2026-27シーズン
スキージャンプのW杯は2026年11月20日、ノルウェーのリレハンメルで開幕します。今季は女子のジャンプ週間が初めて行われ、1月には山形・蔵王と札幌でW杯、2月25日からはスウェーデンのファルンで世界選手権があります。日本は五輪メダリストの二階堂蓮・丸山希、W杯総合2位の小林陵侑に加え、夏のグランプリで勝ちを重ねた中村直幹、今季かぎりで引退する伊藤有希に注目です。
スキージャンプ2026-27シーズンの日程(これからの大会)
| 日程(現地) | 大会 | 開催地 | 案内 |
|---|---|---|---|
| 10月24日(土)〜25日(日) | FIS スキージャンプ グランプリ 男女 |
クリンゲンタール(ドイツ) | 公式の案内 |
| 11月20日(金)〜22日(日) | FIS スキージャンプ ワールドカップ 男女 |
リレハンメル(ノルウェー) | 公式の案内 |
| 11月28日(土)〜29日(日) | FIS スキージャンプ ワールドカップ 男子 |
ルカ(フィンランド) | 公式の案内 |
| 11月28日(土)〜29日(日) | FIS スキージャンプ ワールドカップ 女子 |
ヒンツェンバッハ(オーストリア) | 公式の案内 |
| 12月4日(金)〜6日(日) | FIS スキージャンプ ワールドカップ 男女 |
ビスワ(ポーランド) | 公式の案内 |
| 12月11日(金)〜13日(日) | FIS スキージャンプ ワールドカップ 男女 |
ティティゼー・ノイシュタット(ドイツ) | 公式の案内 |
| 12月18日(金)〜20日(日) | FIS スキージャンプ ワールドカップ 男女 |
エンゲルベルク(スイス) | 公式の案内 |
| 12月28日(月)〜29日(火) | FIS スキージャンプ ワールドカップ 男女 |
オーベルストドルフ(ドイツ) | 公式の案内 |
| 2026年12月29日(火)〜2027年1月6日(水) | FIS スキージャンプ ワールドカップ 男女 |
ジャンプ週間(ドイツ・オーストリアの4会場) | 公式の案内 |
| 2026年12月31日(木)〜2027年1月1日(金) | FIS スキージャンプ ワールドカップ 男女 |
ガルミッシュ・パルテンキルヘン(ドイツ) | 公式の案内 |
| 1月2日(土)〜3日(日) | FIS スキージャンプ ワールドカップ 男女 |
インスブルック(オーストリア) | 公式の案内 |
| 1月5日(火)〜6日(水) | FIS スキージャンプ ワールドカップ 男女 |
ビショフスホーフェン(オーストリア) | 公式の案内 |
| 1月9日(土)〜10日(日) | FIS スキージャンプ ワールドカップ 女子 |
リュブノ(スロベニア) | 公式の案内 |
| 1月15日(金)〜16日(土) | FIS スキージャンプ ワールドカップ 女子 |
張家口(中国) | 公式の案内 |
| 1月15日(金)〜17日(日) | FIS スキージャンプ ワールドカップ 男子 |
ザコパネ(ポーランド) | 公式の案内 |
| 1月19日(火)〜20日(水) | FIS スキージャンプ ワールドカップ 女子 |
蔵王(日本) | 公式の案内 |
| 1月22日(金)〜24日(日) | FIS スキージャンプ ワールドカップ 男女 |
札幌(日本) | 公式の案内 |
| 1月29日(金)〜31日(日) | FIS スキージャンプ ワールドカップ 男女 |
ヴィリンゲン(ドイツ) | 公式の案内 |
| 2月5日(金)〜7日(日) | FIS スキージャンプ ワールドカップ 男女 |
レークプラシッド(米国) | 公式の案内 |
| 2月11日(木)〜14日(日) | FIS スキージャンプ ワールドカップ 男女 |
ラハティ(フィンランド) | 公式の案内 |
| 2月18日(木)〜21日(日) | FIS スキージャンプ ワールドカップ 男女 |
ビケルスン(ノルウェー) | 公式の案内 |
| 2月20日(土)〜21日(日) | FIS スキージャンプ ワールドカップ 女子 |
フィラッハ(オーストリア) | 公式の案内 |
| 2月25日(木)〜3月7日(日) | FIS スキージャンプ 世界選手権 男女 |
ファルン(スウェーデン) | 公式の案内 |
