2026-27シーズン
アルペンスキーのワールドカップ(W杯)2026-27シーズンは、2026年10月24日・25日にオーストリアのゼルデンで開幕し、2027年3月25日に米国サンバレーの最終戦で終わります。シーズンの途中、2月1日から14日にはスイスのクランモンタナで世界選手権が開かれます。日本は男子回転の相原史郎と、けがからの復帰をめざす小山陽平、女子の前田知沙樹らが、2本目に進める30位以内に何度入れるかが見どころです。
あわせて読みたい: 国内の冬季大会 2026-27・ミラノ・コルティナ五輪 日本のメダル24個・冬季スポーツのテレビ・ネット配信
アルペンスキー2026-27シーズンの日程(これからの大会)
| 日程(現地) | 大会 | 開催地 | 案内 |
|---|---|---|---|
| 10月24日(土)〜25日(日) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 男女 |
ゼルデン(オーストリア) | 公式の案内 |
| 11月14日(土)〜15日(日) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 男女 |
レヴィ(フィンランド) | 公式の案内 |
| 11月21日(土)〜22日(日) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 男女 |
グルグル(オーストリア) | 公式の案内 |
| 11月28日(土)〜29日(日) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 女子 |
キリントン(米国) | 公式の案内 |
| 11月28日(土)〜29日(日) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 男子 |
コッパーマウンテン(コロラド州)(米国) | 公式の案内 |
| 12月1日(火)〜6日(日) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 男子 |
ビーバークリーク(米国) | 公式の案内 |
| 12月5日(土)〜6日(日) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 女子 |
トランブラン(カナダ) | 公式の案内 |
| 12月9日(水)〜13日(日) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 女子 |
ビーバークリーク(米国) | 公式の案内 |
| 12月12日(土)〜13日(日) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 男子 |
バルディゼール(フランス) | 公式の案内 |
| 12月15日(火)〜19日(土) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 男子 |
バルガルデーナ(グレーデン・南チロル)(イタリア) | 公式の案内 |
| 12月18日(金)〜20日(日) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 女子 |
サンモリッツ(スイス) | 公式の案内 |
| 12月20日(日)〜21日(月) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 男子 |
アルタバディア(イタリア) | 公式の案内 |
| 12月22日(火) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 女子 |
クーシュベル(フランス) | 公式の案内 |
| 12月23日(水) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 男子 |
マドンナ・ディ・カンピーリオ(イタリア) | 公式の案内 |
| 12月26日(土)〜29日(火) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 男子 |
ボルミオ(イタリア) | 公式の案内 |
| 12月28日(月)〜29日(火) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 女子 |
ゴーザウ(ダッハシュタイン・ウェスト)(オーストリア) | 公式の案内 |
