ノルディック複合 ワールドカップ2026-27の日程・日本選手|2030年五輪除外後のシーズン

ノルディック複合 ワールドカップ2026-27の日程・日本選手|2030年五輪除外後のシーズン
NORDIC COMBINED 2026-27

ノルディック複合
2026-27シーズン

ノルディック複合のW杯は2026年11月26日、フィンランドのルカで開幕します。IOCが7月7日に2030年五輪からの除外を決めてから最初のシーズンで、2月25日からはスウェーデンのファルンで世界選手権が開かれます。日本は、渡部暁斗の引退と山本涼太のジャンプ転向で男子が新しい顔ぶれになり、前のシーズンにW杯総合5位だった葛西優奈ら女子の活躍に期待がかかります。

ノルディック複合2026-27シーズンの日程(これからの大会)

日程(現地) 大会 開催地 案内
11月26日(木)〜29日(日) FIS ノルディック複合 ワールドカップ
男子
ルカ(フィンランド) 公式の案内
12月3日(木)〜6日(日) FIS ノルディック複合 ワールドカップ
男女
トロンハイム(ノルウェー) 公式の案内
12月10日(木)〜13日(日) FIS ノルディック複合 ワールドカップ
男女
バル・ディ・フィエンメ(イタリア) 公式の案内
12月17日(木)〜20日(日) FIS ノルディック複合 ワールドカップ
男女
ラムザウ(オーストリア) 公式の案内
1月8日(金)〜10日(日) FIS ノルディック複合 ワールドカップ
男女
クリンゲンタール(ドイツ) 公式の案内
1月14日(木)〜17日(日) FIS ノルディック複合 ワールドカップ
男女
オテパー(エストニア) 公式の案内
1月22日(金)〜24日(日) FIS ノルディック複合 ワールドカップ
男女
ショーナッハ(ドイツ) 公式の案内
1月28日(木)〜31日(日) FIS ノルディック複合 ワールドカップ
男女
ゼーフェルト(オーストリア) 公式の案内
2月4日(木)〜6日(土) FIS ノルディック複合 ワールドカップ
男女
レークプラシッド(米国) 公式の案内
2月11日(木)〜13日(土) FIS ノルディック複合 ワールドカップ
男女
ラハティ(フィンランド) 公式の案内
2月25日(木)〜3月6日(土) FIS ノルディック複合 世界選手権
男女
ファルン(スウェーデン) 公式の案内
3月11日(木)〜13日(土) FIS ノルディック複合 ワールドカップ
男女
オスロ(ノルウェー) 公式の案内

日付は開催地の日付です。日本で見るときは、放送・配信の時刻を番組表で確かめてください。日程は毎日、競技団体の公式発表から更新しています。

今季の結果

日付(現地) 大会 上位(表彰台) 出典
8月23日(日) FIS ノルディック複合 グランプリ 女子 個人コンパクト ラージヒル/5 km 1位 エマ・ボラウシェク(スロベニア)
2位 ナタリー・アームブルスター(ドイツ)
3位 カタリナ・グルーバー(オーストリア)
公式結果
8月23日(日) FIS ノルディック複合 グランプリ 男子 個人コンパクト ラージヒル/7.5 km 1位 マヌエル・ファイスト(ドイツ)
2位 リヒャルト・シュテンツェル(ドイツ)
3位 ダビド・マッハ(ドイツ)
公式結果
8月22日(土) FIS ノルディック複合 グランプリ 女子 個人グンダーセン ラージヒル/5 km 1位 カタリナ・グルーバー(オーストリア)
2位 ナタリー・アームブルスター(ドイツ)
3位 エマ・ボラウシェク(スロベニア)
公式結果
8月22日(土) FIS ノルディック複合 グランプリ 男子 個人グンダーセン ラージヒル/10 km 1位 ファビオ・オーバーマイヤー(オーストリア)
2位 ダビド・マッハ(ドイツ)
3位 リヒャルト・シュテンツェル(ドイツ)
公式結果
8月19日(水) FIS ノルディック複合 グランプリ 女子 個人コンパクト ラージヒル/5 km 1位 イーダマリー・ハーゲン(ノルウェー)
2位 ナタリー・アームブルスター(ドイツ)
3位 エマ・ボラウシェク(スロベニア)
公式結果
8月19日(水) FIS ノルディック複合 グランプリ 男子 個人コンパクト ラージヒル/10 km 1位 シュテファン・レッテンエッガー(オーストリア)
2位 イェンスルロース・オフテブロ(ノルウェー)
3位 ビンツェンツ・ガイガー(ドイツ)
公式結果
8月16日(日) FIS ノルディック複合 グランプリ 女子 個人コンパクト ラージヒル/5 km 1位 エマ・ボラウシェク(スロベニア)
2位 イーダマリー・ハーゲン(ノルウェー)
3位 カタリナ・グルーバー(オーストリア)
公式結果
8月16日(日) FIS ノルディック複合 グランプリ 男子 個人コンパクト ラージヒル/10 km 1位 イェンスルロース・オフテブロ(ノルウェー)
2位 エイナルルロース・オフテブロ(ノルウェー)
3位 シュテファン・レッテンエッガー(オーストリア)
公式結果
8月15日(土) FIS ノルディック複合 グランプリ 男子 個人グンダーセン ラージヒル/10 km 1位 イェンスルロース・オフテブロ(ノルウェー)
2位 エイナルルロース・オフテブロ(ノルウェー)
3位 シュテファン・レッテンエッガー(オーストリア)
公式結果
8月15日(土) FIS ノルディック複合 グランプリ 女子 個人グンダーセン ラージヒル/5 km 1位 イーダマリー・ハーゲン(ノルウェー)
2位 アレクサ・ブラベック(米国)
3位 カタリナ・グルーバー(オーストリア)
公式結果