| 3月13日(土)〜14日(日) | FIS スキージャンプ ワールドカップ 男女 |
オスロ(ノルウェー) | 公式の案内 |
| 3月18日(木)〜21日(日) | FIS スキージャンプ ワールドカップ 男女 |
プラニツァ(スロベニア) | 公式の案内 |
日付は開催地の日付です。日本で見るときは、放送・配信の時刻を番組表で確かめてください。日程は毎日、競技団体の公式発表から更新しています。
今季の結果
| 日付(現地) | 大会 | 上位(表彰台) | 出典 |
|---|---|---|---|
| 9月20日(日) | FIS スキージャンプ グランプリ 女子 個人ノーマルヒル | 1位 アンナ・トファルドシュ(ポーランド) 2位 曾坪(中国) 3位 エマ・クリネツ(スロベニア) |
公式結果 |
| 9月20日(日) | FIS スキージャンプ グランプリ 男子 個人ノーマルヒル | 1位 ジェイソン・コルビー(米国) 2位 パベウ・ボンセク(ポーランド) 3位 ダニル・ワシリエフ(カザフスタン) |
公式結果 |
| 9月19日(土) | FIS スキージャンプ グランプリ 男子 個人ノーマルヒル | 1位 中村直幹(日本) 2位 ジェイソン・コルビー(米国) 3位 クリストッフェルエリクセン・スンダル(ノルウェー) |
公式結果 |
| 9月19日(土) | FIS スキージャンプ グランプリ 女子 個人ノーマルヒル | 2位 宮嶋林湖(日本) ほかの順位は公式結果で |
公式結果 |
| 8月9日(日) | FIS スキージャンプ グランプリ 女子 個人ラージヒル | 1位 伊藤有希(日本) 2位 セリーナ・フライターク(ドイツ) 3位 曾坪(中国) |
公式結果 |
| 8月9日(日) | FIS スキージャンプ グランプリ 男子 個人ラージヒル | 1位 ダニエル・チョフェニク(オーストリア) 2位 フィリップ・ライムント(ドイツ) 3位 シュテファン・クラフト(オーストリア) |
公式結果 |
| 8月8日(土) | FIS スキージャンプ グランプリ 女子 個人ラージヒル | 1位 アンナオディネ・ストレム(ノルウェー) 2位 伊藤有希(日本) 3位 イングビルシンネーベ・ミッツコーゲン(ノルウェー) |
公式結果 |
| 8月8日(土) | FIS スキージャンプ グランプリ 男子 個人ラージヒル | 1位 ダニエル・チョフェニク(オーストリア) 2位 フィリップ・ライムント(ドイツ) 3位 中村直幹(日本) |
公式結果 |
| 8月2日(日) | FIS スキージャンプ グランプリ 女子 個人ラージヒル | 1位 ニカ・ボダン(スロベニア) 2位 伊藤有希(日本) 3位 シリエ・オプセット(ノルウェー) |
公式結果 |
| 8月2日(日) | FIS スキージャンプ グランプリ 男子 個人ラージヒル | 1位 中村直幹(日本) 2位 カイマル・バグル(エストニア) 3位 ロク・オブラク(スロベニア) |
公式結果 |
| 8月1日(土) | FIS スキージャンプ グランプリ 女子 個人ラージヒル | 1位 エマ・クリネツ(スロベニア) 2位 シリエ・オプセット(ノルウェー) 3位 ジョセフィーヌ・パニエ(フランス) |
公式結果 |
| 8月1日(土) | FIS スキージャンプ グランプリ 男子 個人ラージヒル | 1位 中村直幹(日本) 2位 マルコ・ウェルゲッター(オーストリア) 3位 グレゴール・デシュワンデン(スイス) |
公式結果 |
今季の見どころ
2026-27シーズンは、ミラノ・コルティナ五輪の次のシーズンです。W杯は11月20日にノルウェーのリレハンメルで開幕し、3月18日からのスロベニア・プラニツァ大会で幕を閉じます。シーズンの途中、2月25日からはスウェーデンのファルンでノルディックスキー世界選手権が開かれます。
いちばんの話題は、女子のジャンプ週間が初めて行われることです。ジャンプ週間は年末年始にドイツとオーストリアで4大会を続けて行う、ジャンプでもっとも伝統のある戦いです。男子は今回が75回目で、そこに女子が加わります。
前のシーズンは、スロベニアのドメン・プレブツが男子のW杯総合優勝とジャンプ週間の総合優勝を果たしました。女子は妹のニカ・プレブツが総合優勝しました。日本勢は、男子で小林陵侑が総合2位、二階堂蓮が総合4位。女子は丸山希が総合2位、高梨沙羅が総合9位でした。強いプレブツ兄妹に、日本勢がどこまで迫れるかが今季の大きな見どころです。