| 1月2日(土)〜3日(日) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 男子 |
クラニスカゴラ(スロベニア) | 公式の案内 |
| 1月4日(月)〜5日(火) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 女子 |
フラッハウ(オーストリア) | 公式の案内 |
| 1月7日(木)〜10日(日) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 女子 |
バル・ディ・ファッサ(イタリア) | 公式の案内 |
| 1月9日(土)〜10日(日) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 男子 |
アーデルボーデン(スイス) | 公式の案内 |
| 1月12日(火)〜17日(日) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 男子 |
ウェンゲン(スイス) | 公式の案内 |
| 1月13日(水)〜17日(日) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 女子 |
コルティナダンペッツォ(イタリア) | 公式の案内 |
| 1月19日(火) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 女子 |
クロンプラッツ(イタリア) | 公式の案内 |
| 1月19日(火)〜24日(日) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 男子 |
キッツビューエル(オーストリア) | 公式の案内 |
| 1月23日(土)〜24日(日) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 女子 |
ヤスナー(スロバキア) | 公式の案内 |
| 1月26日(火)〜27日(水) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 男子 |
シュラートミング(オーストリア) | 公式の案内 |
| 1月29日(金)〜30日(土) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 女子 |
クラニスカゴラ(スロベニア) | 公式の案内 |
| 1月30日(土) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 男子 |
シャモニー(フランス) | 公式の案内 |
| 2月1日(月)〜14日(日) | FIS アルペンスキー 世界選手権 男女 |
クランモンタナ(スイス) | 公式の案内 |
| 2月18日(木)〜21日(日) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 男子 |
ガルミッシュ・パルテンキルヘン(ドイツ) | 公式の案内 |
| 2月20日(土)〜21日(日) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 女子 |
レンツァーハイデ(スイス) | 公式の案内 |
| 2月24日(水)〜28日(日) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 女子 |
ガルミッシュ・パルテンキルヘン(ドイツ) | 公式の案内 |
| 2月25日(木)〜28日(日) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 男子 |
ザールバッハ(オーストリア) | 公式の案内 |
| 3月3日(水)〜7日(日) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 男子 |
クビットフェル(ノルウェー) | 公式の案内 |
| 3月6日(土)〜7日(日) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 女子 |
ソルデウ(アンドラ) | 公式の案内 |
| 3月9日(火)〜13日(土) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 女子 |
ナルビク(予定)(ノルウェー) | 公式の案内 |
| 3月13日(土)〜14日(日) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 男子 |