今季の見どころ

2026-27シーズンは、2030年の五輪からノルディック複合が外されると決まったあとの、最初のシーズンです。それでもW杯と世界選手権は、これまでどおり行われます。W杯は11月26〜29日、フィンランドのルカで男子から始まります。女子は12月3〜6日のノルウェー・トロンヘイム大会から登場します。最終戦は3月11〜13日のノルウェー・オスロ大会です。

前のシーズンの男子W杯は、オーストリアのヨハネス・ランパルターが総合優勝しました。2位はノルウェーのイェンスルロース・オフテブロ、3位はその兄のエイナルルロース・オフテブロです。イェンスルロース・オフテブロはミラノ・コルティナ五輪で3つの金メダルを取りました。女子の総合優勝はノルウェーのイーダマリー・ハーゲンで、2位はアメリカのアレクサ・ブラベック、3位はフィンランドのミンヤ・コルホネンでした。今季も、この顔ぶれを中心に優勝争いが進みそうです。

2030年五輪からの除外とは

国際オリンピック委員会(IOC)は2026年7月7日の理事会で、2030年のフランス・アルプス冬季五輪でノルディック複合を行わないと決めました。複合は、1924年の第1回冬季五輪からずっと続いてきた競技です。

報道によると、理由は大きく2つです。1つは、世界での広まりや人気が伸びなかったこと。もう1つは、五輪に女子の種目がなく、男女平等の面で課題とされたことです。全日本スキー連盟(SAJ)の河野孝典競技本部長は、FISは改善に取り組んだものの、ミラノ・コルティナ五輪の時点では足りなかったと説明しました。7月8日の会見では「残念の一言です」と話しています。

この決定は、選手の進路にも影響しています。五輪代表だった山本涼太は7月16日、今季から五輪で行われるジャンプに転向すると発表しました。2022年に日本女子で初めて複合のW杯で優勝した中村安寿も、2025-26シーズンからジャンプに本格的に転向し、2030年の五輪をめざしています。北海道新聞は、複合の強豪国だった日本で、競技を続けられるのかという危機感が広がっていると伝えました。

日本代表と注目選手

W杯に出る日本代表は、開幕前にSAJが決めます。ここでは、前のシーズンの実績をもとに、日本の状況を紹介します。

男子

前のシーズンの五輪代表は、渡部暁斗、山本涼太、谷地宙(JAL)の3人でした。五輪の個人ノーマルヒルでは、渡部が11位、山本が15位、谷地が23位でした。このうち渡部は2025-26シーズンかぎりで引退し、山本はジャンプに移りました。日本の男子は、長く世界と戦ってきた2人がいなくなり、新しいチームで戦うシーズンになります。前のシーズンの男子の国別ランキング(ネーションズカップ)で、日本は5位でした。

女子

  • 葛西優奈: 前のシーズンはW杯で総合5位に入りました。2026年1月のW杯では2位で表彰台に立っています。2025年にノルウェーのトロンヘイムで開かれた世界選手権では、マススタート方式の個人ノーマルヒルで金メダルを取りました。
  • 葛西春香: 優奈の双子の妹です。2025年の世界選手権の同じ種目で銅メダルを取りました。2人とも札幌市の出身です。