日本代表と注目選手
W杯に出る日本代表は、開幕前に全日本スキー連盟(SAJ)が決めます。ここでは、前のシーズンの実績と、この夏から秋の様子をもとに注目の選手を紹介します。
男子
- 二階堂蓮(日本ビール): 五輪で銀1個・銅2個のメダルを取りました。前のシーズンはジャンプ週間のインスブルック大会で優勝し、W杯総合4位。10月17日のUHB杯(札幌・大倉山)では、ヒルサイズを超える143メートルと142メートルを飛んで優勝しました。
- 小林陵侑(チームROY): W杯の総合優勝2回の実力者です。前のシーズンはリレハンメルとエンゲルベルクで勝ち、総合2位でした。8月22日のサマージャンプ蔵王大会で優勝しています。
- 中村直幹: 夏のグランプリで3勝しました。9月中旬には、グランプリ総合首位のしるしの「イエロービブ」を着けていました。前のシーズンの札幌大会では2位に入っています。
- 山本涼太(長野日野自動車): ノルディック複合の五輪代表でした。2030年の五輪で複合が行われないことが決まり、7月16日にジャンプへの転向を発表しました。サマージャンプ蔵王大会とUHB杯で、ともに3位に入っています。
女子
- 丸山希(北野建設): 前のシーズンはW杯の開幕から3連勝するなど6勝し、総合2位。五輪では女子ノーマルヒルで銅メダルを取りました。10月17日のUHB杯でも優勝しています。
- 高梨沙羅: W杯で通算60勝を超える勝利を挙げてきた第一人者です。8月のグランプリ・クールシュベル大会にも出場しました。
- 伊藤有希(土屋ホーム): 2026年3月のオスロ大会でW杯10勝目を挙げました。そのあと、2026-27シーズンかぎりでの引退を表明しています。夏はグランプリで1勝、サマージャンプ蔵王大会でも優勝し、UHB杯は2位でした。最後のシーズンの戦いぶりに注目です。
- 勢藤優花(オカモトグループ): 五輪の代表です。「2027年の世界選手権に出ることを目標にしたい」と話し、現役を続けると決めました。夏は札幌のサマー大会で3連勝しました。
主な大会
開幕はリレハンメル
W杯は11月20〜22日、ノルウェーのリレハンメルで男女そろって始まります。前のシーズンは、この会場で小林陵侑と丸山希がそろって勝ちました。11月末は、男子がフィンランドのルカ、女子がオーストリアのヒンツェンバッハと、男女で別の会場に分かれます。
ジャンプ週間(男子は75回目、女子は初めて)
男子は、ドイツのオーベルストドルフ(12月29日)、ガルミッシュ・パルテンキルヘン(1月1日)、オーストリアのインスブルック(1月3日)、ビショフスホーフェン(1月6日)の4大会です。4大会の合計得点で総合優勝を決めます。
女子は、同じ4つの会場で、男子の前の日に飛びます。オーベルストドルフが12月28日、ガルミッシュ・パルテンキルヘンが12月31日、インスブルックが1月2日、ビショフスホーフェンが1月5日です。女子も4大会の合計得点で総合優勝を決めます。FISは2026年5月に女子の開催を正式に決めました。インスブルックのジャンプ台に照明が付き、夜の大会ができるようになったことが実現のきっかけです。なお、ガルミッシュ・パルテンキルヘンの大会には、FISの日程に「資金面の理由で未確定」という注記が付いていました。最新の日程は上の表で確かめてください。
日本の大会(蔵王・札幌)
1月中旬、女子は中国の張家口(1月15・16日)のあと日本に来ます。山形市の蔵王ジャンプ台(ヒルサイズ102メートルのノーマルヒル)で、1月19・20日に女子の個人戦が行われます。前のシーズンは、丸山希がこの蔵王で優勝しました。
続いて1月22〜24日は、札幌市の大倉山ジャンプ競技場(ヒルサイズ137メートルのラージヒル)です。10月時点のFISの日程では、22日に女子の個人戦、23日に男女の混合団体と男子の個人戦、24日に男子の個人戦が組まれています。前のシーズンの札幌大会では、中村直幹と二階堂蓮が2位と3位、小林陵侑が2位に入りました。
後半戦と最終戦
2月は、ドイツのビリンゲン(1月29〜31日)のあと、アメリカのレークプラシッド(2月5〜7日)、フィンランドのラハティ(2月11〜14日)と続きます。2月18〜21日はノルウェーのビケルスンで、200メートルを超える大ジャンプが見られるフライングヒルの大会です。世界選手権のあとは、オスロ(3月13・14日)とプラニツァ(3月18〜21日)でシーズンを締めくくります。