オーレ(スウェーデン) | 公式の案内 |
| 3月18日(木)〜25日(木) | FIS アルペンスキー ワールドカップ 男女 |
サンバレー(米国) | 公式の案内 |
日付は開催地の日付です。日本で見るときは、放送・配信の時刻を番組表で確かめてください。日程は毎日、競技団体の公式発表から更新しています。
今季の見どころ
アルペンスキーのW杯は、10月下旬から3月下旬まで、ヨーロッパと北米の雪山を転戦する長いシーズンです。国際スキー・スノーボード連盟(FIS)が春に決めた日程では、男子が21か所で43レース、女子が20か所で40レースを予定しています。北米では男女合わせて21レースが組まれ、例年より北米の大会が多いシーズンです。日程はこのあとも、雪の量や天候で変わることがあります。
男子の主役は、スイスのマルコ・オーデルマットです。2025-26シーズンに5年連続で総合優勝を果たし、滑降とスーパー大回転の種目別でも1位になりました。総合優勝を5回以上達成したのは、歴代でも数人しかいません。今季は6年連続の総合優勝がかかります。大回転では、2026年2月のミラノ・コルティナ五輪で金メダルを取ったブラジルのルカス・ピニェイロブローテンが、昨季の種目別1位です。回転の種目別1位はノルウェーのアトレ・リー・マクグラスでした。
女子は、米国のミカエラ・シフリンが2025-26シーズンに6回目の総合優勝を果たしました。2位はドイツのエマ・アイヒャーです。シフリンは回転の種目別でも1位で、W杯の通算勝利数は100を超えて歴代最多を更新し続けています。五輪の女子回転でも金メダルを取りました。今季は7回目の総合優勝をねらうシーズンです。スピード系では、イタリアのラウラ・ピロバノが滑降、同じイタリアのソフィア・ゴッジャがスーパー大回転の種目別1位でした。大回転の種目別1位はオーストリアのユリア・シャイブです。
五輪の翌シーズンは、新しい顔ぶれが一気に伸びることがよくあります。五輪で活躍した選手がそのまま勝ち続けるのか、若い選手が割って入るのかも、今季の楽しみです。シーズンの山場は、2月のクランモンタナ世界選手権です。W杯は世界選手権の期間はお休みになり、その前後で日程がぎっしり詰まります。
主な日程
FISが春に発表した日程をもとに、主な大会を時期ごとにまとめました。日付は開催地の日付です。滑降は滑降、スーパー大回転はスーパー大回転、大回転は大回転、回転は回転と書いています。細かな日程は、このページの日程表でも確かめてください。
| 時期(現地) | 男子 | 女子 |
|---|---|---|
| 10月24日・25日 | 25日 ゼルデン(オーストリア)大回転=開幕戦 | 24日 ゼルデン(オーストリア)大回転=開幕戦 |
| 11月中旬〜下旬 | 15日 レビ(フィンランド)回転、22日 グルグル(オーストリア)回転 | 14日 レビ(フィンランド)回転、21日 グルグル(オーストリア)回転 |
| 11月下旬〜12月中旬(北米) | 11月28日・29日 コッパーマウンテン(米国)スーパー大回転・大回転、12月3日〜6日 ビーバークリーク(米国)滑降2・スーパー大回転・大回転 | 11月28日・29日 キリントン(米国)大回転・回転、12月5日・6日 トランブラン(カナダ)大回転2、12月11日〜13日 ビーバークリーク(米国)滑降2・スーパー大回転 |
| 12月中旬〜年末 | バルディゼール(フランス)、バルガルデナとアルタバディア(イタリア)、マドンナ・ディ・カンピリオ(イタリア)のナイター回転、ボルミオ(イタリア)の滑降・スーパー大回転 | サンモリッツ(スイス)、クーシュベル(フランス)回転、年末はオーストリアで大回転・回転(会場は調整中) |
| 1月 | クランスカ・ゴーラ(スロベニア)、アーデルボーデン(スイス)、ウェンゲン(スイス)、キッツビューエル(オーストリア)、シュラートミング(オーストリア)のナイター、シャモニー(フランス)回転 | フラッハウ(オーストリア)、バルディファッサとコルティナダンペッツォ(イタリア)のスピード系、クロンプラッツ(イタリア)、ヤスナ(スロバキア)、クランスカ・ゴーラ(スロベニア) |
| 2月1日〜14日 | 世界選手権(スイス・クランモンタナ) | 世界選手権(スイス・クランモンタナ) |
| 2月下旬〜3月中旬 | ガルミッシュ・パルテンキルヘン(ドイツ)、ザールバッハ(オーストリア)、クビトフェル(ノルウェー)のスピード系、オーレ(スウェーデン)大回転・回転 | レンツァーハイデ(スイス)スーパー大回転、ガルミッシュ・パルテンキルヘン(ドイツ)滑降、ソルデウ(アンドラ)大回転・回転、ナルビク(ノルウェー)スピード系(予定) |