女子は五輪の種目にはありませんが、W杯と世界選手権で世界一を争えます。日本の複合の中で、今いちばん世界の頂点に近いのが女子です。

主な大会

W杯の前半

開幕のルカ大会(11月26〜29日)は男子だけです。12月は、ノルウェーのトロンヘイム(3〜6日)、イタリアのバルディフィエンメ(10〜13日)、オーストリアのラムサウ(17〜20日)と、毎週末に大会が続きます。

W杯の後半

年明けは、ドイツのクリンゲンタール(1月8〜10日)から再開します。エストニアのオテパー大会(1月14〜17日)では、男女それぞれでマススタート、グンダーセン、コンパクトの3つの形式のレースが組まれています。このあと、ドイツのショーナッハ(1月22〜24日)、オーストリアのゼーフェルト(1月28〜31日)、アメリカのレークプラシッド(2月4〜6日)、フィンランドのラハティ(2月11〜13日)と続きます。今季のW杯の日程に、日本の会場はありません。

ファルン世界選手権

世界選手権は2月25日〜3月6日、スウェーデンのファルンで開かれます。FISの日程では、複合は次の7種目です。

日付(現地) 種目
2月25日 女子 個人グンダーセン ノーマルヒル(5キロ)
2月26日 男女混合の団体 ノーマルヒル
2月27日 男子 個人コンパクト ノーマルヒル(7.5キロ)
2月28日 女子 団体スプリント ノーマルヒル(2人×4.5キロ)
3月3日 女子 個人コンパクト ラージヒル(5キロ)
3月4日 男子 団体スプリント ラージヒル(2人×7.5キロ)
3月6日 男子 個人グンダーセン ラージヒル(10キロ)

女子は個人2種目に加えて、2人1組で戦う団体スプリントもあります。葛西姉妹がそろって出れば、日本にとって大きなチャンスになります。

最終戦はオスロ

世界選手権のあとは、3月11〜13日のノルウェー・オスロ大会でシーズンを終えます。会場のホルメンコーレンは、長い歴史を持つ伝統の舞台です。

テレビ・配信で見るには

複合のW杯は、これまでCS放送のJ SPORTSや、ネット配信のJ SPORTSオンデマンドで中継されたことがあります(2023年1月のゼーフェルト大会など)。今季の番組の予定は、各サービスの番組表で確かめてください。レースの結果は、FISの公式サイトですぐに見られます。

夏のグランプリの振り返り

夏のグランプリは8月に、オーストリアのビショフスホーフェン(15・16日)、ドイツのオーベルストドルフ(19日)、フランスのショーヌーブ(22・23日)で行われました。FISの結果表に、日本選手の名前はありませんでした。

男子は、イェンスルロース・オフテブロがビショフスホーフェンで2連勝しました。2戦とも兄のエイナルルロース・オフテブロが2位で、兄弟で1位と2位を分け合いました。オーベルストドルフでは、オーストリアのシュテファン・レッテンエッガーが勝ちました。ショーヌーブの2戦は、オーストリアとドイツの選手が1勝ずつでした。

女子は、前のシーズンの総合女王イーダマリー・ハーゲンが2勝しました。スロベニアのエマ・ボラウシェクも2勝し、オーストリアのカタリナ・グルーバーが1勝しました。ドイツのナタリー・アームブルスターは、3回の2位に入りました。

よくある質問

ノルディック複合は、もう五輪で見られないのですか?

2030年のフランス・アルプス冬季五輪では行われません。IOCが2026年7月7日に決めました。2026年のミラノ・コルティナ五輪までは、ずっと行われてきました。

W杯や世界選手権はなくなるのですか?

なくなりません。2026-27シーズンもW杯は11月26日に開幕し、2027年2月25日からはファルンで世界選手権が開かれます。

女子の大会はありますか?

あります。W杯は12月のトロンヘイム大会から女子も始まります。世界選手権では、女子の個人2種目と団体スプリントが予定されています。

今季、日本でW杯はありますか?

今季のW杯の日程に、日本の会場は入っていません。

山本涼太はどうなったのですか?

2026年7月16日に、ジャンプへの転向を発表しました。この秋は、ジャンプの国内大会で3位に入るなど結果を出しています。

解説の出典

ノルディック複合の種目・ルール・歴史は競技のページへ。ほかの冬の競技の日程・最近の結果もどうぞ。

競技の情報の確認日:2026-10-16・大会の情報の確認日:2026-10-17。日程は開催地の日付です。変更があるため、出かける前・見る前に公式の案内をご確認ください。

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