ・オプセット(ノルウェー)
公式結果
8月2日(日) FIS スキージャンプ グランプリ 男子 個人ラージヒル 1位 中村直幹(日本)
2位 カイマル・バグル(エストニア)
3位 ロク・オブラク(スロベニア)
公式結果

スキー・スノーボードのほかの競技

アルペンスキー・クロスカントリースキー・ノルディック複合・フリースタイルスキー/フリースキー・スノーボード・山岳スキー(スキーモ)・テレマークスキー・スピードスキー・フリーライド(スキー・スノーボード)・スキー技術選・基礎スキー競技・スキーボブ・スノースクート・パラアルペンスキー・パラクロスカントリースキー・パラスノーボード・スノースケート・スノーモト・モノスキー(一般・立位)・スノーボード技術選・スキーバイク(協会別の形式)・スコール/スクワル

スキー・スノーボードの競技をまとめて見る

出典

競技の情報の確認日:2026-10-16・大会の情報の確認日:2026-10-17。日程は開催地の日付です。変更があるため、出かける前・見る前に公式の案内をご確認ください。

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