| 3月20日〜25日 | 最終戦 サンバレー(米国)滑降・スーパー大回転・大回転・回転 | 最終戦 サンバレー(米国)滑降・スーパー大回転・大回転・回転 |
伝統の大会
W杯には、何十年も続く名物の大会があります。1月の男子のウェンゲン(スイス)は「ラウバーホルン」と呼ばれ、W杯でいちばん長い滑降コースとして知られています。翌週のキッツビューエル(オーストリア)は「ハーネンカム」と呼ばれ、急斜面と大ジャンプが続く滑降コース「シュトライフ」は、選手にとって最もこわいコースの一つです。今季は1月22日にスーパー大回転、23日に滑降、24日に回転の予定です。
1月のアーデルボーデン(スイス)の大回転・回転、シュラートミング(オーストリア)のナイターも人気の大会です。シュラートミングは夜の照明の下で行われ、ゴール前の観客席は大勢のファンで埋まります。女子では、1月のコルティナダンペッツォ(イタリア)が伝統のスピード系の大会です。2026年の五輪で女子のアルペン種目が行われた山で、今季は1月15日から17日に滑降2レースとスーパー大回転の予定です。年末のボルミオ(イタリア)は、五輪の男子の会場になったコースで滑降・スーパー大回転が行われます。
世界選手権2027 クランモンタナ
第49回となるアルペンスキー世界選手権は、2027年2月1日から14日まで、スイスのクランモンタナで開かれます。会場は、W杯の女子スピード系でもおなじみのモン・ラショーなどの斜面です。世界選手権はW杯とは別の大会で、種目ごとに金・銀・銅のメダルを争います。W杯のポイントは付きません。
男女とも、滑降、スーパー大回転、大回転、回転が行われます。2025年のザールバッハ大会では、同じ国の2人が滑降と回転を1本ずつ滑る「チーム複合」も行われました。2027年大会の種目ごとの日程は発表待ちです。2週間の大会中に、各国の代表がそれぞれ得意な種目に出場します。
種目としくみ
アルペンスキーは、雪の斜面に立てた旗門(きもん)を順に通りながら滑り降り、タイムの速さを競う競技です。採点はなく、いちばん速い人が勝ちです。旗門を1つでも通らなければ、その時点で記録なしになります。種目は、スピードを競う「スピード系」と、ターンの技術を競う「技術系」に分かれます。
| 種目 | グループ | 滑る回数 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 滑降 | スピード系 | 1本 | いちばん長く速い種目。時速100キロを大きく超え、大きなジャンプもある。本番前に公式練習がある |
| スーパー大回転 | スピード系 | 1本 | 滑降より旗門が多く、ターンがふえる。コースの下見はできるが、練習で滑ることはできない |
| 大回転 | 技術系 | 2本 | 中くらいの大きさのターンを続ける。2本の合計タイムで順位を決める |
| 回転 | 技術系 | 2本 | 旗門の間がいちばん狭く、小さなターンを素早く続ける。2本の合計タイムで決める |
| チーム複合 | 両方 | 1人1本 | 同じ国の2人が組み、1人が滑降、もう1人が回転を滑る。2人のタイムの合計で競う |
W杯のポイントとクリスタルグローブ
W杯では、各レースの30位までにポイントが与えられます。1位は100点、2位は80点、3位は60点、4位は50点、5位は45点で、30位は1点です。シーズン全体のポイントを合計して、全種目を合わせた「総合」と、種目ごとの「種目別」の順位が決まります。
総合の1位には大きなクリスタルのトロフィー(クリスタルグローブ)が、種目別の1位には小さなクリスタルグローブが贈られます。総合優勝は、いくつもの種目で上位に入れる選手が有利です。オーデルマットのように、スピード系と大回転の両方で勝てる選手が強いのはこのためです。最終戦のサンバレーは、その種目のポイント上位の選手などに出場が限られ、ポイントも15位までに与えられます。最終戦で種目別の1位が入れかわることもあります。
日本選手
日本の代表選手は、全日本スキー連盟(SAJ)が選びます。2026/2027シーズンのアルペンの強化指定選手では、男子の小山陽平と相原史郎、女子の前田知沙樹の3人が最上位のAランクです。W杯の各大会に誰が出るかは、大会ごとの発表待ちです。
| 選手 | 所属(強化指定) | 主な種目 | 最近の成績 |
|---|---|---|---|