ファルン世界選手権
世界選手権は2月25日にスウェーデンのファルンで開幕します。FISの日程では、ジャンプは女子ノーマルヒルが2月26日、混合団体が2月27日、男子ノーマルヒルが2月28日です。後半は男子団体が3月4日、女子ラージヒルが3月5日、男子ラージヒルが3月6日に予定されています。勢藤優花が目標に挙げた大会で、日本は五輪に続くメダルをねらいます。
テレビ・配信で見るには
前のシーズンのW杯は、CS放送のJ SPORTSや、ネット配信のJ SPORTSオンデマンド、ABEMA de J SPORTSで中継・配信されました(2026年3月のビケルスン大会など)。今季の番組の予定は、各サービスの番組表で確かめてください。ヨーロッパの大会は、日本時間の夜おそくから明け方にかけて行われることが多いです。
夏のグランプリの振り返り
夏のグランプリは、プラスチックのマットを敷いたジャンプ台で行われます。今年はポーランドのビスワ、フランスのクールシュベル、ルーマニアのラスノフを回り、最終戦は10月24・25日のドイツ・クリンゲンタールです。
男子でいちばん目立ったのは中村直幹です。8月1日と2日のビスワ大会で2連勝しました。8日のクールシュベル大会で3位に入り、9月19日のラスノフ大会(ノーマルヒル)でも優勝しました。クールシュベルではオーストリアのダニエル・チョフェニクが2連勝し、ラスノフの2戦目はアメリカのジェイソン・コルビーが勝ちました。
女子は伊藤有希が好調でした。8月2日のビスワ大会で2位、8日のクールシュベル大会で2位に入り、9日のクールシュベル大会で優勝しました。9月19日のラスノフ大会では、宮嶋林湖が2位に入りました。ラスノフではポーランドのアンナ・トファルドシュが2連勝しました。
二階堂蓮、丸山希、小林陵侑の3人は、グランプリの結果表に名前がありません。国内のサマー大会などで調子を上げ、冬のW杯に備えています。
よくある質問
W杯はいつ、どこで始まりますか?
2026年11月20〜22日に、ノルウェーのリレハンメルで男女そろって開幕します。最終戦は3月18〜21日のスロベニア・プラニツァ大会です。
日本で見られるW杯はありますか?
あります。山形市の蔵王で1月19・20日に女子の個人戦、札幌市の大倉山で1月22〜24日に男女の大会が予定されています。
女子のジャンプ週間とは何ですか?
男子と同じ4つの会場で、男子の前の日に飛ぶ女子の大会です。今季が初めての開催で、4大会の合計得点で総合優勝を決めます。
世界選手権はいつですか?
2027年2月25日から、スウェーデンのファルンで開かれます。ジャンプの最初の種目は、2月26日の女子ノーマルヒルの予定です。
伊藤有希は今季で引退するのですか?
はい。2026年6月に、2026-27シーズンかぎりで引退すると表明しました。W杯通算10勝のベテランにとって、最後のシーズンになります。
解説の出典
- FIS スキージャンプ W杯 札幌大会の日程
- FIS ノルディックスキー世界選手権2027 ファルン(ジャンプ)の日程
- FIS 女子のジャンプ週間の開催決定(英語)
- ジャンプ週間 インスブルックの照明と女子大会(英語)
- 2026–27 FIS Ski Jumping World Cup(ウィキペディア英語版)
- 2025–26 FIS Ski Jumping World Cup(ウィキペディア英語版)
- FIS グランプリ ビスワ大会 男子の結果
- 北海道新聞 二階堂蓮がヒルサイズ超え2本で優勝 女子も丸山希が優勝 UHB杯
- 北海道新聞 GP2連勝の中村選手 イエロービブの秘話
- 北海道新聞 伊藤有希 引退決断「迷いなかった」
- 北海道新聞 勢藤優花が現役続行「27年世界選手権出る」
- 熊本日日新聞(共同) 小林陵侑、伊藤有希が優勝 サマージャンプ蔵王大会
- 熊本日日新聞(共同) 複合の山本涼太がジャンプ転向
- スポカレ スキージャンプW杯 ビケルスン大会の配信
スキージャンプの種目・ルール・歴史は競技のページへ。ほかの冬の競技の日程・最近の結果もどうぞ。
競技の情報の確認日:2026-10-16・大会の情報の確認日:2026-10-17。日程は開催地の日付です。変更があるため、出かける前・見る前に公式の案内をご確認ください。