| 相原史郎 | 小泉スキークラブ(Aランク) | 回転 | 2026年1月のアーデルボーデンの回転で25位に入り、W杯で初めてポイントを獲得。ミラノ・コルティナ五輪の男子回転で20位 |
| 小山陽平 | ベネフィット・ワンスキークラブ(Aランク) | 回転 | 北京五輪代表。2025年11月のW杯回転で28位と22位に入り、3季ぶりにポイントを獲得。2026年1月に左アキレスけん断裂の手術を受け、ミラノ・コルティナ五輪は欠場 |
| 前田知沙樹 | 村瀬組(Aランク) | 回転 | 2025年12月28日、オーストリア・ゼメリングのW杯女子回転で22位に入り、W杯で初めてポイントを獲得 |
| 加藤聖五 | 野沢温泉スキークラブ(Cランク) | アルペン(男子) | 今季のW杯の出場予定は発表待ち |
Bランクには、男子の小山敬之、片山龍馬、鎌田宇朗、富井大作、眞鍋親ノ介、金沢拓、女子の切久保絆、前鼻凛愛、上野香晴、堺麻里杏、澤村玲奈、森下つぼ実が入っています。大学生や高校生も多く、次の世代の選手が世界の大会で経験を積むシーズンになります。
ミラノ・コルティナ五輪での日本
2026年2月のミラノ・コルティナ五輪では、アルペンの日本代表は2人でした。男子回転の相原史郎は、1本目1分00秒83、2本目58秒75の合計1分59秒58で20位に入りました。回転は2本とも完走しないと順位がつかず、途中で旗門を外す選手も多い種目です。その中で、初めての五輪を2本そろえて滑りきりました。女子回転の安藤麻は、途中棄権でした。安藤は平昌から3大会続けて五輪の代表に入った選手で、2026年3月に引退しています。
日本選手の見どころ
日本の男子は、技術系の回転を中心に戦っています。W杯の回転では、1本目の上位30人だけが2本目に進めます。まずは2本目に進み、ポイントを取ることが目標です。相原は、昨季に初めてポイントを取ったアーデルボーデン(1月10日に回転)が楽しみな大会です。小山は、大けがのあとの実戦復帰がいつになるかに注目です。男子回転の最初のW杯は11月15日のレビ、女子回転の最初は11月14日のレビです。
世界のトップ選手
2025-26シーズンに種目別や総合で1位になった選手と、五輪の金メダリストを中心にまとめました。
| 選手 | 国 | 2025-26シーズンのおもな成績 |
|---|---|---|
| マルコ・オーデルマット | スイス | W杯総合優勝(5年連続)、滑降・スーパー大回転の種目別1位、五輪大回転で銀メダル |
| ルカス・ピニェイロブローテン | ブラジル | 大回転の種目別1位、総合でオーデルマットを追う、五輪大回転で金メダル(ブラジル初の冬季五輪メダル) |
| アトレ・リー・マクグラス | ノルウェー | 回転の種目別1位 |
| フランヨ・フォンアルメン | スイス | 五輪で滑降・スーパー大回転・チーム複合の金メダル3個 |
| ロイク・メイヤール | スイス | 五輪男子回転で金メダル |
| ミカエラ・シフリン | 米国 | W杯総合優勝(6回目)、回転の種目別1位、五輪回転で金メダル |
| エマ・アイヒャー | ドイツ | W杯総合2位 |
| ユリア・シャイブ | オーストリア | 大回転の種目別1位 |
| ラウラ・ピロバノ | イタリア | 滑降の種目別1位 |
| ソフィア・ゴッジャ | イタリア | スーパー大回転の種目別1位 |
| フェデリカ・ブリニョネ | イタリア | 五輪でスーパー大回転・大回転の2冠 |
男子の総合争いは、オーデルマットを、大回転と回転の両方で上位に入るピニェイロブローテンが追う形が続いています。ピニェイロブローテンはスピード系には出ないため、ポイントの差は開きやすくなります。女子は、技術系のシフリンと、スピード系も技術系も滑るアイヒャーの争いが注目です。
テレビ・配信
日本では、J SPORTSがアルペンスキーW杯2026/27を放送・配信します。J SPORTSは「回転・大回転は全戦配信、滑降・スーパー大回転は注目大会を放送・配信」と案内しています。ネットで見るときはJ SPORTSオンデマンドを使います。
案内に載っている主な予定は、次のとおりです。10月25日(日)のゼルデン男子大回転は、テレビの生中継が午後5時45分から午後11時まで、配信は午後5時45分から翌午前1時までです。11月15日(日)のレビ男子回転、11月22日(日)のグルグル男子回転も、生中継と配信が予定されています。11月28日(土)のコッパーマウンテン男子スーパー大回転は、配信のみで日本時間の深夜から朝にかけての予定です。女子の各大会の放送予定は、J SPORTSの番組表で確かめてください。放送・配信の予定は変わることがあります。
初めて見る人向けの見方
- タイムは100分の1秒まで:トップ争いは0.01秒の差で決まることもあります。同じタイムなら同じ順位です。
- 大回転・回転は2本の合計:1本目と2本目のタイムを足した合計で順位が決まります。1本目で大きく遅れると、2本目で取り返すのは大変です。
- 2本目は1本目の30位から先に滑る:2本目に進めるのは1本目の上位30人で、ふつうは1本目の30位の選手から逆の順番でスタートします。1本目のトップが最後に滑るので、最後の1人がゴールするまで勝負は分かりません。
- 旗門を外すと記録なし:旗門を1つでも通らなかったり、転んでゴールできなかったりすると、記録が残りません。トップの選手が攻めすぎて途中で消えることもあります。
- 中間計時の色を見る:コースの途中にタイムを計る場所があります。テレビ画面では、トップより速いと緑、遅いと赤で表示されることが多く、どこで差がついたかが分かります。
- スピード系は姿勢、技術系はターン:滑降では体を小さく丸めて空気の抵抗をへらす姿勢に、回転では板をずらさずに雪に細い線を描くターンに注目すると、うまさが分かります。
- ゼッケン順にも意味がある:1本目は、ポイント上位の選手が前のほうの番号で滑ります。後ろの番号の選手が上位に入ると、大きな番狂わせとして話題になります。
日本時間の目安
ヨーロッパの大会は、10月25日以降の冬の時間では日本との時差が8時間です。北米の大会は、場所によって日本と14〜16時間の時差があります。実際の開始時刻は大会ごとに違うので、目安として見てください。
| 開催地 | 現地の開始時刻の例 | 日本時間の目安 |
|---|---|---|
| ヨーロッパ(昼の大会) | 午前10時 | 同じ日の午後6時ごろ |
| ヨーロッパ(回転の2本目) | 午後1時ごろ | 同じ日の午後9時ごろ |
| ヨーロッパ(ナイター回転) | 午後6時前後と午後9時前後 | 翌日の午前2時ごろと午前5時ごろ |
| 米国コロラド州(ビーバークリークなど) | 午前10時 | 翌日の午前2時ごろ |
| 米国東部・カナダ東部(キリントン・トランブラン) | 午前10時 | 翌日の午前0時ごろ |
日本からは、ヨーロッパの昼の大会は夕方から夜に、北米の大会やナイター回転は深夜から明け方に見ることになります。見逃したときは、配信の見逃し視聴が便利です。
解説の出典
- 2026–27 FIS Alpine Ski World Cup(ウィキペディア英語版・日程)
- 2025–26 FIS Alpine Ski World Cup(ウィキペディア英語版・昨季の種目別優勝者)
- Snowbrains: Provisional 2026-27 Alpine World Cup Calendar Sees 21 Races in North America
- PlanetSKI: Provisional Calendar for 2026/27 Alpine Ski Racing Unveiled
- FIS アルペン世界選手権2027 クランモンタナの開催決定
- MySwitzerland: Crans-Montana 2027
- Flashscore: Marco Odermatt claims men's overall World Cup title for fifth year in a row
- The News(AFP): Shiffrin wins overall World Cup title for sixth time
- 全日本スキー連盟 SAJ強化指定選手 2026/2027 アルペン
- 北海道新聞 小山陽平が左アキレスけん断裂(2026年1月)
- 北海道新聞 前田知沙樹22位、初のW杯得点 アルペン女子回転第5戦
- 北海道新聞 アルペン安藤麻さん、故郷・旭川で引退報告
- 2026年ミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックの日本選手団(ウィキペディア)
- Alpine skiing at the 2026 Winter Olympics(ウィキペディア英語版)
- J SPORTS: スキー・スノーボード(アルペンスキー FIS ワールドカップ 2026/27)
アルペンスキーの種目・ルール・歴史は競技のページへ。ほかの冬の競技の日程・最近の結果もどうぞ。
競技の情報の確認日:2026-10-16・大会の情報の確認日:2026-10-17。日程は開催地の日付です。変更があるため、出かける前・見る前に公式の案内をご確認ください。